建築用語集

主要構造部

主要構造部

「主要構造部」とは、建築基準法第2条第5号で定義されている用語です。主に、「壁、柱、床、梁(はり)、屋根、階段」の建築物の根幹をなす6つを指しますが、構造上重要ではない「間仕切壁、間柱、付け柱、揚げ床、最下階の床、回り舞台の床、小ばり、庇(ひさし)、局部的な小階段、屋外階段など」は除外されます。この定義は、建物の骨格を形成し、外力や火災に対する安全性を確保するために法的に定められた部位となっています。設計者はこれらを適切な構造とすることで、耐久性や耐火性を満たし、建築基準法の要求に適合させることが必要です。居住者の安心を支える基盤であると同時に、建築物の信頼性を保証するための重要な概念といえます。

カテゴリから探す

<監修>

  • 塩野 良 (しおの まこと)

    ■資格
    一級建築士、管理建築士

    1979年生まれ。一級建築士事務所シオノマコトアーキテクツ代表。東洋大学工学部建築学科卒業後、総合建築設計事務所にて教育施設・福祉施設・住宅・店舗・オフィスビル・機械製作工場など、幅広い用途の建築設計・監理業務に携わる。

    現在は医薬、飲料・食品プラントエンジニアリング会社にて、建築設計から施工管理までを担当し、全国各地の様々な工場立ち上げに関与。
    実務経験を通じて、機能性を重視した意匠性の高い空間づくりを追求している。

    個人事務所では、これまでの経験を活かした執筆活動から、住宅設計やリノベーション、移動式住宅の設計、工場敷地の遵法化調査・是正提案なども手がけ、クライアントの多様なニーズに寄り添った提案を心がけている。

    人と環境にやさしい建築を目指し、ユーザーの視点を大切にした設計を信条としている。ユーザーの日々の暮らしに寄り添い、喜んでもらえる建物をつくることが、建築士としての喜びであり原動力となっている。