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2025-04-30

シューズインクローゼットやシューズクロークはあったほうが良い? メリット・デメリットをチェック

玄関まわりの収納スペースであるシューズインクローゼットやシューズクロークには、靴だけでなく、ベビーカーやお子様の遊び道具、ゴルフ用具なども収納できます。こうしたスペースを活用すれば、生活空間がすっきりし、より快適に暮らせるようになります。
今回は、シューズインクローゼットやシューズクロークのメリット・デメリットをご紹介します。設置を考えている方はぜひ参考にしてください。

シューズインクローゼット・シューズクロークとは

まずはシューズインクローゼット・シューズクロークについて説明します。

シューズインクローゼットとシューズクロークの違い

間取り図にはシューズインクローゼット(SIC)、シューズクローク(SC)と記載されますが、基本的には同じ意味で使われます。こちらの表記を見たら、玄関の近くに土足で利用できる収納スペースがあることをイメージしておきましょう。ここでは、シューズインクローゼットとしてご説明します。

特徴と役割

シューズボックス(下駄箱)は靴や傘を収納するキャビネットですが、シューズインクローゼットは人が出入りできる収納スペースです。ウォークインクローゼットをイメージするとわかりやすいでしょう。

シューズインクローゼットは広いため、靴や傘だけでなく、ベビーカーや遊び道具なども収納できます。外に持ち出す物を1か所にまとめて収納できるので、外出の準備が楽になり時間に余裕が生まれます。玄関が整理整頓されることで気持ちよく過ごすことができ、日々の暮らしが快適になります。

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シューズインクローゼットのメリット

次に、シューズインクローゼットのメリットをご紹介します。

外で使うものをまとめて収納できる

シューズインクローゼットには靴や傘・ゴルフ用具・ベビーカー・外遊び道具・掃除用具などをまとめて収納できます。収納スペースが小さいと玄関が散らかりがちですが、シューズインクローゼットがあればスッキリ整理できます。

また、外出時に室内やベランダに置いている物を取りに行く手間がなくなります。急いでいるときに忘れ物があると時間のロスになりますが、シューズインクローゼットがあれば準備がスムーズになります。

来客時に気持ち良くお迎えできる

玄関が整っていないと、急な来客で片付ける必要が生じる可能性もあります。突然友人が訪ねてくれたのに玄関が落ち着かない状態だと、慌ててしまいますよね。そこでシューズインクローゼットを活用して玄関を整頓しておけば、いつでも気持ちよくお客様をお迎えできます。特に子育て世帯では、急にお子様の友達が遊びに来ることも多いので、玄関をきれいに保てるのはとても便利です。

家の中の掃除がラクになる

外から砂や汚れなどを家の中に持ち込むと、床がザラザラして不快に感じます。シューズインクローゼットがあれば、外で使ったものをまとめて収納できるので、砂や植物の葉などの持ち込みを軽減できます。家の中を清潔に保ちやすくなることも大きな魅力です。

シューズインクローゼットのデメリット

シューズインクローゼットにはデメリットもあります。ここで紹介するデメリットを参考にしながら設置を検討してください。

靴のニオイが気になる場合がある

シューズインクローゼットに通気窓や換気設備がないと、空気の循環が不十分になり、靴のニオイが気になることがあります。また、出入口にドアを付けないオープンタイプの場合、靴のニオイが廊下を通って部屋に広がってしまう可能性もあります。換気設備が設置できないときは、消臭剤などを使用するとよいでしょう。

定期的な掃除が必要

シューズインクローゼットは外で使う物をしまう場所なので、どうしても砂や埃が溜まりやすくなり、定期的な掃除が必要になります。ほうきやちり取りなどをシューズインクローゼットに置けば、気になったときにすぐに掃除できて便利です。

設置スペースが必要

シューズインクローゼットを設置する場合は、設計段階からスペースを確保しておく必要があります。居室やほかのスペースが狭くなる可能性があるため、間取りを決めるときには設計者や家族と十分に相談しましょう。

限られたスペースでも玄関の収納力をアップするDAIKEN製品

シューズインクローゼットはとても便利ですが、設置するにはスペースが必要なため、難しい場合もあります。そこで、限られたスペースでも玄関の収納力を増やせるDAIKENの製品をご紹介します。

シンプルで使いやすいリーズナブルな内部ユニット『FiTIO(フィティオ) 』

FiTIO(フィティオ)』は、手軽に収納力をアップできる内部ユニットです。側面棚柱タイプと背面棚柱タイプの2種を用意しており、様々な設置スペースや使い方に対応できます。

機能的で心地いい玄関を実現する『hapia 玄関収納 開き戸ユニット』

hapia 玄関収納 開き戸ユニット

(※)写真のhapia(ハピア)は2025年6月生産中止予定です。後継品は2025年6月発売予定のieria(イエリア)をご検討ください。

玄関収納 開き戸ユニット』は、洗練された空間演出と多彩な収納力が魅力の玄関収納です。ユニットを組み合わせることで様々な構成に対応し、お好みの収納スペースを実現します。モノホワイトからオフブラックまで9種類のカラーバリエーションをラインアップしているため、オシャレな玄関を演出するパーツとしてもおすすめです。

おわりに

シューズインクローゼットは、便利な収納スペースであるだけでなく、様々な面で生活を快適にサポートする設備です。外出時の準備がスムーズになり、家の中の掃除がしやすくなるなどQOL(生活の質)が向上します。これからマイホームを建てる方は、シューズインクローゼットの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

(※)記事内で使用されている『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。2025年6月に発売予定の後継品『ieria(イエリア)』をご検討ください。

  • しかまのりこ
  • 監修者

    志鎌のり子(しかまのりこ)
    一般社団法人日本模様替え協会 理事/COLLINO一級建築士事務所代表。

    日本女子大学住居学科卒業、五洋建設でマンション・ビルの設計監理/内装デザインを10年担当。その後、日本ERIにて住宅検査など10年担当、設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点から模様替えする独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/仕組みづくりなどを提案。書籍「家具配置のルール」のほかSUUMO、AERAwithKids、建築知識ビルダーズ、住まいの設計など著書多数。

    保有資格:模様替えアドバイザー 一級建築士 建築基準適合判定資格者 住宅性能評価員 建物耐震診断士 フラット35適合証明検査員 など

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