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2025-04-30

サニタリーとは? 言葉の意味と水回りとの違い おしゃれに見せる収納アイデア

家の中でもサニタリーは利用頻度の高い場所です。特に清潔に保ちたい場所の1つでありながら、普段使いのモノやストックしたモノであふれてしまい、すっきり片付かないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サニタリーの役割やすっきりおしゃれに見せる収納アイデアについて紹介します。サニタリーを快適な空間にしたい方は、ぜひ参考にしてください。

サニタリーとは?

“サニタリー”という言葉は、日常生活で耳にすることも多いでしょう。実は、語源である英語では日本語とはやや異なる意味で使われています。ここでは、日本でサニタリーとはどのような意味合いで使われているのかを紹介します。

(※)写真はイメージです。弊社製品ではありません。

サニタリーの語源

サニタリーの英語の意味は“衛生的な・公衆衛生の・清潔な”です。「Sanitary」と表記し、状態を説明する形容詞として使います。
一方、日本では“体を清潔に保つための空間や設備、小物”のことで、具体的にはトイレや洗面室、浴室を指します。

家の中でも利用頻度の高い重要なスペース

衛生管理のほか、健康維持や疲れを癒す役割もあるサニタリーは、家の中でも利用頻度が高いため、使いやすさが求められます。

日本では、生活動線を考慮してトイレ・洗面室・浴室をそれぞれ独立しながらも近接させて設けることが多いようです。そうすることで、使いやすさの向上をはじめ、給排水工事の費用を抑えられる可能性がある、排水時の音の問題が起こりにくい、というメリットがあります。

サニタリーはトイレットペーパーや各種掃除用具など生活用品をストックする場所でもあるため、適切な収納スペースの確保が重要となってきます。

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サニタリーと水回りの違い

サニタリーが、衛生のため、かつ給排水設備のある場所なら、キッチンもサニタリーに分類されるのでしょうか。
実は、キッチンはサニタリーではなく、水回りとして分類されることが多いようです。とはいえ、明確に定義づけられているものではなく、あくまでも不動産業界やハウスメーカーが各スペースを表現するための総称として使われていることが多いようです。

一方で、家づくりにおいて「水回りをまとめた間取り」と聞くと、キッチンをはじめトイレや洗面室、浴室も含めたスペースを想像するのではないでしょうか。つまり、水回りとは“生活の中で水を使う場所すべて”、サニタリーとは水回りの中でも特に“健康・清潔を維持するために衛生状態を保つ必要がある場所”と捉えれば理解しやすいです。

水回り:キッチン、トイレ、洗面室、浴室も含むスペース
サニタリー:トイレ、洗面室、浴室

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サニタリーをおしゃれに見せる収納アイデア

「収納したいモノは多いのに、収納スペースに限りがある」「使いやすさを重視したけれど、生活感が出すぎておしゃれに見えない」など、サニタリー収納について悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。

(※)写真はイメージです。弊社製品ではありません。

サニタリー収納を活用

サニタリーをすっきりとおしゃれに見せるには、しまう物と出す物を厳選し、目に見えるものを極力少なくすることがポイントです。まずは備え付けのサニタリー収納を上手に活用しましょう。
加えて、収納スペース内も衛生的に保つ必要があるため、使いやすさと掃除のしやすさも重要なポイントになります。

・収納スペースの中でさらにボックス分けをする
洗面室などの収納スペースは、物を積み上げてしまうと下の物を取り出すときに不便です。そこで、収納スペース内に棚を設け、用途別にボックス分けをすることをおすすめします。同じボックス製品を使えば、取り出しやすく見た目も美しく管理できます。

・使用頻度の高い物・低い物の取り出しやすさを考慮してラックを使う
ラックを使うのに適した場所は、縦の空間が空きやすい洗濯機の上や横の隙間です。洗濯機の上部は手が届きにくい場合もあるため、使用頻度の低い洗剤のストックなどを収納するとよいでしょう。お風呂上がりに使用するタオルなどを収納する際は、背の低いお子様も手が届く高さに設置することで取り出しやすくなります。

・シャンプーやコンディショナーなどの容器を統一する
浴室をおしゃれに見せたい方は、シャンプーやコンディショナー、ボディーソープの容器を統一するとよいでしょう。見た目もすっきりとして、おしゃれな空間になるのではないでしょうか。

