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近年、愛犬とのお出かけを楽しむスタイルが定着し、ともに遊べる施設が増えています。特に、ノーリードで愛犬が遊ぶことのできる“ドッグラン”は、カフェやサービスエリア、道の駅、キャンプ場などに併設されているケースが増えており、様々な場所で目にするようになりました。
今回は、愛犬とドッグランデビューをしたい方に向けて、事前準備や持ち物、マナーについて解説します。あわせて、愛犬との暮らしにおすすめのDAIKEN製品もご紹介します。
ドッグランとは? 愛犬と何ができる場所?
ドッグランは、フェンスなどの柵に囲まれた専用スペース内で、犬のリードを外して走り回れる場所です。近年では、サービスエリアや道の駅のほか、コテージやキャンプ場などにもドッグランが併設されているところもあり、愛犬と一緒に楽しめる施設が増えています。また、雨の日でも遊べる室内ドッグランも登場しており、天候に左右されずに過ごせるのも魅力です。
ドッグランの中にはボール遊びができる広場や、ハードルやドッグウォークなどのアジリティ器具が設置された施設もあり、愛犬と飼い主が一緒に楽しい時間を過ごせます。また、小型犬専用や大型犬専用などエリア分けがされている施設や、ほかの犬との接触を避けたい方向けに貸し切り利用が可能なドッグランもあるため、安心して利用できます。
愛犬とドッグランへ初めて行く際の事前準備

ドッグランは、愛犬と飼い主にとって楽しい場所ですが、思わぬトラブルを避けるためにも、ドッグランへ行く前の準備はしっかり整えましょう。
●ワクチン接種を必ず受けておく
様々な犬が利用するドッグランは、感染症になる可能性があります。感染症を避けるためにも、事前にワクチン接種を受けておきましょう。
●ノミやダニの対策
ノミやダニ対策も重要です。様々な犬が利用することに加え、ドッグラン内の草や木々にノミやダニが寄生している場合もあります。動物病院で薬を処方してもらい、事前に投与しておきましょう。
●基本的なしつけを済ませる
「待て」「お座り」「おいで」などの基本的なしつけは、事前に身に付けておきましょう。しつけができていない場合、思わぬトラブルにつながるおそれもあります。日頃から、飼い主と愛犬の信頼関係を築いておくことも大切です。
●ほかの犬や人に慣れさせておく
多くの犬や人がいるドッグランは、愛犬によっては怖がったり、興奮したりする場合があります。普段の散歩時にほかの犬と落ち着いて挨拶ができる機会を作るなど、ドッグランデビュー前に多くの犬がいる環境に慣らしておきましょう。
●利用するドッグランのルールなどを把握する
ドッグランによって利用時間や必要な持ち物、施設ごとのルールが定められている場合があります。トラブルを防ぐためにも、利用前に各施設のホームページなどでルールや利用条件を確認しておきましょう。
ドッグランに必要な持ち物
愛犬とドッグランに行くときには何を持っていけばよいのでしょうか。ここでは、ドッグランを利用する際に必要な基本的な持ち物をご紹介します。
●リード・首輪・ハーネス
首輪やハーネス、リードは必ず持参しましょう。ドッグラン内の専用スペースではリードを外せますが、受付やエリア内の移動時にはリードの着用が必須です。
●飲み水
遊んだ後にはのどが渇くため、飲み水を持参しましょう。共用の水飲み場があるドッグランもありますが、衛生面への配慮として、自前の給水ボトルや折り畳みの器を用意しておくことをおすすめします。
●鑑札とワクチン証明書
ドッグランの利用には、鑑札やワクチン接種証明書(狂犬病・混合ワクチンなど)の提示を求められる場合があります。忘れるとドッグランを利用できないこともあるため、しっかり準備しましょう。また、利用時に有効な証明書か早めに確認しておきましょう。
●ペットシート・タオル・ウェットティッシュ
排泄した際の片付けには、ペットシートが役立ちます。ペットシートは、愛犬が遊んで汚れてしまったときや、車のシートに敷く場合にも便利なので、数枚用意しておきましょう。
また、タオルやウェットティッシュも持っていきましょう。愛犬が遊び終わった後の汚れを拭くときに役立ちます。
●エチケット袋
愛犬がドッグラン内で排泄してしまった場合、それを放置してしまうのはマナー違反になります。周囲に迷惑がかからないよう、エチケット袋などを準備し、すぐに片付けられるようにしましょう。
●マナーベルト・マナーパンツ
ドッグランによっては、マナーベルトやマナーパンツの着用が必須の施設もあります。特にマーキングの傾向がある場合には、あらかじめ用意しておくと安心です。
●暑さ対策グッズ
気温や湿度が高い日は、犬も体に熱がこもりやすくなります。熱中症を防ぐために、クールバンダナやクールウェアなど暑さ対策グッズも持参しましょう。夏場は涼しい時間帯を選んで利用することも大切です。
■熱中症や犬の暑さ対策グッズについてはこちらの記事で詳しく解説しています
・犬の熱中症に注意! 初期症状は? 熱中症対策は? 今年も猛暑がやってくる
・犬の暑さ対策グッズで猛暑を賢く乗り切ろう! 室内・散歩別でグッズを解説!
ドッグランを利用するときのマナー

