
玄関リフォームで家の第一印象アップ! 来客を驚かせるおしゃれな玄関づくり
※掲載している画像は、記事の内容をわかりやすくするイメージであり、実在する製品や実現するものとは異なる場合があります。
玄関は“家の顔”とも呼ばれるほど家全体の印象を左右します。しかし、「おしゃれな玄関にしたいけれど、どこをポイントにすればよいかわからない」とお悩みではありませんか? そこで今回は、玄関のリフォームで叶えるおしゃれな玄関づくりのコツと実例をご紹介します。訪れる方に好印象を与えるワンランク上の素敵な玄関づくりを目指してみましょう。
玄関をおしゃれに魅せるポイントとは?
自宅の玄関をおしゃれにするには、どのような方法があるのでしょうか。玄関をおしゃれに見せるポイントをいくつかご紹介します。
●インテリアテイストを決める
玄関のリフォームもお部屋と同様に、まずはインテリアテイストを決めるのが大切です。好みのテイストがわかれば壁や床、家具の色や質感、小物のスタイルも選びやすくなり、空間に統一感が生まれます。
●収納で機能性とインテリア性を高める
玄関には家族の人数やライフスタイルに合わせた収納の工夫が必要です。靴収納を充実させるだけでなく、ガーデニングやスポーツ、自転車用具など家族の趣味やライフスタイルに合わせた専用の収納スペースがあれば、より満足度の高い空間になるでしょう。機能性とインテリア性を高める、壁を活用した収納は積極的に取り入れたい方法の1つです。

●機能性が高く美しい照明選びも大切
おしゃれな玄関を演出するには、照明選びも重要な要素です。まぶしすぎない適度な明るさやインテリアを素敵に見せるデザインが欠かせません。例えば、インテリアスタイルに合わせた飽きのこないデザインの照明をメインに、スポットライトを間接照明として使用し、お気に入りの装飾を演出してもよいでしょう。また、人感センサー付きの照明があると、夜間に出入りする際も便利です。

壁面を効果的に活用
玄関は比較的限られた空間のため、収納と装飾どちらの面からも壁を活用するのがおすすめです。例えば壁面にフックを付けて収納兼装飾スペースにしたり、棚やニッチを設けるのもよいでしょう。季節のお花やお気に入りのアイテムなどを飾り、視線を集める“フォーカルポイント”をつくると、おしゃれな玄関を演出できます。
しかし、人の目に触れやすい玄関でのフォーカルポイントにおいて、防犯上注意したいポイントがあります。例えば一目で家族構成がわかってしまう写真を飾らない、ドアから入ってすぐ手が届く場所に家の鍵など貴重品を置かないといったように、防犯意識を高める必要があります。
おしゃれな玄関のインテリアを叶えるリフォームの種類は?

インテリアテイストを考えながら玄関をリフォームするとインテリアが刷新され、おしゃれで素敵な玄関が叶うでしょう。
しかし玄関リフォームといっても、どこをどのようにリフォームするかによって、かかる費用や期間が異なります。
●ドア交換で玄関イメージを変える
大きくイメージを変える玄関リフォームとして、玄関ドアの交換はいかがでしょうか。玄関全体のインテリアテイストとドアのデザインを統一すると、雰囲気がガラッと変わり、お洒落で素敵な玄関の実現に近づくでしょう。
ドアには、窓の位置、扉の模様、取っ手のデザインなど様々な違いがあります。玄関のインテリアにぴったりな1枚を探してみてください。高額にはなりますが、防犯やバリアフリー、スマートロックなど暮らしやすさに配慮された玄関ドアを採用したリフォームもよいでしょう。
●玄関収納を変える
玄関収納は自分で棚を設置する方法もありますが、狭い玄関には凹凸を抑えた玄関専用の収納ユニットを導入するのがおすすめです。例えば、取っ手のないフラットな収納ボックスは玄関のインテリアをスッキリとしたイメージにします。フロートタイプと呼ばれる床面から浮いた形の収納ユニットは、目に見える床の面積が広くなるため、圧迫感が減って玄関スペース全体を広く感じさせるでしょう。
●壁や床をリフォームする
玄関から家の中が見通せない構造になっていると、暗くて狭い家という印象になってしまうことがあります。そんなときは、玄関ホールや玄関から続く廊下の壁や床を明るい色にしてみましょう。壁と床を一緒にリフォームし、ドアや照明も含めて全体に統一感を持たせたインテリアデザインにすることで、よりお洒落な玄関になるでしょう。
●間取りを大胆に変更するリフォームも
「たたきを広げる」「土間をつくる」といったように、玄関の間取りを変更するリフォームもあります。間取り変更を伴うリフォームは、玄関からの動線を変更したい場合や収納スペースを一気に増やしたい場合に適しています。玄関リフォームの中では費用が高額になりがちなケースですが、その分インテリアの印象や生活のしやすさも大きく変えやすいリフォームです。
玄関をよりおしゃれに変身させる玄関リフォーム
印象的な玄関をつくるためには、インテリアテイストの統一感や壁面活用、照明選びが大切です。それでは具体的にどのような玄関リフォームができるのか、DAIKENが提案するリフォームの例をいくつかあげてみましょう。

