建築用語集

レンジフード

レンジフードとは、キッチンのコンロ上方に設置される換気設備。調理によって発生する油煙や臭いを吸い込み、屋外へ排気するための装置です。キッチン空間にて使用する換気設備には「レンジフード」と「換気扇」があります。 レンジフードにはダクト(排気管)とフード(覆い)が存在。換気扇にはどちらも存在しないといった違いがあります。

レンジフードにはデザイン及びファン形状の違いによって以下のような種類が存在しています。

●レンジフードのデザインによる違い
*スリム型: シンプルな形でデザイン性が高く、拭き掃除がしやすい構造です。
*ブーツ型: 調理の煙を集める性能が十分にあり、広く普及しているタイプ(汎用タイプ)です。
●レンジフードのファン形状による違い
*シロッコファン: 筒状の本体に細かい羽根がついており、ダクトを使って排気します。外の風に影響されにくいというメリットがあります。
*プロペラファン: 扇風機の羽のような形状をしており、ダクトなしで壁に直接取り付けて排気します。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。