ドッグランでは多くの犬と飼い主が気持ちよく過ごせるようお互いの配慮が必要です。ここでは、ドッグランを利用する際の一般的なマナーをご紹介します。
●リードを必ず付けて出入りする
ドッグランでは、必ずリードを付けて出入りしましょう。これは犬同士の接触によるトラブルを防ぐためです。入場後、愛犬が落ち着いてからリードを外し、出るときはリードを付けることを徹底しましょう。
●愛犬から目を離さない
愛犬をドッグランで遊ばせる際は、目を離さず、何かあった場合でもすぐに対応できるように意識しましょう。ほかの犬と仲良く遊んでいても、少し目を離した隙にケンカが始まる可能性もあります。
●ケンカやマウンティングはすぐ止める
ケンカやマウンティングの様子が見られた場合は、すぐに制止しましょう。じゃれているように見えても周囲の飼い主に不快感や不安を与えてしまうため、放置せずすぐに対応することが大切です。
●ドッグラン内でおやつを与えない
多くのドッグランでは、ドッグラン内での飲食を禁止しています。これは、犬同士でおやつを奪い合ったり、ケンカの原因になったりするためです。愛犬におやつをあげたい場合は、一度ドッグランの外に出てからにしましょう。
●トイレの後始末をする
ドッグランの利用中に愛犬が排泄してしまうことがあります。オシッコをした場合は、ペットシートに吸い込ませてから水で流すなど、散歩時と同様に処理しましょう。また、ウンチはエチケット袋に入れ、ドッグランに設置されている専用のゴミ箱に捨てます。ゴミ箱が無い場合は、必ず持ち帰りましょう。
●ほかの犬を勝手に触ったり写真を撮ったりしない
ドッグランでは様々な犬が遊んでいますが、飼い主の許可なくほかの犬に触れるのはマナー違反です。中には、知らない人が苦手な犬や、自分の愛犬がほかの人に触られるのを嫌がる飼い主もいます。
また、無断で写真を撮って、SNSに投稿するとトラブルに発展する可能性があります。自分の愛犬を撮影した写真の中にも、ほかの犬や飼い主が写っている可能性があるため、投稿する前に1度確認しましょう。
●ヒート中はドッグランを利用しない
避妊手術をしていないメスの場合は、ヒート中(発情期)に注意が必要です。ヒート中のフェロモンにオスが反応してしまう可能性があります。この場合、オスは制御が難しくなり、トラブルの原因になる可能性があります。そのため、ヒート中はドッグランの利用を避けましょう。
DAIKENのペットにやさしいフローリング材・おすすめ建材
愛犬との快適な暮らしを実現するために、室内の環境を整えてみてはいかがでしょうか。DAIKENでは、愛犬との生活をサポートするペットにやさしい建材を多数取り揃えています。その中から、小型犬の足腰に配慮した建材を中心に、おすすめの製品をいくつかご紹介します。
●愛犬の足腰にやさしい床材『ワンラブフロアⅤ』

『ワンラブフロアⅤ』は、小型犬の足腰に配慮し、歩く時の滑りに配慮したペット用床材です。(※1)
引っかき傷が付きにくく、目立ちにくいという特長があります。さらに、水濡れにも配慮しているので、おしっこや吐き戻しなどの汚れも拭き取りやすく、お手入れも簡単です。
●簡単リフォームで愛犬の歩行に配慮『イエリアフロア3T セレクト プレミアムウッド柄(ペット対応)』

