呼び径
呼び径(よびけい)とは、配管や管材の寸法を表す呼称で、実際の内径や外径とは異なる「便宜上の基準寸法」です。建築分野では給排水・空調・ガスなどの配管設計において広く使用されており、設計図や仕様書、施工現場での部材選定に欠かせない指標となっています。
たとえば「呼び径20A」と記載されていても、実際の管の外径は管種によって異なり、必ずしも20mmであるとは限りません。これはJIS規格などに基づいて定められており、異なる材質や規格の管材同士を接続する際には、呼び径と実寸の違いを理解しておくことが重要です。呼び径は、設計者・施工者・メーカー間で寸法の共通認識を持つための便利な仕組みであり、円滑な施工や部材の整合性を保つうえで非常に役立ちます。
工法・構造に関する用語
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- 方立
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<監修>
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塩野 良 (しおの まこと)
- ■資格
- 一級建築士、管理建築士
1979年生まれ。一級建築士事務所シオノマコトアーキテクツ代表。東洋大学工学部建築学科卒業後、総合建築設計事務所にて教育施設・福祉施設・住宅・店舗・オフィスビル・機械製作工場など、幅広い用途の建築設計・監理業務に携わる。
現在は医薬、飲料・食品プラントエンジニアリング会社にて、建築設計から施工管理までを担当し、全国各地の様々な工場立ち上げに関与。
実務経験を通じて、機能性を重視した意匠性の高い空間づくりを追求している。個人事務所では、これまでの経験を活かした執筆活動から、住宅設計やリノベーション、移動式住宅の設計、工場敷地の遵法化調査・是正提案なども手がけ、クライアントの多様なニーズに寄り添った提案を心がけている。
人と環境にやさしい建築を目指し、ユーザーの視点を大切にした設計を信条としている。ユーザーの日々の暮らしに寄り添い、喜んでもらえる建物をつくることが、建築士としての喜びであり原動力となっている。