2025-07-18

愛犬を連れてキャンプへ行きたい! 必要な持ち物・あると便利なグッズは?

愛犬と一緒に自然の中でゆったりと過ごせるキャンプは、とても楽しいものです。近年では、犬を連れて楽しめるキャンプ場も増えてきましたが、「何を準備すればよいかわからない」という方も多いでしょう。
今回は、愛犬とのキャンプに向けて準備しておきたい持ち物や、あると便利なグッズ、キャンプに愛犬を連れて行く際に注意すべき点などをご紹介します。愛犬と初めてキャンプに行く計画している方は、ぜひ参考にしてください。

愛犬を連れてキャンプを楽しもう!

愛犬とのキャンプは、自然の中でたくさんスキンシップができ、開放的に過ごせます。さらに、愛犬の運動不足やストレスの解消、飼い主との信頼関係を深めるといったメリットもあるとされています。

また、初めからグッズをそろえてキャンプをするのは不安だという方は、まずはペットと一緒に泊まれるグランピング施設でキャンプデビューしてみるのもおすすめです。グランピングなら、グッズや食材のほか、施設によってはベッドなども準備されているため、キャンプ初心者でも気軽に楽しめます。

ただし、ペット同伴不可の施設や、頭数・体重などの受け入れ基準を設けている施設もあるため、必ず事前に条件を確認しましょう。

犬連れキャンプに必要なグッズ

キャンプ

ここでは、季節を問わず、犬連れキャンプで準備しておきたい基本的なグッズをご紹介します。

●フード、おやつ、食器

いつも食べているフードやおやつを小分けにして持参しましょう。また、食器も普段使っているもので十分です。

●首輪、リード、ハーネス

テントの設営や撤収、調理や就寝中など、どうしても愛犬に目が行き届かない時間帯があります。首輪やハーネスを付けて、リードでしっかりとつなぎ、犬の安全を確保しましょう。

●ベッド、クレート、犬用寝袋

使い慣れているベッドやクレート、普段使用しているタオルや毛布などを持参すると、自分のニオイがするため、犬が落ち着いて過ごしやすくなります。
また、犬用寝袋は、1度自宅で使用して愛犬を寝袋に慣らしてから持っていくとよいでしょう。

●サークル、ケージ

ほかの犬と離しておきたいときや、食事の準備やテントの設営などの作業中に愛犬の様子を把握しづらいときは、安全に過ごせるサークルやケージがあると安心です。使用する際は、倒れないようにしっかりと設置しましょう。

●タオル、ウェットティッシュ

キャンプでは愛犬も濡れたり汚れたりすることが多いため、タオルやウェットティッシュを用意しておきましょう。遊んだあとの体拭きや、排泄後のお手入れに便利です。

●トイレシート、排泄物処理袋

多くのキャンプ場では、犬の排泄物はトイレシートや排泄物処理袋で適切に処理し、指定の場所に捨てるか、自宅へ持ち帰る必要があります。

●救急用品、常備薬

ケガや体調不良に備えて、犬用の救急用品を準備しておきましょう。愛犬に持病がある場合は、常備薬も忘れずに持参してください。

●防虫用品

キャンプでは蚊やマダニ、ノミに刺されるおそれがあります。犬用の虫よけスプレーや、防虫加工が施されたウェアなどを活用しましょう。

●犬鑑札、迷子札

万が一キャンプ場で迷子になってしまったときに備えて、首輪には犬鑑札や迷子札を必ず付けておきましょう。

●狂犬病予防注射済票、混合ワクチン接種証明書

キャンプ場によっては、狂犬病予防注射済票や混合ワクチンの接種証明書の提示が求められる場合があります。有効期限内の原本またはコピーを持参しましょう。

犬連れキャンプにあると便利なグッズ

必要なグッズに加えて、持っていくと犬連れキャンプをさらに便利で快適にしてくれるグッズをご紹介します。

●光る首輪、ペットライト

キャンプ場の夜は真っ暗になるため、明かりが届かない場所では愛犬がどこにいるかわからなくなってしまう可能性もあります。愛犬を見失わないよう、光る首輪やペットライトなどを装着しておくと、夜間の視認性が高まります。

