建築用語集

チェスト

チェストとは、現在では引き出し式の収納家具をさすのが一般的です。日本では、タンスや整理タンス、収納タンスと呼ばれるものです。中世ヨーロッパでは、長方形の箱型で、上部に蓋が付いた宝箱のような収納家具をチェスト(chest)と呼びました。衣類や貴重品などを収納することが多く、寝室や和室などで使われます。

背が高いものをハイチェスト、膝の高さほどのものをローチェストと区別することもありますが、腰高のタイプが主流です。また、天板の上に物を置いて使うこともできます。基本的には木製の家具をさしますが、プラスティック製やキャスター付きの収納庫をチェストと呼ぶこともあり、押し入れやクローゼット内で使うこともあります。組み立て式のタイプもあり、用途や使う場所に応じて選べます。

カテゴリから探す

<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士