
壁紙の張り替えリフォームの基礎知識|期間や注意点についても解説
壁紙の張り替えにはどのような費用がかかるのかについて解説します。また、施工期間や、賃貸住宅でも張り替えリフォームを実施できるのかについても見ていきましょう。壁紙の張り替えを行う際の注意点についても解説するので、ぜひ参考にして満足のいくリフォームを実現してください。
壁紙の張り替えにかかる費用
壁紙の張り替えには、壁紙自体の費用だけでなく工事費もかかります。それぞれの詳細や、壁紙の素材によっても費用はどのように変化するのか見ていきましょう。
壁紙の費用
希望する壁紙の材料やデザイン、交換する範囲によって、壁紙自体にかかる費用は異なります。壁紙の代表的な種類は以下の通りです。予算と相談してデザイン・機能を選びましょう。
種類 | 特徴 |
---|---|
塩化ビニル樹脂 | 塩化ビニル樹脂製。国内出荷量の9割以上を占める。安価で耐水性、耐久性に優れる。 |
プラスチック | プラスチック製。塩化ビニル樹脂に次いで多い。耐水性、耐汚性に優れ、傷がつきにくい。 |
無機質 | 漆喰や珪藻土などでつくられる。独特の質感の個性的な印象に仕上がる。 |
紙 | 輸入紙や和紙などでつくられる。暖かみのある風合い。 |
繊維 | 植物繊維や化学繊維などでつくられる。水を含んだときに破れにくい。 |
その他 | 合成紙など |
工事費
工事費だけで表記されることもありますが、選んだ壁紙と工事費を合計した金額が表記されることが一般的です。
また、リフォーム会社のホームページでは壁紙リフォームの目安として「○○円/6畳」や「○○円/8畳」などと表記されているものの、実際は張り替えをする「壁面積」で計算されます。そのため、一面だけ張り替えるときや、窓や掃き出し窓が多い部屋の場合は記載されている目安よりも安く張り替えられることがあります。
さらに、リビングや寝室、キッチン、トイレなど、張り替えをする場所によっても相場が変わることもあります。
代表的な工事費の内訳 | 内容 |
---|---|
天井・壁クロス施工 | 既存の壁紙を剥がし、新しい壁紙を張る費用 ※場所や範囲によって変動 |
室内養生費 | 床や壁を保護するための費用 |
廃材処理費 | 古い壁紙の処分費用※範囲によって変動 |
荷物移動費 | 家具を動かす必要がある際に発生する費用 |
清掃費用 | 作業後の清掃費用 |
壁紙の張り替えにかかる期間
壁紙の張り替えリフォームは、一部屋だけであればおよそ1日~1日半で完了します。しかし、下地の補修が必要な場合は、さらに期間が長引くこともあります。
壁紙を張り替える際の注意点
壁紙を張り替える際にはチェックするのは費用面や壁紙の種類だけではありません。壁紙のリフォームを依頼する前に注意すべきポイントについて見ていきましょう。
賃貸の場合、事前に貸主・管理会社に相談する
賃貸住宅の壁紙を張り替えられるのかどうかは、大家さんや管理会社などの貸主に相談して確認しておきましょう。古くなって張り替える場合では、貸主が張り替え費用を負担する可能性もあるので、室内の状況を説明し、相談するようにしましょう。
状況によっても異なりますが、退去する際に入居したときの状況に戻さなくてはならないこともあります。現在の壁紙の上から壁紙を張る、剥がしやすい壁紙を選ぶなどの対応が求められることもあります。
どこまで壁紙の張り替えが必要か検討する
リフォーム費用を抑えるために、トラブルが起こった壁紙だけの張り替えを希望することもあるでしょう。しかし、特にトラブルがないように見える壁紙も、時間の経過とともに変色していることも多いです。部屋の一部だけの壁紙を張り替えると、どうしてもその部分だけ浮いてしまうので、できれば部屋全体を張り替えるようにしましょう。
壁紙の張り替えは一度にしたほうが料金はお得です。張り替えの範囲をしっかりと決定してからリフォーム会社に依頼するようにしましょう。
他にリフォームしたい個所がないか検討する
壁紙を新しくすることで、周辺の汚れが目立ってしまうことがあります。例えば、窓枠の汚れが気になったり、ふすまの変色が目立ったりすることもあります。
窓枠などの汚れが気になるときは、壁紙の張り替え後に塗装会社を呼ぶケースもあります。しかし、繊細な作業になるので、工事費が予想以上にかかることもあるでしょう。同じリフォーム会社にまとめて依頼することで費用を抑えられることもあるので、壁紙の張り替えを依頼する前に検討しておきましょう。
精密機械は別室に移動させておく
壁紙の張り替えを行うときは、パソコンやテレビなどの電子機器に養生をして、ホコリやチリが入り込まないようにします。しかし、養生をしていても、工事中・工事後しばらくはホコリやチリが電子機器に入り込みやすいので注意が必要です。
故障の原因になってしまうこともあるので、特にパソコンなどの精密機器や汚したくないものなどはリフォームを実施しない別室に移動させましょう。
追加費用の発生に備える
壁紙を剥がしてみると、カビなどによって下地が損傷していることもあります。損傷がひどい場合は下地の塗り替えが必要となるため、追加で費用がかかります。
特に築年数が古い住宅や湿気がこもりがちな部屋は注意が必要です。予算には余裕をもたせておきましょう。
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ピアンテ(Piante)

ブロッコ(Blocco)

フルッソ(Flusso)

カルセ(Calse)

カーヴァ(Curva)
デザインは全5種類。自然な凹凸が部屋に表情を与えます。一面だけに使用することで奥行きのある部屋をつくったり、玄関や廊下などに大胆に配置して印象的なエントランスに仕上げたりできます。それぞれバリエーション豊かなカラーがそろっているので、お好きなカラーをお選びいただけます。
壁紙の張り替えは計画的に行いましょう
壁紙を張り替える際は、部屋全体を張り替えるのか、天井やつながりのある部屋も張り替えるのか、吟味してから行いましょう。何度か分けてリフォーム会社に依頼すると、養生費用や諸経費などが工事ごとにかかり、割高になってしまうことがあります。張り替えが必要な部分はまとめての依頼を意識してみてください。
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