建築用語集

クルドサック

クルドサック

クルドサック(cul-de-sac)とは、建築や都市計画の分野で使われる用語で、「袋小路」や「行き止まり道路」を指します。フランス語で「袋の底」という意味。一般的には道路の行き止まりの先がロータリーとなっていて、車や人の流れが、その先で行き止まる形状の道をいいます。住宅地などで多く見られ、交通量を抑え、静かな環境を作り出すために設計されることが多いです。
クルドサックの利点は、通過交通が少ないため、歩行者にとって安全な環境を提供できることや、プライバシーの確保に役立つことです。一方で、非常時の避難経路や車の出入りが制限されることがあるため、計画時には十分な配慮が必要です。

カテゴリから探す

<監修>

  • 塩野 良

    一級建築士/管理建築士
    2001年に東洋大学工学部建築学科を卒業後、総合建築設計事務所で工場(機械)、倉庫、オフィスビルから店舗内装や住宅まで設計・監理などを経験 。その後、プラント系エンジニアリング会社にて食品工場専門の建築士として、設計から工事まで幅広く携わるほか、個人で建築事務所の運営も行っている。