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“大理石調の床材”でトイレの床リフォーム! 洗面所・トイレ・キッチンがホテルライクに

“大理石調の床材”でトイレの床リフォーム! 洗面所・トイレ・キッチンがホテルライクに

※掲載している画像は、記事の内容をわかりやすくするイメージであり、実在する製品や実現するものとは異なる場合があります。



高級ホテルではロビーや客室の内装に天然の大理石が使われているのを見かけることがあります。独特の光沢とマーブル模様が特徴の大理石は、洗練された高級感あふれる空間の演出に適しています。自宅の洗面所やキッチンなどの材に大理石を使って、ホテルのような空間にしたいと思ったことはありませんか。
今回は、“大理石”と大理石を敷き詰めたような豪華な空間をつくれる“大理石タイル(大理石調タイル)”の違い、さらにはご自宅でも大理石の質感が再現できて、高級感あるホテルライクな空間を演出する際におすすめの床材をご紹介します。

大理石と大理石タイルでは何が違うの?

大理石

(※)写真はイメージです。弊社製品ではありません。

大理石は石灰岩が長期間にわたり、地下で高熱と圧力を受け続けて変成し、再結晶化してできた岩石です。独特のマーブル模様はその過程で鉱物の粒子が荒れることによって生まれるのですが、同じ模様はないといわれるほど多彩です。

大理石の魅力は何といってもその模様や色と研磨による美しい光沢ですが、天然の大理石は非常に重量があり、高額なうえに床暖房での利用も難しく、一般住宅には採用しにくい素材といえます。そこで、「本物の大理石を使うのは難しいけれども、家を豪華に見せたい」という方におすすめなのが大理石タイルです。大理石と大理石タイルにはどのような違いがあるのでしょうか。

●大理石

・天然鉱物
・多孔質で水分を吸収しやすい
・酸性・アルカリ性に弱い
・光沢がある
・耐熱性が高く、触感はひんやりしている

●大理石タイル(大理石調タイル)

・大理石模様をプリントした磁器製タイル
・大理石より表面が硬い
・傷が付きにくく光沢が長持ち
・水分を吸収しにくく汚れにくい
・色や柄が安定している

大理石は見た目が美しく光沢があり、ワンランク上の家づくりをしたい方からは、その豪華さゆえに支持されています。しかし、水に弱いので洗面所やトイレなどの床には不向きで、使いやすい建材とはいえません。
大理石タイルは表面の仕上げが天然の大理石と見間違えるほど美しく、大理石の弱点である水の吸収もほとんどないうえに傷にも強く、魅力の1つである光沢が長持ちするという特徴も持っています。

大理石タイル以外の大理石調床材には何がある?

大理石

(※)写真の『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。後継品は2025年6月発売予定の『ieria(イエリア)』をご検討ください。

天然大理石のように見える床材には、大理石シート(大理石調シート)や大理石ビニールシート(大理石調ビニールシート)など、大理石タイル以外のものもあります。それぞれの価格には幅がありますが、予算や場所によって使い分けてもよいでしょう。

●大理石シート

天然大理石の質感を再現した建材で、美しさと耐久性にすぐれているため、自慢したくなるような床材といえるでしょう。表面シートを除けば一般的なフローリングに近いので、加工がしやすいという特徴も持っています。

●大理石ビニールシート

キッチンやトイレ、洗面所など、水回りの床に適している長尺塩ビシート(ビニールシート)ですが、高級感を出すために大理石風の模様を付けたものもあります。しかし、あくまでも模様が似ているだけなので、質感の再現性はあまり期待できません。

大理石タイルや大理石シートは、どのように取り入れる?

