
置き畳でお手軽! 洋風のリビングを和モダンな部屋に
洋風の生活スタイルがすっかり定着した現代では、和室のない住宅も多くなりました。しかし、一方では畳敷きの和室が見直される動きもあり、ホテルなどをはじめとして、洋風のスタイルにマッチするスタイリッシュで和モダンな部屋も増えています。床の上で気軽に足を伸ばしてくつろいだり、小さなお子さんと昼寝をしたりと、畳は日常生活をより豊かにしてくれますが、大がかりなリフォームを躊躇される方もいるでしょう。そのような状況を解決してくれるのが「置き畳」の存在です。
今回はそんな置き畳を使ったフレキシブルでおしゃれな部屋づくりについてお伝えします。
置き畳を琉球畳と呼ぶことが多い理由

置き畳で多く見られるのは、半畳タイプの正方形で縁(へり)のないものです。
正方形で縁のない畳は、古くから沖縄に伝わる「琉球畳」と非常によく似ているため、現在では置き畳全般を琉球畳と呼ぶ場合もあります。
それでは、本来の琉球畳とはどのようなものでしょうか?
琉球畳は、もともと沖縄で栽培されていた七島イ(しちとうい)という草を使用した畳です。現在、七島イは大分県のごく少数の農家でのみ生産されています。畳縁(たたみべり)は畳表の消耗を防ぐためのものですが、七島イは通常のイ草よりも丈夫なので、縁のないおもに正方形の畳(正方形以外もあります)が、琉球畳の基本的なスタイルとなりました。
一般的な置き畳と琉球畳の違いは、材料以外に「厚さ」があります。フローリングなどに置いて使うことが前提の置き畳は通常15mmほどの厚さですが、琉球畳の厚さは通常の畳と同等の55mm程度です。
置き畳をラグ代わりに使う

置き畳の特長は、なんといってもその使いやすさ。床の工事などは必要なく、マットやラグのように置くだけで、和モダンな空間をつくれます。最近のものは畳表のカラーバリエーションも充実しているので、2色を交互に配置して市松模様をつくるなどのおしゃれな演出も可能です。
また、置き畳は部屋全体に敷くこともできますが、欲しい場所に必要な分だけ敷くこともできます。
例えば、こんな使い方はいかがでしょうか? リビングのソファでくつろぐのが好きな方は多いと思いますが、たまには床に座って足を伸ばしたいと思うこともあるでしょう。そこで、置き畳をアクセントラグのように置けば、床座りがしやすくなります。特に日本人はソファがあってもその前の床に座ることも多いので、置き畳があればリラックススペースがつくれますよ。
ごろ寝したくなった時や、洗濯物をたたむ時、幼い子どもの昼寝・遊びスペースを手早く用意したい時なども、置き畳があると非常に便利です。
不要な時は、サッとしまえてフレキシブルに使えるのが、置き畳の大きなメリットといえるでしょう。
おしゃれで使いやすいDAIKENの置き畳

手軽に和モダンな部屋をつくりたい時に、おすすめなのがDAIKENの置き畳です。DAIKENの『ここち和座 置き敷きタイプ』なら、フローリングの床に置くだけで、簡単にくつろぎスペースをつくれます。

例えば、カフェ風のおしゃれな洋室に『ここち和座 置き敷きタイプ・彩園』〈ベージュ〉を置けば、雰囲気のある和モダン風のリラックス空間をつくり出せます。2色の緯糸(よこいと)で編みこまれた畳表の彩りも部屋のアクセントになります。

また、光を反射する銀色の経糸(たていと)が織り込まれた『ここち和座 置き敷きタイプ・彩園 煌(きらめき)』〈灰桜色〉を設置すれば、見る角度で表情が変わる畳表が幻想的で高級感のあるホテルライクな空間を作り出してくれます。
DAIKENの置き畳『ここち和座 置き敷きタイプ』は、独自の技術による和紙(※)を畳表に使用しており、肌触りが良く、耐久性に優れています。加えて、撥水性の高さやカビの発生、ダニの増殖を抑える機能も備えています。サイズも82×82cm、厚さ13mm とコンパクトですので、不要な時は押し入れなどにすっきりと収納できます。
畳本来のほどよいクッション性もあり、転倒時の衝撃を吸収してケガのリスクを軽減します。また、ラインアップのひとつ『ここち和座 置き敷きタイプ 清流』は、消防法で定める防炎試験に合格した防炎商品なので、より安全性を求める方の要望にも応えられます。
さらに『ここち和座 置き敷きタイプ』は、色数も豊富に取り揃えています。2色の糸を交えて織ったものに加え、織目のバリエーションにも変化を持たせ、豊富な色柄から好みの組み合わせを選ぶことができます。色柄の組み合わせは下記のページでシミュレーションが可能なので、ぜひお試しください。
大がかりなリフォームをせずにくつろげる和室が欲しい、和モダンな部屋づくりをしたいといった場合には、DAIKENの置き畳がそのお手伝いをいたします。ラグを敷くような感覚で、フレキシブルに個性的で和モダンな部屋づくりをお楽しみください。
(※)機械すき和紙を使用しています。コウゾ・ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。また、本ページで記載の和紙の畳とは、畳のおもて部分のことを指し、畳床部分まで、全てが和紙製ではありません。