内装制限
内装制限とは、建築基準法や消防法によって定められた内装材に対するルールのことです。建築基準法では、特殊建築物などに対しては壁や天井に燃えにくい内装材の使用が義務付けられており、建物を利用する人や住人が火災の初期段階において安全に非難できること、また、火災による被害を最小限に抑えることを目的としています。
映画館や病院、デパートの他、地階や無窓の居室などが対象で、建物の規模や火災時の危険度に合せて、難燃材料や準不燃材料、不燃材料を用いることになっています。
消防法では、燃えにくい内装材を選ぶ以外にも、避難経路になる通路に物を置かないこと、警報設備や消火設備を備えることなどを義務付けています。たとえば壁や窓に近い場所に設置するカーテンやブラインド、床に敷くジュータンについては、防災対象物品である必要があります。
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<監修>
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大森 理恵
- 有資格
- 宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士