建築用語集

浄化槽

浄化槽は、主に下水道が設置されていない地域で活用・設置される下水処理装置です。各家庭や施設から出るトイレの排水・生活排水を浄化槽で処理。きれいな水に変えて環境に戻すことが可能となります。

一般的に、浄化槽は地面に埋設されており、処理された水は側溝や地中へ浸透排水されます。浄化槽の種類には「単独浄化槽」と「合併浄化槽」があります。単独浄化槽はトイレの排水のみを処理し、合併浄化槽はトイレと生活排水の両方が処理可能となっています。因みに現在は「単独浄化槽」の新設は禁止されており、昔設置された浄化槽が残っているのみとなっています。浄化槽は、微生物による生物学的な処理と物理的な処理が行われています。主に異なる特性を有した4種類の処理槽「曝気槽(嫌気性処理)」「好気槽(好気性処理)」「沈殿槽」「浸透槽」で構成されています。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。