建築用語集

町家

日本の伝統的な住宅様式の一つ。都市の商業地区や住宅地に立つ長屋形式の家屋で、大阪や京都など日本の都市部で見られる住居と店舗を兼ね備えた住宅です。
町家の起源は、平安時代から。都市部における商業活動の発展とともに形成されていったとされています。町家という名称や現在の形が確立されるのは、室町時代(1336年〜1573年)から江戸時代(1603年〜1868年)にかけてのことです。

日本各地に町家が存在しますが、その形態やデザイン、使用される材料などには、地域ごとの気候や文化、歴史的背景が反映されています。狭い間口に細長い敷地は、徴税の負担が間口の幅で定められていたことを理由に考えられたとされています。
先人の知恵が詰まった町家は、快適な生活が出来るよう通風や採光を考え坪庭や格子などが配置されています。

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<監修>

  • 今西 千登瀬 (いまにし ちとせ)

    ■資格
    宅地建物取引士、2級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、賃貸管理業務主任者、ライフオーガナイザー1級、リビングスタイリスト1級、ホームステージャー2級、他多数。

    1979年、東京都出身。東京ファンライフ不動産 代表。

    大学時代に空間デザインを学び、大手建材メーカーにて住まいのコンサルタントを経験。
    その後、不動産仲介・住空間提案に携わり、現在は「子育て住空間コンサルタント」として活動。
    これまでに手がけた住宅提案は 1万件以上 にのぼり、豊富な経験をもとに一人ひとりに合った住まいと暮らしを提案している。

    住生活全般をカバーする幅広い専門性を強みに、快適で美しく、ライフスタイルに寄り添った住空間づくりを行っている。

    また、SNSやコラム、YouTubeなどを通じて40代女性に向けた「からだ・心・地球にやさしい暮らし」を発信。美容・睡眠・セルフケアといったテーマも融合し、より心地よく軽やかに暮らせるライフスタイルを提案している。