大理石タイルや大理石シートは耐水性があるので、水回りのリフォームに使いやすい床材といえます。ここでは、大理石タイルや大理石シートの取り入れ方を紹介します。

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(※)写真のhapia(ハピア)は2025年6月生産中止予定です。後継品は2025年6月発売予定のieria(イエリア)をご検討ください。

●大理石タイル

市販されている大理石タイルには、置くだけで手軽に床をリフォームできる製品があります。裏面に滑り止めが付いていて、接着剤なしでも床面に吸着するため、自分で施工するのも簡単です。しかし、滑り止めが効果をうまく発揮しないとズレてしまうこともあるので、床の素材や状態によってはリフォームに使えない場合もあるでしょう。

また、床に下地を敷いてから大理石タイルを接着剤で固定し、タイルとタイルの間に充填剤(グラウト)を入れて取り付ける製品もあります。この方法で取り付ける大理石タイルは、床にしっかり接着できるものの、施工の難易度が高いことがデメリットといえるでしょう。

●大理石シート

ビニールでできたクッションフロアタイプの大理石シートを使うなら、貼って剥がせる手軽な製品が市販されています。こうした製品は裏面が粘着シートになっているので、シールを貼る感覚でトイレの床を大理石調にリフォームできます。ただ、大理石タイルと同じく床の素材や状態によってはうまく吸着しないかもしれません。そのほか、接着剤を使って固定する製品や置くだけの製品もあり、施工方法や利用のしやすさが異なります。

このように、大理石タイルや大理石シートにはDIYできる手軽な製品もありますが、下地となる床の素材や状態によってはうまく固定できないことやズレることもあり、自分で取り付けるのは決して簡単とはいえないでしょう。
せっかく大理石調のタイルやシートを使ったリフォームで床を美しく豪華なものにするのなら、しっかりした素材で作られた製品を専門家に施工してもらうことを検討してみてはいかがでしょうか。

大理石調床材『ハピアフロア』で自宅をホテルライクに

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(※)写真の『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。後継品は2025年6月発売予定の『ieria(イエリア)』をご検討ください。

天然の大理石は魅力的な建材ですが、一般の住宅に採用する建材としては、費用の点から考えても難しい面があります。そこでご紹介したいのが、DAIKENの『ハピアフロア 石目柄Ⅱ』です。

ハピアフロア 石目柄Ⅱ』は天然大理石のテクスチャーを再現したシート床材で、光沢のある鏡面調仕上げと光沢を抑えた艶消し仕上げの2タイプがあります。鏡面調仕上げは表面の美しい光沢が高級感のあるホテルライクな空間を、艶消し仕上げは自然な質感と風合いで落ち着いた趣を演出できる床材です。

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『ハピアフロア 石目柄Ⅱ(艶消し仕上げ)<ホワイトオニキス柄>』
(※)写真の『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。後継品は2025年6月発売予定の『ieria(イエリア)』をご検討ください。

また、『ハピアフロア 石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)』は色柄のバリエーションも豊富です。明るいホワイト系やシンプルでシックなグレー系、トラディショナルで重厚感のあるダークな色調など、インテリアのテイストに合わせてお好みで選べます。例えば、キッチンやダイニングには空間を明るく広く見せる<ホワイトオニキス柄>、洗面所にはシックに仕上げられるグレー系の<チェッポグレー柄>といったように、スペースによって色柄を変えるのもおすすめです。
DAIKENは住まいのトータルコーディネートを考え、壁材や建具などのカラーとデザインを豊富にご用意しています。キッチンや洗面所の床とカウンタートップを大理石調にコーディネートしたりと、スタイリッシュでホテルライクな空間をつくることも可能です。

大理石調シート床材はおしゃれなだけじゃない。こんなこだわり性能も

大理石調シート床材の『ハピアフロア 石目柄Ⅱ』は床暖房にも対応しており、寒い時期に暖かくしたいキッチンや洗面所に適した床材です。
また、車椅子やプラスチックキャスターを使用してもすり傷や凹み傷が付きにくく、バリアフリー仕様でありながらライフスタイルに合わせたホテルライクな住まいづくりが可能です。(※)

(※)金属製キャスターや球状キャスターは使用しないでください。キャスターの使用頻度が高い箇所は、カーペットなどを敷いて床を保護してください。
(※)鏡面調塗装仕上げのため、生活上の傷などが目立ちやすい製品です。
(※)水濡れに配慮した床材ですが、水掛かりの際には直ちに拭き取ってください。

大理石シートは高級感ある床材だけど、お手入れは?

