2025-04-18

犬の散歩は毎日行くべき? 理想のお散歩とお散歩バッグの中身とは

気温が上昇する夏は、犬も熱中症のリスクが高まります。症状が進行すると、熱中症の影響が残る可能性もあるため注意が必要です。
今回は、犬の熱中症の症状や飼い主ができる熱中症対策について解説します。さらに、室内の湿気を吸収・放出し、反響音を抑える建材もご紹介します。

犬の散歩は必要? メリットは?

犬にとって散歩の時間には様々なメリットがあります。まず、散歩は運動不足の解消につながり、太りにくくなったり筋肉を維持できる点がメリットです。また、「外の空気を吸う」「地面のニオイを嗅ぐ」ことは、犬のストレス解消にもなります。
散歩は愛犬とのコミュニケーションにも欠かせない日課です。アイコンタクトを取ったり、声をかけて散歩をすると、家族の絆が深まります。

さらに、散歩は犬の社会化にも役立ちます。屋外を歩くと、見知らぬ方や他の犬、車、バイク、自転車などに出会います。未知のニオイを嗅いだり、知らない音を聞いたりといった刺激に慣れていくことで、生活環境に順応できるようになります。

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犬の散歩デビューはいつから?

お散歩デビューはいつ頃がよいのでしょうか。理想としては、犬の社会化が始まる生後4か月頃から散歩を開始するのがよいといわれています。ただし、地面を歩かせるのはワクチン接種を終えてからにしましょう。
また、ワクチン接種前は、抱っこをしながら家の周囲を歩く程度にとどめ、かかりつけの獣医師に散歩はいつから始めればよいのか相談するとよいでしょう。

初めての首輪やハーネス、リードに戸惑ったり怖がる犬もいるため、散歩デビューの前に家の中で少しずつ慣れさせておくのがおすすめです。散歩そのものは、庭や家の周囲からスタートして、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。

犬の散歩に適切な時間は?

犬の散歩時間は“犬種” “犬の骨格” “年齢” “体の特徴”によって異なります。ここでは犬種サイズ別の散歩時間と、シニア犬における散歩時間の一般的な目安について解説します。

●小型犬

小型犬は、1日1回、30分〜1時間程度が目安です。小型犬は足が細いため、長時間の散歩は負担がかかるので注意しましょう。

●中型犬

中型犬は、1日2回または1回で、1時間程度が目安です。小型犬よりも運動量が必要になります。散歩時間の確保が難しい場合は、遊びの回数を増やしたり、ドッグランを併用するなどの工夫をしましょう。

●大型犬

大型犬は、1日2回または1回で1〜2時間の散歩が目安です。体が大きいため、激しい運動は関節に負担を与える可能性があります。ゆっくりと時間をかけて長い距離を歩くのがポイントです。

●シニア犬

シニア犬にとっても散歩はとても大切です。1日2〜3回、1回約10分を目安に続けることで、足腰の筋肉量を減らさないための運動になります。
歩くのが難しい場合は歩行補助用のハーネスを装着したり、ペットカートに乗せて散歩をしましょう。外の空気に触れることはシニア犬にとっても良い刺激となり、ストレス解消にもつながります。

犬の散歩マナーや注意点

犬の散歩では、排泄物の処理や周囲への配慮などマナーが大切です。散歩の時間を楽しいものにするために散歩中に配慮すべき注意点を解説します。

●愛犬の様子をチェック

散歩中は拾い食いなどをしていないか、愛犬から目を離さないようにしましょう。特に、好奇心旺盛な子犬は目についたものを口に入れたがるため、注意が必要です。また、愛犬を観察しながら散歩をすると、足を痛そうにしていたり息が荒くなっているなど、体調の変化に気づくことができます。

●排泄物の処理

散歩中にウンチをしたら、ビニール袋などに入れて持ち帰ります。オシッコも水で洗い流して、ニオイを残さないようにしましょう。

●夏や冬などの気候の変化

暑い夏は熱中症予防のためにも、散歩の時間帯に気を付ける必要があります。気温が下がる早朝や夜に行くことをおすすめします。こまめな水分補給のほか、冷感グッズなどを持参するとよいでしょう。

冬は寒さ対策が必要です。寒さに弱い傾向があるシングルコートの犬種は、服を着せるなど防寒対策をとるようにしましょう。

●周囲の方やほかの犬への配慮

散歩中は、安易に周囲の方やほかの犬に近づかせない配慮が必要です。犬が苦手な方や、動物アレルギーがある方もいます。愛犬が近づきたがる場合は、相手に一声かけるなど確認をしましょう。

犬の散歩に必要なグッズ

ここからは、犬の散歩に必要な基本的なグッズをご紹介します。

●首輪・ハーネス

散歩に行くときは、首輪またはハーネスを使用します。首輪は首に着用するベルト状のグッズで、ハーネスは前脚を通して胴体に着用するグッズです。愛犬に合うサイズを選びましょう。

●リード

リードは、首輪やハーネスにつける引き綱です。飼い主さんの意思を伝え、愛犬の行動を適切にコントロールする大事な役割を担っています。大切な愛犬を守り、周囲に迷惑をかけないためにも必ずリードを付けましょう。リードには“スタンダードリード” “伸縮リード” “ロングリード” “マルチファンクションリード”などの種類があります。

