建築用語集 樋(とい)

樋

屋根に降る雨を軒先で受けて地面へ流すもののことです。軒先とは、建物の外壁よりも外側に出ている屋根の先端部を指します。樋は主に雨水を受け流すものであることから、「雨樋」と呼ばれることも多いです。昔からある建築用語として「とゆ」や「とよ」と呼ばれることもあります。軒先で雨水を受ける「軒樋」の部分は、上部が開いている半円の管で構成されています。軒樋で受けた水は集水桝に集まり、「竪樋」を通じて下部に流れる仕組みです。集水桝のことを「あんこう」と呼ぶこともあります。あんこうは、軒樋と竪樋の接続部分です。

カテゴリから探す

<監修>

  • 竹内 英二

    有資格
    不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士