●ドッグコット

ドッグコットとは、脚の付いた犬用ベッドです。地面との間に適度な高さがあるため、暑さや湿気、虫などから愛犬を守ることができます。

●ドッグアンカー、ペグなどの係留グッズ

キャンプ場で愛犬のリードをつなげる場所が見つからない場合は、ドッグアンカーやペグなどの係留グッズがあると便利です。
使用する際は、愛犬がリードを引っ張ったときに抜けたり倒れたりしないよう、しっかりと固定しましょう。

●犬用のおもちゃ

ドッグフリーサイト内でも遊べるような犬用のおもちゃを持参するのもおすすめです。汚れる可能性があるため、洗えるタイプのものを選ぶとよいでしょう。

●犬服(ドッグウェア)、犬用シューズ

犬服(ドッグウェア)は、愛犬を夏の暑さや日差し、冬の寒さ、汚れから守るのに役立ちます。キャンプ場は急な天候変化の可能性もあるため、レインウェアを持っておくのもおすすめです。

また、キャンプ場は整備されていることがほとんどですが、地面の状態によっては小石や小枝などで愛犬の肉球が傷付くこともあります。犬用シューズがあれば、ケガの対策にもなります。

キャンプに愛犬を連れて行く際の注意点・マナー

キャンプ

犬連れキャンプでは、持ち物の準備に加えて、キャンプ時の注意点も把握しておきましょう。

●愛犬の予防接種を済ませる

キャンプ場など自然が多い場所では、水辺や土、ネズミやイタチなどの野生動物の尿から感染する“レプトスピラ症”に注意が必要です。
感染すると腎臓や肝臓に影響が出る可能性があるため、かかりつけの獣医師に相談し、キャンプ前に7種以上の混合ワクチンの接種を検討しましょう。

●リードは常に着けておく

共有エリアで愛犬をフリーにさせるのは厳禁です。脱走や事故、ほかの犬や飼い主とのトラブルにつながるおそれがあるため、ドッグフリーエリア以外では必ずリードを着けておきましょう。

●トイレのマナーを守る

自然の中でも、トイレマナーは大切です。おしっこは水で流し、ウンチは必ず拾って持ち帰りましょう。排泄禁止エリアではトイレシートを使うなど、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。

●無駄吠えをさせない

キャンプ場は公共の場であるため、特に夜間の無駄吠えは周囲の迷惑になります。環境の変化によって吠えることもあるため、事前にしつけをしておくことや、愛犬が落ち着ける場所を選ぶなどの工夫をしましょう。

●誤飲をさせないように気をつける

周囲に食べ物やゴミが落ちていないか確認しましょう。拾い食いを防ぐには「おすわり」や「まて」で静止させる、愛犬が何かを口に咥えたときに「ちょうだい」で咥えたものを飼い主に渡す、といった基本的なしつけが役立ちます。

●ノミやダニなどの対策をする

野外で長時間過ごすキャンプでは、通常よりもノミやダニが付着する可能性が高くなります。キャンプ前に駆虫薬を投与するなどの対策を行いましょう。

●季節に合わせて暑さ寒さ対策を万全に

キャンプ場は事前に予約が必要なところが多く、天気予報を見て天候の良い日や過ごしやすい気温の日を選んで予約することが難しいため、暑さや寒さへの対策は万全にしておきましょう。

特に夏場のキャンプは熱中症になりやすいため、注意が必要です。こまめに水分補給を行い、炎天下での激しい運動は避け、冷感バンダナやマットなどの暑さ対策グッズを活用すると快適に過ごせます。
また、冬場は愛犬用のウェアや毛布を用意するなど、防寒対策もしてあげましょう。

●近隣の動物病院を確認しておく

キャンプ場で、愛犬がケガや体調不良を起こしてしまう可能性もあります。いざというときに対応してもらえる動物病院が近くにあるかどうか、休診日や診察時間も考慮して、事前に確認しておきましょう。

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DAIKENのペットにやさしいフローリング材・おすすめ建材

DAIKENでは、犬との暮らしに役立つ製品を多数展開しています。今回は、愛犬の足腰に配慮したフローリング材や、室内環境を快適に保つのに役立つ建材をご紹介します。

●愛犬の足腰にやさしい床材『ワンラブフロアⅤ』

キャンプ

ワンラブフロアⅤ』は、小型犬の足腰に配慮し、歩く時の滑りに配慮したペット用床材です。(※1)
引っかき傷が付きにくく、目立ちにくいという特長があります。さらに、水濡れにも配慮しているので、おしっこや吐き戻しなどで汚れてもサッと拭き取ることができ、お手入れも簡単です。