●鑑札

首輪には、鑑札を付けておきましょう。鑑札は犬が自治体に登録済みだと証明できるものです。登録番号が記載されているため、迷子になっても飼い主の元に戻れる可能性が高まります。狂犬病予防注射接種の証明となる“注射済み票”も一緒に付けておきましょう。

●水

水分補給のために、ペットボトルなどに水を入れて持ち歩きましょう。特に、夏の熱中症対策やオシッコを洗い流すためにも必要です。

●トイレグッズ

犬のウンチを入れるエチケット袋は数枚持っておくと安心です。ウンチを拾うためのスコップなどがあると、さらに便利です。お尻が汚れたときに備え、ティッシュペーパーやトイレットペーパーも用意しておきましょう。汚れを拭き取りやすいウェットティッシュもおすすめです。

●おやつ

散歩中のしつけのご褒美として持っていくとよいでしょう。ほかの犬とすれ違った際など、愛犬の気を引くのにも役立ちます。ただし、与える量には注意しましょう。

●ライトや反射板

夜の散歩には、ライトや反射板を用意しましょう。犬は人間よりも体高が低いため、暗い中では気づかれにくく大変危険です。首輪タイプのライトや反射板付きのリード、服など、夜の散歩に便利なグッズもあります。

犬のお散歩バッグのおすすめは?

犬のお散歩バッグは、持ち物の量や愛犬の性格に合わせて選びましょう。小型犬や短時間の散歩なら、荷物が少量入るハンドバッグで十分です。バッグ内にいくつか仕切りがあるタイプは、小銭や鍵、スマートフォンなども入れられます。

元気いっぱいで活発な小型犬などのお散歩バッグには、ウエストポーチが便利です。急に愛犬が興奮したり走り出した場合でも、両手が使えるのでリードをしっかり握れます。

大型犬の場合は大きめの給水ボトルが必要なので、収納力のあるショルダータイプのバッグやリュックがおすすめです。複数の仕切りやポケットがあると、持ち物を整理しやすくなります。

散歩後の足のお手入れ方法

散歩後は、濡れタオルやノンアルコールのウェットティッシュ(ノンアルコール)で足のお手入れをしましょう。指の間や水かき部分、肉球の角質の流れなど、汚れやすい部分もチェックしながら丁寧に拭き取ります。

雨上がりの散歩などで汚れがひどい場合は、ぬるま湯か水で洗いましょう。汚れやすい部分はもちろん、地面と接していない足の甲なども汚れている場合があるので、きれいに洗い流しましょう。
洗い終わったら、タオルで水気を拭き取ります。さらに、ドライヤーの冷風で被毛をしっかり乾かしましょう。自然乾燥だと乾くまでに時間がかかるので、蒸れて雑菌が繁殖したり、足のニオイの原因にもなります。

散歩前の準備や帰宅後のお手入れに便利なDAIKENの玄関収納

玄関に便利な収納があれば、リードや犬の散歩グッズなどを室内に持ち込まず、すぐに片付けることができてとても便利です。そこで、様々な組み合わせが可能なDAIKENの玄関収納についてご紹介します。

●開き戸ユニットの組み合わせが選べる『hapia 玄関収納 開き戸ユニット フラット縦木目・横木目・カマチタイプ』

散歩

DAIKENの『hapia 玄関収納 開き戸ユニット フラット縦木目・横木目・カマチタイプ』(※)は、天袋や下部収納、ロング収納などの各ユニットを組み合わせた玄関収納です。「一の字PLAN」や「ロの字PLAN」など、住まいの玄関に合わせて組み合わせの形を選べます。扉デザインはフラット縦木目タイプ、フラット横木目タイプ、カマチタイプの3種類です。
機能的でベーシックなセットオン施工や床から浮いているように見えるフロート施工といった設置方法に応じて好みの空間を演出できます。

●サイズや機能に合わせて開き戸ユニットが選べる『hapia 玄関収納 開き戸ユニット プラン用ユニット』

散歩

hapia 玄関収納 開き戸ユニットプラン用ユニット』(※)は、天袋や下部収納、ロング収納から「天袋だけ」「下部収納だけ」など、スペースに合わせて選ぶことができます。玄関の一部のみを変更したい場合や組み合わせでない一部のユニットのみ欲しい方におすすめです。
(※)記事内で使用されている『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。2025年6月に発売予定の後継品『ieria(イエリア)』をご検討ください。

犬の散歩は運動不足やストレス解消、そしてコミュニケーションを取りながら信頼関係を深める大切な時間です。適切な散歩時間は小型犬・中型犬・大型犬・シニア犬で異なるので、愛犬の状況に合わせて様子を見ながら調節しましょう。
また、ビニール袋・水・トイレグッズなど、必要な散歩グッズをお散歩バッグに整理して持ち歩くと便利です。安全・快適な散歩のため、周囲への配慮を忘れず、帰宅後は足や被毛のお手入れもしっかり行ってください。

  • 伊藤悦子氏
  • 執筆者

    伊藤悦子 (いとう えつこ)
    麻布大学獣医学部環境畜産学科(現・動物応用科学科)出身
    ペット栄養学会・動物医療発明研究会
    動物が大好きで、セキセイインコや文鳥、モルモットのほか、犬5頭や猫7頭の飼育経験あり。ペットと飼い主様の幸せのために記事の執筆を行っている。

    保有資格:ペット栄養管理士 家畜人工授精師(牛)など

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