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(※)写真の『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。後継品は2025年6月発売予定の『ieria(イエリア)』をご検討ください。

ハピアフロア 石目柄Ⅱ』は天然大理石の上質な風合いを再現した大理石調の床材ですが、お手入れについてはどうでしょうか? 『ハピアフロア 石目柄Ⅱ』はワックスがけが不要で、水濡れに配慮されており、汚れも拭き取りやすいのでお手入れが簡単です。上に置かれた家具などによる凹みやすり傷も付きにくく、清潔感を保ちたいキッチンや洗面脱衣室などに適した床材です。

(※)ワックスがけされますと、ワックス膜により床材表面本来の性能や質感が損なわれます。
(※)水濡れに配慮した床材ですが、水がかりの際には直ちに拭き取ってください。
(※)鏡面調塗装仕上げのため、生活上の傷などは目立ちやすい製品です。

トイレ床の必須条件! 汚れに強くシミになりにくい耐薬品性にすぐれたフローリング

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(※)写真の『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。後継品は2025年6月発売予定の『トイレタフ』をご検討ください。

トイレは水や尿、水あか、皮脂汚れなどで汚れたり、カビが発生したりしやすい場所なので、一般的に水や汚れに強い床材が使用されます。さらに、掃除やお手入れの際に必要な薬剤や洗剤などに対する耐薬品性も要求されるため、多くのトイレでは耐水性・耐薬品性のある長尺塩ビシートの床材が使われます。しかし、先述したように長尺塩ビシートはデザインが豊富ですが、質感はフローリングや石、タイルに及ばないため、本物志向をお持ちの方は物足りなさを感じるかもしれません。

ところが、高級感やデザイン性を優先させ、床材に本物の大理石やタイルを使用すると清掃などのメンテナンスがとても大変です。加えて大理石は酸に弱く、耐薬品性が高いとはいえません。同じく床材に使用されることが多い木目調のフローリングも水に強いとはいえず、濡れたまま放置すると反りや割れが発生してしまう可能性もあります。

そこでおすすめしたいのが、汚れに強くシミになりにくいトイレ専用床材『ハピアフロア トイレタフ 石目柄Ⅱ』です。『ハピアフロア トイレタフ 石目柄Ⅱ』は、耐久性や耐水性、耐薬品性にすぐれており、ワックス不要でお手入れも簡単なシートタイプの床材です。また、溝加工がない大判サイズを採用することでアンモニアなどを染み込みにくくし、溝などに発生しやすい黒ずみを解消する工夫も施されています。大理石シートを床材に使えば、ホテルのようにおしゃれで掃除しやすい清潔なトイレづくりができますね。
高級感と実用性を兼ね備えた床材『ハピアフロア トイレタフ 石目柄Ⅱ』は、満足度の高いトイレ空間を実現できるフローリング材といえるでしょう。

(※)鏡面調塗装仕上げのため、生活上の傷などが目立ちやすい製品です。
(※)尿およびトイレ用洗剤等をこぼした場合は、速やかに拭き取ってください。長時間放置していますと変色の原因となります。
(※)ワックス掛けされますと、ワックス膜により床材表面本来の性能や質感が損なわれます。

DAIKEN ショールーム
https://www.daiken.jp/showroom/
(※)記事掲載時点の情報と、各ショールームの展示製品が異なる場合がございますので、あらかじめ各ショールームにお問い合わせ・ご確認のうえ、ご来館ください。

こちらの記事もチェックしてみてください。
関連記事⇒「大理石とは? 御影石はどのような石材? 床のリフォームで人気の高性能な大理石調床材もご紹介!

(※)記事内で使用されている『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。2025年6月に発売予定の後継品『ieria(イエリア)』、『トイレタフ』をご検討ください。

  • しかまのりこ
  • 監修者

    志鎌のり子(しかまのりこ)
    一般社団法人日本模様替え協会 理事/COLLINO一級建築士事務所代表。

    日本女子大学住居学科卒業、五洋建設でマンション・ビルの設計監理/内装デザインを10年担当。その後、日本ERIにて住宅検査など10年担当、設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点から模様替えする独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/仕組みづくりなどを提案。書籍「家具配置のルール」のほかSUUMO、AERAwithKids、建築知識ビルダーズ、住まいの設計など著書多数。

    保有資格:模様替えアドバイザー 一級建築士 建築基準適合判定資格者 住宅性能評価員 建物耐震診断士 フラット35適合証明検査員 など

公開日:2019.09.27 最終更新日:2025.04.30

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