●愛犬が歩きやすく階下への音を軽減する『ワンラブオトユカ45Ⅳ(147幅タイプ)』

キャンプ

ワンラブオトユカ45Ⅳ(147幅タイプ)』は、ペット向けのマンション用の防音床材です。(※1)
こちらも小型犬の歩きやすさに配慮されており、滑りにくく、歩行時の沈み込み感が少ないのが特長です。さらに、抗菌仕様で傷が付きにくく、汚れがとれやすい、ワックス掛けも不要といった特長があります。

また、床の衝撃音をやわらげる防音床材なので、マンションにお住まいで階下への音を気にされる方にもおすすめです。

●簡単リフォームで愛犬の歩行に配慮『イエリアフロア3T セレクト プレミアムウッド柄(ペット対応)』

キャンプ

イエリアフロア3T セレクト プレミアムウッド柄(ペット対応)』は、小型犬の歩行に配慮したリフォーム用床材です。(※1)
既存の床材の上から張るだけの簡単リフォームで美しく仕上がります。さらに、「抗菌仕様」「傷がつきにくい」「汚れをふき取りやすい」などの性能も満載です。

また、床暖房やホットカーペットにも対応しているため、冬でも快適に過ごせます。
(※1)本製品は小型犬の肉球の滑り抵抗を考慮しておりますが、全てのペット(犬・猫)の歩行に最適とは限りませんのでご注意ください。

●抗菌仕様でやさしい使い心地の和紙畳『ダイケン畳 健やかくん』

キャンプ

ダイケン畳 健やかくん』は、カビの発生やダニの増殖を抑える性能を持った和紙畳です。(※2)
撥水性があるため汚れや水分が染み込みにくい、ペットの爪やおもちゃによる傷が付きにくいなどのメリットもあります。様々なカラーや柄が用意されており、インテリア性を重視する方にもおすすめです。

●傷や汚れに強く簡単に取り入れられる和紙畳『ここち和座』

キャンプ

ここち和座』は、手軽に取り入れやすい畳です。(※2)
ダイケン畳 健やかくん』と同じく、ペット(小型犬など)の爪やおもちゃによる傷が付きにくく、カビの発生やダニの増殖を抑え、撥水性があるため汚れが染み込みにくいのが特長です。

さらに、適度なクッション性もあり、フローリングの上に置くだけの「置き敷きタイプ」と、フローリングと組み合わせられる「敷き込みタイプ」の2種類を展開しています。これまでラグを敷いていた方は、イメージチェンジとして『ここち和座』を取り入れてみてはいかがでしょうか。
(※2)機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。

●消臭・調湿・吸音性能付きの天井材『クリアトーン12SⅡ』

クリアトーン

DAIKENの『クリアトーン12SⅡ』は、室内の湿気を吸収・放出する調湿天井材です。
湿度が高いときは空気中の湿気を吸収し、空気が乾燥しているときはため込んだ湿気を放出し、ペットも人間も過ごしやすい爽やかな空間をつくり出します。さらに、吸音性能と消臭性能もあわせ持っているので、ペットの鳴き声などが響くのを抑えたり、生活臭や気になるペットのニオイもやわらげることができます。

キャンプ

愛犬とのキャンプは自由度が高い反面、持ち物が多くなりがちです。事前に持ち物リストを作成し、忘れ物がないようにチェックしましょう。また、キャンプ場はペットを飼っていない方も利用する公共の場です。犬が苦手な方や小さなお子様がいるかもしれないため、周囲に配慮し、マナーを守って愛犬と気持ちよく過ごしましょう。

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  • 西岡 優子 (にしおか ゆうこ)
  • 執筆者

    西岡 優子 (にしおか ゆうこ)
    獣医師・ペット栄養管理士

    北里大学獣医学部獣医学会 卒業。
    日本ペット栄養学会・獣医皮膚科学会・獣医画像診断学会 所属。
    複数の動物病院での勤務医、獣医師専門書籍・雑誌出版社の編集者などを務めたのち、現在は各種ペット関連企業に監修獣医師として所属し、商品開発や記事執筆を担当。

    保有資格:動物介護士 ペット看護士 ホリスティックケア・カウンセラー JKC愛犬飼育管理士 ペットフーディスト 犬の管理栄養士 など

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