目次
モフモフのお尻に短い足、大きな耳と豊かな表情が魅力のコーギーは、多くの方に親しまれています。「お尻がまるで食パンみたい」とSNSで取り上げられることもあり、その愛らしい見た目が注目を集めています。
今回は、コーギーの種類や性格、寿命や飼い方のポイントを解説します。あわせてコーギーを飼うにあたって配慮したい室内環境と、ペットとの暮らしを支えるDAIKEN製品についてもご紹介します。
コーギーの種類
コーギーには2種類あり、ジャパンケネルクラブ(JKC)ではそれぞれ別の犬種として登録されています。外見はよく似ていますが、毛色や体の大きさに若干の違いがあるのが特徴です。ここでは、コーギーの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
●ウェルシュコーギーペンブローク
ウェルシュコーギーペンブロークは、丸みのある耳とたくましい体つきが特徴です。ジャパンケネルクラブ(JKC)では、体高は約25〜30cm、体重はオスが10〜12kg、メスは9〜11kgが目安とされています。毛色はレッド、セーブル、フォーン、ブラック&タンの単色です。脚、前胸、頸の白い部分はあってもなくてもよいとされていて、頭部や顔に白があるものも一般的に認められています。
出典:「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)
ウェルシュコーギーペンブロークはエリザベス女王をはじめ、イギリス王室で古くから愛されてきた犬種であり、日本で飼われているコーギーの多くも、ペンブロークです。
●ウェルシュコーギーカーディガン
ウェルシュコーギーカーディガンは、大きな耳とキツネのようにふさふさした尻尾が特徴です。ジャパンケネルクラブ(JKC)によると理想体高は約30cm、体重は「サイズと調和が取れ、全体的なバランスが最重要事項である」とされています。毛色はどの色でも許容されており、白い部分はあってもなくてもよいとされています。
出典:「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)
また、カーディガンの個体数は少なく、日本での登録件数はペンブロークが4,292頭に対し、カーディガンは51頭しかいないとされています。
出典:「2024年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数」 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)
以前は、ペンブロークは断尾を行うことが一般的でしたが、近年では断尾をしないペンブロークも増えてきました。そのため、後ろ姿だけではカーディガンとの区別がつきにくくなっているようです。
コーギーの性格

コーギーは愛情深く、飼い主に忠実な性格です。陽気でフレンドリーな性格で、初対面の犬や人とも仲良くなりやすいといわれています。また、物怖じせず、積極的にチャレンジする傾向があり、好奇心も旺盛です。
ただし、コーギーはもともと牧羊犬であるため、その名残から警戒心を持った相手には吠えたり噛んだりする場合もあります。とても賢い犬種なので、子犬の頃から一貫性を持って、しっかりとしつけを行うことが重要です。
コーギーの平均寿命
ウェルシュコーギーペンブロークの平均寿命は、12〜13歳といわれています。一方、ウェルシュコーギーカーディガンの平均寿命は、12〜14歳とされています。
しかし、平均寿命はあくまで目安であり、環境や健康管理の方法、そして遺伝的な要因などによって個体差があります。いつまでも健やかに過ごせるよう、食事管理や適度な運動、日々のお手入れなどに気をつけていきましょう。
コーギーの飼い方のポイント
コーギーは活発で社交的な犬種ですが、食欲が旺盛で太りやすい傾向があります。また、季節によって抜け毛が増えるため、「食事管理」「適度な運動」「被毛のお手入れ」が大切なポイントになります。それぞれの注意点についてご紹介します。
●食事管理を徹底して肥満を避ける
コーギーのような胴長短足の犬種が肥満体型になると、足腰に負担がかかりやすくなります。快適に動ける体を保つためにも、日頃の食事管理を心がけましょう。おやつやトッピングなどは、1日の摂取カロリーのうち1割程度に抑え、食事の量を調整するとよいでしょう。食事は目分量ではなく、正確に計量することが大切です。
●十分な運動ができる時間を作る
コーギーは牧羊犬として活躍していたことから、比較的多くの運動量を必要とします。毎日30分〜1時間程度の散歩や、室内でも「フェッチプレイ(持ってこい)」や「引っ張りっこ」遊びを取り入れ、十分に運動ができる時間を作ってあげましょう。定期的にドッグランを利用して、運動欲求を満たしてあげるのもよい方法です。
■愛犬との遊びや運動についてはこちらで詳しくご紹介しています
・愛犬家のために! 室内やアウトドアで犬と遊ぶためのおすすめ情報
・犬の散歩は毎日行くべき? 理想のお散歩とお散歩バッグの中身とは
●こまめな被毛のお手入れが大切
コーギーの被毛は、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2層からなるダブルコートです。最低でも週に1回のブラッシングが必要とされています。さらに、換毛期である春や秋は特に抜け毛が多くなるため、こまめなお手入れが欠かせません。
ブラッシングは被毛を整えるだけでなく皮膚の健康維持にもつながります。ブラッシング時に皮膚や被毛に異常がないかも確認しましょう。
コーギーの注意したい病気
コーギーと暮らすうえで、気をつけたい病気がいくつかあります。普段から様子をよく観察し、変化に気づいたときには、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
●股関節形成不全
股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)は、成長途中で股関節が異常を起こす症状で、痛みや歩行困難などの不調を引き起こす可能性があります。「遺伝的要因」のほかに、「肥満」や「激しい運動」、「滑りやすい床などによる股関節への負荷」などが影響すると考えられています。
特に子犬の時期に見られることが多いとされ、「横座りをする」「腰を振るように歩く」などの様子があれば、早めに受診しましょう。
●尿路結石
尿路結石(にょうろけっせき)は、腎臓や膀胱、尿道などに結石ができる症状です。場所によっては尿管が塞がれるおそれもあります。「頻尿」や「血尿」のほか、「尿量が少ない」「尿の色がいつもより濃い」などの様子が見られた場合は注意しましょう。
●椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間にあるクッションのような役割をする椎間板(ついかんばん)が変形し、脊髄(せきずい)が圧迫されて痛みや麻痺などが見られる場合があります。原因としては「遺伝的要因」のほか、「肥満」や「激しい運動」、「床で滑るなどして椎間板に負荷がかかりやすくなる」といったことがあげられます。
進行すると、歩行ができなくなったり、排泄障害を引き起こしたりするおそれもあるので、早めの受診が必要です。
■椎間板ヘルニアについてはこちらでも詳しく解説しています
歩き方や姿勢に要注意! 犬の椎間板ヘルニアの初期症状や予防とは?
DAIKENのペットにやさしいフローリング材・おすすめ建材
コーギーが毎日を健やかに過ごすためには、暮らしやすい生活環境を整えることが大切です。ここでは、コーギーの快適な暮らしをサポートするDAIKENのペット用フローリングをご紹介します。
●愛犬の足腰にやさしい床材『ワンラブフロアⅤ』