・水気のあるものや熱があるものは吊るす
濡れたものやドライヤーを吊るす場所をつくりましょう。洗顔時に使うフェイスブラシなど水気のあるものは、吊るすことで乾きやすく衛生的に保つことが可能です。使用直後のドライヤーは熱を帯びていて密閉空間に収納することは危険が伴うので、フックなどを活用して吊るすとよいでしょう。

サニタリーボックスを活用

サニタリーボックスはトイレに流せないごみを捨てるための小さなごみ箱です。洗いやすく清潔を維持できるプラスチック製のほか、使い捨てができる紙製など、素材も色柄も様々なものがあります。トイレの掃除グッズとおそろいのものやインテリア性を重視したおしゃれなものを選ぶのも楽しいかもしれません。トイレの雰囲気に合わせたり、掃除のしやすさを優先したりと、求める機能に合ったサニタリーボックスを選んでみてください。
トイレは利用頻度の高い場所なので、気持ちよく使える場所として常に整えておくことが快適さの向上につながります。

サニタリー収納を選ぶ際のポイント

収納スペースを計測する

これから新たにサニタリー収納を選ぶ際は、設置する場所のサイズを正確に把握しましょう。収納に使えるスペースの高さ・幅・奥行きを計測します。「このくらい」という大まかなサイズだと、購入後にコンセントと干渉してしまったり、収納扉が開けづらくなったりするなど、後悔してしまうかもしれません。
縦型の洗濯機の上部に設置することをお考えでしたらは、洗濯機のふたをきちんと開閉できるスペースも考慮しましょう。

(※)写真はイメージです。

使用場所と使用頻度を把握してアイテムを分類する

サニタリーで使用するアイテムは、使用場所と使用頻度に応じて分類します。例えば洗面室だと、歯ブラシや化粧品、ドライヤーは毎日使用するけれど、ストックしているアイテムや掃除用品の使用は週に1回、ひと月に1回、といった程度です。
これらすべてのアイテムを同列に収納してしまうと使いづらくなることもあるので、アイテムの使用頻度に応じて分類して収納することが重要です。

室内の壁厚を活かした収納ユニット DAIKENの『カベピタ 壁厚収納 』

「サニタリーの収納を充実させたい」「おしゃれに見せたい」と考えている方は、DIKENの『カベピタ 壁厚収納』を検討してみてはいかがでしょうか。
室内の壁厚を利用したスマートな収納スタイルで、狭いサニタリー空間をゆったりと活用できます。

サニタリー(引戸タイプ)

「扉の開閉スペースを取りたくない」という場合におすすめなのが『カベピタ 壁厚収納 サニタリー(引戸タイプ)』です。収納部分を壁に埋め込んだ収納スタイルで、室内に出っ張らないフラットな納まりで省スペースながら収納量を確保します。トイレットペーパーを12ロール収納でき、収納する物のサイズに合わせて棚板の高さ調整が可能です。
扉は清潔感のあるアルミ扉(ミスト調)で、右引きと左引きがあります。カウンターとの組み合わせも可能です。

サニタリー(開き戸タイプ)

収納を目の高さの位置に設けてディスプレイも楽しみたいという方には『カベピタ 壁厚収納 サニタリー(開き戸タイプ)370L』をおすすめします。引戸タイプ同様、収納部分を壁に埋め込んだ収納で、2種類のサイズがあります。扉はハンドルレス仕様のプッシュオープン方式で、色柄バリエーションはウッド扉8色柄とアルミ扉3色柄の2タイプ11色柄です。

 

まとめ

今回は、サニタリーの言葉の意味と、収納をおしゃれで快適に使えるアイデアについて紹介しました。日々の生活において身近なサニタリーを清潔に保つことはもちろん、煩雑になりがちな収納を適切に管理することで、より快適な生活を送れるでしょう。
ぜひ、機能的でおしゃれなサニタリー収納を取り入れて、快適な住空間を実現してください。

  • 淀川 美和
  • 監修者

    淀川 美和(よどがわ みわ)
    株式会社アートアーク一級建築士事務所代表。

    一級建築士、インテリアコーディネーター、2児のママ建築家。「ママをきれいにする空間づくり」 をミッションの一つに掲げ、住宅・店舗・ホテル等の設計、内装コーディネート、メディア出演等を行う。自身も仕事と家事と育児のバランスをとりながら、忙しいママがいかに快適に家族と暮らせるかに焦点をあてつつ「お部屋のコンシェルジュ」として皆さまのお役に立てるよう奮闘中。

    保有資格:一級建築士、インテリアコーディネーター、建築士会インスペクター、健康住宅アドバイザー、整理収納アドバイザー2級、アロマ検定1級

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