『イエリアフロア3T セレクト プレミアムウッド柄(ペット対応)』は、小型犬の歩行に配慮したリフォーム用床材です。(※1)
既存の床材の上から張るだけの簡単リフォームで美しく仕上がります。さらに、「抗菌仕様」「傷が付きにくい」「汚れを拭き取りやすい」などの性能も満載です。
また、豊かな木目の表情が魅力的で、様々な柄や色のバリエーションも揃えています。
●愛犬が歩きやすく階下への音を軽減する『ワンラブオトユカ45Ⅳ(147幅タイプ)』

『ワンラブオトユカ45Ⅳ(147幅タイプ)』は、ペット向けのマンション用の防音床材です。(※1)
こちらも小型犬の歩きやすさに配慮されており、滑りにくく、歩行時の沈み込み感が少ないのが特長です。さらに、抗菌仕様で傷が付きにくく、汚れが拭き取りやすい、ワックス掛けも不要といった特長があります。
また、床の衝撃音をやわらげる防音床材なので、マンションにお住まいで階下への音を気にされる方にもおすすめです。
(※1)本製品は小型犬の肉球の滑り抵抗を考慮しておりますが、全てのペット(犬・猫)の歩行に最適とは限りませんのでご注意ください。
●抗菌仕様でやさしい使い心地の和紙畳『ダイケン畳 健やかくん』

畳の部屋で犬を飼いたいという方は、和紙畳『ダイケン畳 健やかくん』を検討してはいかがでしょうか。(※2)
カビの発生やダニの増殖を抑える抗菌仕様で、快適に過ごすことができます。小型犬の爪やおもちゃによる傷が付きにくい、撥水性があるので水分や汚れが染み込みにくいなど、ペットとの暮らしに役立つ機能が満載です。
さらに、カラーバリエーションが豊富なので、畳をインテリアとして取り入れても楽しめます。
●傷や汚れに強く簡単に取り入れられる和紙畳『ここち和座』

『ここち和座』は、より手軽に取り入れやすい畳です。(※2)
ラグを敷くような感覚でフローリングの上に置ける「置き敷きタイプ」と「敷き込みタイプ」の2種類を展開しています。敷き込みタイプはフローリングと厚さが同じなので、床下地を下げる必要がありません。
『ダイケン畳 健やかくん』と同じく、ペットの爪などによる傷が付きにくく、汚れを落としやすいのが特長です。
(※2)機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。
●消臭・調湿・吸音機能付きの天井材『クリアトーン12SⅡ』

『クリアトーン12SⅡ』は、室内の湿気を吸収・放出する調湿天井材です。湿度が高いときは空気中の湿気を吸収し、空気が乾燥しているときはため込んだ湿気を放出し、ペットも人間も過ごしやすい爽やかな空間をつくり出します。
さらに、犬の吠え声や生活音などの反響を抑える吸音性能、部屋の生活臭やペットのニオイをやわらげる消臭性能もあわせ持っています。

ドッグランは、愛犬の運動不足やストレスの解消に役立つだけでなく、飼い主同士やほかの犬たちとの交流を楽しめる貴重な場所です。ドッグランの利用が初めての方は、不安を感じることもあるかもしれませんが、事前準備やマナーをしっかり確認しておけば、安心して利用できます。
愛犬とのお出かけスポットとしても人気のドッグランを、ぜひ利用してみてください。
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執筆者
高田 菜月 (たかだ なつき)
一般社団法人愛玩動物健康管理協会長年人間の介護に携わる中、寝たきりになった愛犬の介護を機にペット業界へ。
すべてのペットが幸せに暮らせるよう、ペットの専門家として各種メディアでの記事の執筆や監修、ペット商品の監修などを行う。
現在はチワックス2匹、ポメチワ1匹、カニンヘンダックス1匹の4匹と暮らし、老犬のトータルケアサロン開業を目指して奮闘中。保有資格:動物介護士 ペット看護士 ホリスティックケア・カウンセラー JKC愛犬飼育管理士 ペットフーディスト 犬の管理栄養士 など
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