建築用語集

ドレッサー

ドレッサーとは、メイクや髪型を整えるための各種アイテム(道具)を収納する家具です。一般的には、引き出しや収納スペースがあり、コンパクトなサイズであることが特徴となっています。日本語表記としては「鏡台」と呼ばれています。ドレッサーには最初から家具の一部として大きな鏡が取り付けられているものと移動型鏡や壁面に設置した固定鏡などの利用を前提とした「鏡の無いドレッサー」の2タイプがあります。

日本の鏡台の歴史は平安時代に遡ります。貴族の習慣から誕生したのが日本の鏡台のはじまりとされています。その後、化粧道具を入れる手箱と鏡を一緒にした鏡台が誕生。明治時代になるとガラス鏡を使った鏡台が完成しました。西洋のドレッサー(鏡台)は17世紀後期のフランスで誕生。日本の鏡台とは異なり、テーブルを中心として発展したアイテムといわれています。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。