面一
「面一(つらいち)」とは、建築や内装工事において、異なる部材や仕上げ面が同一平面上に揃っている状態を指す用語です。たとえば、壁とドア枠、壁と巾木など、接する部材同士に段差や凹凸がなく、見た目にも滑らかに納まっている状態を「面一」と呼びます。この納まりは、美観性だけでなく、バリアフリー性や清掃性にも優れており、高級住宅や意匠性の高い空間で重視されます。施工においては、材料の厚みや収縮率、下地の精度などを考慮し、正確な寸法取りと丁寧な納まり調整が不可欠です。
面一が求められる部位では、レーザー墨出しや基準線の設定、接着剤の選定など、細部にわたる施工管理が品質を左右します。意匠設計と施工技術の連携によって、空間全体の完成度を高める重要な要素となります。
工法・構造に関する用語
- 呼び径
- 地中梁
- 界壁
- 靱性
- 方立
- 経年変化
- 床束
- 配筋
- 耐力
- リブ
- 突きつけ
- 面一
- 束
- 力板
- ブレース構造
- 雲筋交い
- 散りじゃくり
- 枕梁
- 臥梁
- 蛇腹
- エキスパンション ジョイント
- 真壁造り
- エレベーターシャフト
- 帯筋
- ウェブフランジ
- 浮造り
- クルドサック
- 水切り建築
- 腕木
- 畦畔
- オスメス
- 町家
- 欄間
- 石膏ボード
- クローゼット
- ウォークインクローゼット
- プレハブ
- 柱
- 巾木
- 梁
- 縁側
- 養生
- 天井
- 足場
- 鴨居
- rc造
- 床
- 木目
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- パラペット
- 合板
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- 集成材
- 合掌造り
- スキップフロア
- スラブ
- 樋
- 軒天
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- ラーメン構造
- 書院造り
- 躯体
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- 免震構造
- 在来工法
- 壁式構造
- 木造軸組工法
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- 耐震構造
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<監修>
-
塩野 良 (しおの まこと)
- ■資格
- 一級建築士、管理建築士
1979年生まれ。一級建築士事務所シオノマコトアーキテクツ代表。東洋大学工学部建築学科卒業後、総合建築設計事務所にて教育施設・福祉施設・住宅・店舗・オフィスビル・機械製作工場など、幅広い用途の建築設計・監理業務に携わる。
現在は医薬、飲料・食品プラントエンジニアリング会社にて、建築設計から施工管理までを担当し、全国各地の様々な工場立ち上げに関与。
実務経験を通じて、機能性を重視した意匠性の高い空間づくりを追求している。個人事務所では、これまでの経験を活かした執筆活動から、住宅設計やリノベーション、移動式住宅の設計、工場敷地の遵法化調査・是正提案なども手がけ、クライアントの多様なニーズに寄り添った提案を心がけている。
人と環境にやさしい建築を目指し、ユーザーの視点を大切にした設計を信条としている。ユーザーの日々の暮らしに寄り添い、喜んでもらえる建物をつくることが、建築士としての喜びであり原動力となっている。