『ワンラブフロアⅤ』は、滑りにくい表面仕上げが施されており、小型犬の歩きやすさに配慮した戸建用床材です。(※1)
水濡れにも配慮されているので、おしっこや吐き戻しなどで汚れてもサッと拭き取ることができ、お手入れも簡単です。さらに、傷が付きにくく目立ちにくいのも魅力です。床暖房やホットカーペットにも対応しているため、ペットも人間も快適に過ごせます。
また、カラーバリエーションも豊富なので、インテリアに合わせてお好きな色からお選びいただけます。
●愛犬が歩きやすく階下への音を軽減する『ワンラブオトユカ45Ⅳ(147幅タイプ)』

『ワンラブオトユカ45Ⅳ(147幅タイプ)』は、小型犬の歩きやすさや歩行時の沈み込み感に配慮したペット向けのマンション用の防音床材です。(※1)
抗菌仕様ですり傷が付きにくく、汚れがとれやすい、ワックス掛けも不要といった特長があります。また、床の衝撃音をやわらげる防音床材なので、マンションにお住まいで階下への音を気にされる方にもおすすめです。
(※1)本製品は小型犬の肉球の滑り抵抗を考慮しておりますが、全てのペット(犬・猫)の歩行に最適とは限りませんのでご注意ください。
●抗菌仕様でやさしい使い心地の和紙畳『ダイケン畳 健やかくん』

『ダイケン畳 健やかくん』は、カビの発生やダニの増殖を抑える機能を持った和紙畳です。(※2)
撥水性があるため汚れや水分が染み込みにくい、ペットの爪やおもちゃによる傷が付きにくいなどのメリットもあります。様々なカラーや柄が用意されており、インテリア性を重視する方にもおすすめです。
●傷や汚れに強く簡単に取り入れられる和紙畳『ここち和座』

『ここち和座』は、手軽に取り入れやすい和紙畳で、フローリングの上に置ける置き敷きタイプと、敷き込みタイプの2種類を展開しています。(※2)
樹脂コーティング加工がされており、優れた撥水性を持ちます。そのため適度なクッション性があるので足腰にやさしく、汚れも落としやすいのが特長です。
(※2)機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。
コーギーを飼っている方におすすめの天井材

DAIKENではペットを飼っている方におすすめの天井材も展開しています。DAIKENの『クリアトーン12SⅡ』は、室内の湿気を吸収・放出する調湿天井材です。湿度が高いときは空気中の湿気を吸収し、空気が乾燥しているときはため込んだ湿気をはき出し、ペットも人間も過ごしやすい爽やかな空間をつくり出します。さらに、犬の吠え声や生活音などの反響を抑える吸音性能、部屋の生活臭やペットのニオイを和らげる消臭性能もあわせ持っています。

コーギーは、愛らしい見た目と天真爛漫な性格を持っており、日々のしつけやコミュニケーションを大切にすれば、素晴らしいパートナーになってくれます。生活の中でいくつか気を配りたい点はありますが、基本的には家庭でも飼いやすい犬種といえるでしょう。飼い方のポイントや注意したい病気についても参考にしていただき、愛犬と楽しい毎日をお過ごしください。
■あわせて読みたい人気の犬種はこちら
人気の犬種とは? 小型室内犬の寿命や性格を知ろう
-
執筆者
高田 菜月 (たかだ なつき)
一般社団法人愛玩動物健康管理協会長年人間の介護に携わる中、寝たきりになった愛犬の介護を機にペット業界へ。
すべてのペットが幸せに暮らせるよう、ペットの専門家として各種メディアでの記事の執筆や監修、ペット商品の監修などを行う。
現在はチワックス2匹、ポメチワ1匹、カニンヘンダックス1匹の4匹と暮らし、老犬のトータルケアサロン開業を目指して奮闘中。保有資格:動物介護士 ペット看護士 ホリスティックケア・カウンセラー JKC愛犬飼育管理士 ペットフーディスト 犬の管理栄養士 など
おすすめ記事
-
2025.03.25
-
2025.03.25
-
2025.04.18
-
2025.04.18