病院・クリニックの印象は受付で決まる?! 接遇向上とデザイン・機能性の両立
いくら腕の良い医師の方がいる病院・クリニックでも、受付の印象が悪いと、病院全体のイメージを悪くしてしまいます。
そこで、病院の顔として良い印象を与える受付づくりのために、不安な気持ちで来院する患者様への心配りの方法と、実際の受付スペースに用いたい建材などについて紹介します。
病院・クリニックの印象は「受付」で決まる
患者様と病院・クリニックの最初の接点は、電話応対も含めた受付になります。ここで良い印象をもってもらうことは極めて重要で、実際にネットでの病院の口コミサイトでは受付対応に関するものが多く見られます。
患者様の多くは、体の不調に不安を抱えて来られます。この不安をできるだけ和らげる受付や待合室が求められます。そのため、スタッフの丁寧な対応や笑顔、清潔感や安心感を与える身だしなみ、リラックスできる空間づくりが必要になってくるわけです。
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プラスワンで利用者を満足させる接遇
加えて、受付では不安な気持ちでいる患者様への気配りも重要です。体調が悪い患者様にはこちらから歩み寄ってサポートしたり、患者様の気持ちに寄り添った言葉をかけるなど、「プラスワン」の思いやりを見せることが満足感につながるのです。また、何らかの理由で声が出しづらかったり、他人の前で症状をいうのが恥ずかしい方もいるので、筆談用の道具を用意しておくのも良いでしょう。
また、患者様の多くは事前に病院のホームページをチェックしています。そこで良い印象を与えられれば、来院していただく前から患者様の信頼感を醸成することができるので活用しない手はありません。ホームページには病院の外観や受付の画像を大きく表示して、清潔感や安心感を与える色やデザインにしましょう。WEB上で予約・相談ができるシステムがあるとなお喜ばれます。
病院の待ち時間を減らすために、オペレーションの見直しや順番待ちシステムの導入も検討したいところです。ただ、病院ではどうしても待ち時間は発生してしまうものなので、その間を快適に過ごせるホスピタリティに配慮した受付・待合室づくりにもこだわりたいところです。
「病院の顔」を彩る意匠性と機能性を両立!
受付・待合室の快適性を高めるためには、デザインと機能を両立した建材の導入がおすすめです。
●インテリアデザインも重要
高級感を感じる空間では、気分も落ち着きやすくなります。受付・待合室の壁に立体感のあるスタイリッシュな壁材を採用し、照明と組み合わせて美しい陰影演出をしてみるのも良いでしょう。
●吸音性能と消臭機能がある建材
病院独特の臭いや話し声の反響も、順番待ちをしている患者様にとってはストレスになります。消臭性能と吸音性能をあわせもった天井材などもありますので、積極的に採用することで快適な空間づくりに役立ちます。
●抗ウイルス加工されたカウンター
受付のカウンターには、抗ウイルス加工がされた素材を採用して、「抗ウイルス加工」と表記しておきたいところです。配慮が行き届いていると患者様が実感でき、病院への信頼感が高まります。
今後も安定した病院・クリニック運営をしていきたい方、または新しく病院・クリニックの設計をご検討中の方は、ぜひ受付や待合室にもこだわってみてはいかがでしょうか。
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