建築用語集

蛇腹

蛇腹

蛇腹(じゃばら)とは、蛇の腹のように細かく折りたたまれた構造や形状のことです。建築分野では、可動式の扉や間仕切り、伸縮性のあるダクトなどに用いられます。たとえば、住宅やオフィスの間仕切りに使われるアコーディオンカーテン、店舗のシャッター、ガレージの巻き取り式扉などが主な事例です。開閉時に省スペースで済むため、使わないときはコンパクトに収納できるのが大きな特徴です。
また、換気ダクトや給排気ホースなどにも蛇腹構造が採用され、柔軟に曲げられるため複雑な空間にも対応できます。さらに、蛇腹の規則的な凹凸は、外装や内装に陰影やリズムをもたらす装飾要素としても活用されます。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者