建築用語集
窓先空地
窓先空地(まどさきくうち)とは、建築において建物の窓の前に設けられる空地のことを指し、安全性を確保するために重要です。建築基準法では、窓先空地の確保が義務付けられており、窓からの採光を確保するために必要な最小空間の幅や隣地境界からの距離が定められています。これは、建物内部の自然光の取り入れや換気を促進し、快適な居住環境を作ることが目的です。
また、延焼のおそれを減らすために窓先空地の確保が防火上の規制としても位置づけられており、隣接する建物との距離を確保することで火災の拡大を防ぐ役割も果たします。さらに、一部の地方自治体では建築基準法以上の厳しい基準や条例が設けられている場合もあります。
- 建築基準法
- 採光空地
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<監修>
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塩野 良
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一級建築士/管理建築士
2001年に東洋大学工学部建築学科を卒業後、総合建築設計事務所で工場(機械)、倉庫、オフィスビルから店舗内装や住宅まで設計・監理などを経験 。その後、プラント系エンジニアリング会社にて食品工場専門の建築士として、設計から工事まで幅広く携わるほか、個人で建築事務所の運営も行っている。
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一級建築士/管理建築士