住まいと暮らしのライフスタイルマガジン『HomeLife』。
家での暮らしをより楽しく、豊かにするための様々な情報を発信します。
ライフスタイルや働き方の多様化に伴い、セカンドハウスが注目されています。しかし、別荘とはどう違うのか、ピンとこない方もいるかもしれません。
そこで、今回はセカンドハウスの定義や魅力、購入する際に利用できる専用ローンについて解説し、セカンドハウスにおすすめのDAIKEN製品もご紹介します。もっと便利で快適な生活・仕事の環境が欲しいと考えている方はぜひ参考にしてください。
セカンドハウスとは?

セカンドハウスとは、生活拠点である自宅と別に、日々の暮らしや仕事をもっと便利にする目的で所有する2つめの住宅です。近年はリモートワークが普及したことで、より暮らしやすく働きやすい環境が求められ、2拠点で暮らすスタイルが注目されているようです。
購入した物件がセカンドハウスとして認められると、税制上の優遇措置を受けられる可能性もありますが、最低でも毎月1日以上は日常生活で利用する必要があります。
セカンドハウスと別荘の違い
セカンドハウスと似たものに別荘がありますが、2つの違いは利用目的と利用頻度です。一般的に別荘は保養の目的で年に数回だけ利用され、セカンドハウスのような生活の拠点にはなりません。
セカンドハウスの魅力
セカンドハウスを持つことにはどんなメリットがあるのでしょうか。その魅力を大きく3つに分けて考えてみましょう。
①生活利便性の向上
セカンドハウスの主な目的は、生活利便性の向上です。例えば、郊外にセカンドハウスを持っていれば平日は都市部で仕事をし、休日はセカンドハウスで過ごすという柔軟なライフスタイルが実現できます。
これによって通勤・通学の時間は従来通りに、休日はしっかりリラックスできるので、QOL(クオリティオブライフ)の向上にもつながります。うまく活用すればライフワークバランスの取れた生活も実現できるでしょう。
②オン・オフを切り替えやすい
仕事とプライベートをはっきり分けられることで、オン・オフが切り替えやすくなるのもセカンドハウスのメリットです。「就寝前につい仕事のことを考えてしまい、なかなか寝られない」という経験がある方も多いはず。そんな時はセカンドハウスで環境をガラッと変えれば気持ちが切り替わり、仕事のことは忘れてリフレッシュしやすくなるかもしれません。
③ 税制上のメリット
セカンドハウスは一定の条件を満たすと、住宅として税制上の優遇措置を受けられます。以下のような税制度で優遇措置を受けられるため、セカンドハウスを検討する際は最新の情報を確認しましょう。
・不動産取得税
・固定資産税
・都市計画税
家を2軒所有すると費用が余分にかかるので税制上の優遇措置も大きくなります。なお、別荘というのは居住用家屋ではないため、優遇措置を受けられなかったり税率の軽減幅が少なくなったりします。
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セカンドハウスローンとは

セカンドハウスを購入するにあたり、ローンを利用する方は多いでしょう。どんなローンが利用できるのか、住宅ローンとの違いについて解説します。
セカンドハウスで利用できるローン
一部の金融機関ではセカンドハウス向けの専用ローンを扱っています。一般的にはセカンドハウスローンと呼ばれていますが、金融機関によって名称が異なることもあります。
住宅ローンとの違いは以下の通りです。
・日常的に居住する住宅でなくてもよい
・審査が厳しい傾向がある
・金利が高い傾向がある
日常的に居住する住宅でなくてもよいということは、リモートワークや老後を見据えた住宅にも利用できるということです。
しかし、一方では審査が厳しく金利が高い傾向があるため、手軽に利用できるローンとはいえないかもしれません。特に、ローンをすでに組んでいる人や、家賃を払っている人は二重に支払いを行うことになるので、審査を通るには返済能力の証明が必要となります。
フラット35が利用可能
人気の高いフラット35はセカンドハウスでも利用できます。フラット35は最長で35年の返済期間中、金利が固定されている住宅ローンで、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して取り扱っています。
セカンドハウスローンには金利が高い傾向がありますが、フラット35は一般的に住宅ローンと同様の金利が設定されています。ただし、フラット35をすでに利用中の場合、セカンドハウスで重複して利用することはできません。物件に関する条件もあるので確認が必要です。
住宅ローン減税は受けられない
住宅ローン減税は居住してから最大13年間、年末におけるローン残高の0.7%を所得税(一部、翌年の住民税)から控除されるというメリットの大きい税制度です(2025年4月現在)。しかし、セカンドハウスは住宅ローン減税の対象となりません。初年度から通常通りの所得・住民税を納める必要があります。
住宅ローンを組んだ経験がある方から見た場合、セカンドハウスローンは返済のイメージがやや異なるかもしれません。返済シミュレーションで返済の期間や金額をしっかり把握しておきましょう。
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セカンドハウスでリラックスするなら畳のスペースを!

ダイケン健やかおもて 清流カクテルフィット
気持ちを切り替えリフレッシュする環境を整えられるのがセカンドハウスの魅力です。DAIKENではセカンドハウスをよりくつろげる家にするための建材を数多く揃えています。
例えば、休日は気兼ねなくごろ寝をしたい、という方におすすめしたいのが、畳のスペースづくりです。これを実現するために『ダイケン畳 健やかくん』を取り入れてみてはいかがでしょうか。
『ダイケン畳 健やかくん』は表面材料に和紙(※)を用いた肌触りのやさしい畳で、和の趣を演出した落ち着きのある空間をつくり出すことができます。耐変色性や耐摩耗性にすぐれ、撥水性もあるので水はねしてもすぐに拭き取ればきれいになります。
(※)機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。
セカンドハウスは本来の住居に比べて利用頻度が低いので畳の衛生面が気になるものです。『ダイケン畳 健やかくん』は抗菌仕様でカビの発生やダニの増殖を抑えて快適さをキープしてくれます。また、日焼けにも強いため、セカンドハウスにぴったりです。
2色の緯糸(よこいと)で編んだ、質感の高い表情が特長の「ダイケン健やかおもて 清流カクテルフィット」をはじめ、多彩な柄をラインアップしているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
ワーク(仕事)とライフ(生活)のバランスが取れた生活を実現するには、意識を変えるだけでなく環境づくりも大切です。セカンドハウスは質の高い暮らしを実現するのに適した新しい住まい方の姿となるかもしれません。2拠点生活でオン・オフをしっかり切り替え、便利で快適な生活を目指してみてはいかがでしょうか。
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監修者
淀川 美和(よどがわ みわ)
株式会社アートアーク一級建築士事務所代表。一級建築士、インテリアコーディネーター、2児のママ建築家。「ママをきれいにする空間づくり」 をミッションの一つに掲げ、住宅・店舗・ホテル等の設計、内装コーディネート、メディア出演等を行う。自身も仕事と家事と育児のバランスをとりながら、忙しいママがいかに快適に家族と暮らせるかに焦点をあてつつ「お部屋のコンシェルジュ」として皆さまのお役に立てるよう奮闘中。
保有資格:一級建築士、インテリアコーディネーター、建築士会インスペクター、健康住宅アドバイザー、整理収納アドバイザー2級、アロマ検定1級
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