こちらは、平面的に見えてしまいがちな壁面に立体感のある『グラビオエッジ ブロッコ<チャコール>』を採用した例です。リアルな陰影感が魅力のデザイン不燃壁材で、砂岩をモチーフとしたエイジングを楽しめるレンガ調デザインです。照明によって醸し出される立体感と質感は、よりインパクトのあるおしゃれな玄関を演出します。

装飾性の高い“ニッチ”は魅せるインテリアにおすすめです。お気に入りのオブジェを飾ったり、季節のお花を小瓶にスッと挿して置くだけでも上品な雰囲気を演出できます。DAIKENでは抗ウイルス機能のあるゴム集成材のカウンターを取り入れた「ニッチカウンター(ゴム集成材)」をご提案しています。緩いカーブがついており、壁面に大きくせり出さないため、省スペースでスッキリとした印象になります。よりインパクトを求めるなら、ニッチ奥の壁面に色や質感の異なる壁材を選んだり、スポットライトを設置するとよいでしょう。照明はニッチ部分が浮かび上がって見えるような幻想的な雰囲気を演出できるので、フォーカルポイントとして取り入れたい方にもぴったりです。

スペースが限られている玄関では、収納力アップに加え壁面演出にもなる“魅せる収納”が便利です。DAIKENの提案する『ハンギング収納 ハピアウォール機能タイプ 玄関プラン』は絵画や帽子など、お気に入りの小物を飾れるギャラリーと収納を兼ねたインテリア性の高いハンギング収納です。9mmのパネルを使ったフラットな納まりなので、スッキリとした空間となります。
(※)ハンギング部材には耐荷重以上の荷重を掛けないでください。部材の脱落・破損やケガの原因となります。

上記画像のように天井を高く見せたい場合は縦レールに、壁面を横に広く見せたい場合は横レールにするなど、使い勝手や見せたいイメージによってレール・パネルの選択が可能です。パネルのカラーバリエーションも豊富なので、インテリアスタイルに合わせてお好みのカラーを選ぶこともできます。
玄関は家族の日常の場所としても、ゲストと笑顔でコミュニケーションする場所としても、気持ちの良い空間にしたいものですね。リフォームを検討中であれば、ぜひ今回ご紹介したポイントやおすすめの建材などを取り入れて、理想の空間にしてみてはいかがでしょうか。
(※)記事内で使用されている『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。2025年6月に発売予定の後継品『スタイルアート ハンギングタイプ』をご検討ください。
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監修者
志鎌のり子(しかまのりこ)
一般社団法人日本模様替え協会 理事/COLLINO一級建築士事務所代表。日本女子大学住居学科卒業、五洋建設でマンション・ビルの設計監理/内装デザインを10年担当。その後、日本ERIにて住宅検査など10年担当、設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点から模様替えする独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/仕組みづくりなどを提案。書籍「家具配置のルール」のほかSUUMO、AERAwithKids、建築知識ビルダーズ、住まいの設計など著書多数。
保有資格:模様替えアドバイザー 一級建築士 建築基準適合判定資格者 住宅性能評価員 建物耐震診断士 フラット35適合証明検査員 など
公開日:2022.05.12 最終更新日:2025.05.20