2025-05-20

犬のトリミングとは? はじめる時期や料金の目安、サロンの選び方は?

愛犬のお手入れは定期的に行うことが欠かせません。その1つに“トリミング”があります。トリミングは犬種によって必要性が異なりますが、見た目をかわいく整えるだけが目的ではありません。
今回は、トリミングが必要な理由や、犬種ごとにトリミングを始める時期や適切な頻度について詳しく解説します。また、トリミングサロンの選び方に加え、愛犬と暮らす方におすすめの収納もあわせてご紹介します。

犬のトリミングとは?

トリミング

犬の“トリミング”とは、毛をハサミやバリカンでカットして整えることです。トリミングを行う職業を“トリマー”といい、トリミングサロンで行われます。
また、トリミングのほかに“グルーミング”と呼ばれる、犬のお手入れを指す言葉があります。グルーミングは全身のお手入れのことで、ブラッシングやシャンプー、耳掃除や爪切りなどのケアがメインになります。こちらもトリマーが行う仕事に含まれます。

犬のトリミングが必要な理由

トリミングは、犬の見た目を整えるだけでなく、健康を保ち、快適な生活をサポートする重要な目的があります。犬種によっては、定期的にトリミングを行わないと伸びた毛が毛玉になりやすくなります。毛玉ができると皮膚が蒸れて細菌が繁殖し、皮膚病を引き起こす可能性もあるため、定期的なトリミングが欠かせません。

トリミングが必要な犬種

トリミングはすべての犬に必要なわけではありません。トリミングが必要な犬種は、基本的に被毛の構造がオーバーコート(上毛)1層のみである“シングルコート”が当てはまります。シングルコートの犬種は抜け毛が少なく、1年を通して少しずつ毛が生え替わるのが特徴です。主にトイプードルやマルチーズ、ヨークシャーテリアなどのシングルコートの犬種はトリミングが必要になります。

一方、被毛の構造がオーバーコートとアンダーコート(下毛)の2層からなる“ダブルコート”の犬種は、1年を通して抜け毛が多いのが特徴で、トリミングの頻度はシングルコートに比べて低くなります。ただし、シーズーやミニチュアシュナウザー、スコティッシュテリアなどのダブルコートの犬種は被毛の量が多く、抜け毛が少ない傾向にあります。そのため、これらのダブルコートの犬種はトリミングが必要です。

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犬のトリミングをはじめる時期

子犬をお迎えした場合、トリミングができるようになる目安は生後3〜4か月頃です。それまでに、ワクチン接種が終わっていることが条件になります。最後のワクチンを打ってから1週間以上は間をあけて、十分に免疫がついてからトリミングに行きましょう。
初めてのトリミングは、子犬にとってストレスや不安の原因になる可能性があります。トリマーと相談しながら、徐々に慣れさせてあげましょう。

犬のトリミングの頻度はどのくらい?

犬種や被毛の状態によって異なりますが、トリミングは基本的に1か月に1回を目安に行うのが一般的です。ただし、毛の伸びが早い犬の場合は、毛のもつれや毛玉による皮膚トラブルを防ぐため、2〜3週間に1回程度の頻度が適切なこともあります。
また、シニア犬の場合は体への負担を軽減するため、2〜3か月に1回程度がおすすめです。

犬のトリミング料金の目安は?

犬のトリミングの料金は犬種やサイズ、トリミングサロンによって異なります。大まかな料金の目安は以下の通りです。

・小型犬…5,000〜9,000円
・中型犬…6,500〜12,000円
・大型犬…9,000〜20,000円

カットに技術が必要なトイプードルや、毛のもつれや毛玉が多い犬は、トリミング料金が高くなる場合もあります。料金がどのくらいかかるのかを把握するためには、事前にお店に問い合わせたり、ホームページの料金表を確認しておくとよいでしょう。

トリミングサロンの選び方

トリミング

トリミングサロンは大切な愛犬を預ける場所です。技術力が高く、相性の良いトリマーに出会えれば、ストレスなく通い続けることができます。そこで、トリミングサロンを選ぶ際のポイントをご紹介します。

●トリマーの経験や技術を確認

トリマーの経験や技術を知るために参考にできるのは、トリミングサロンのホームページやSNSなどです。トリミングをした犬の写真をSNSに投稿しているトリミングサロンも多いので、仕上がりをチェックしてみましょう。トリマーによって、得意な犬種がわかるかもしれません。

経験豊富なトリマーは相談に乗ってくれたり、愛犬の状態や性格に合わせてトリミングを行ったりしてくれるため、愛犬もリラックスしてトリミングを受けられるでしょう。

●店内の衛生環境が整っているか

トリミングサロンには様々な犬が訪れます。愛犬にノミが付いたり、病気に感染しないためにも、店内の衛生環境の確認も大切です。掃除は行き届いているか、トリミングに使用する器具はこまめに消毒されているかなどをチェックするとよいでしょう。

●自宅からアクセスしやすい場所か

自宅からアクセスしやすい場所にあるトリミングサロンを選ぶことで、定期的に通いやすくなるメリットがあります。また、移動時間が少ないことで、愛犬のストレス軽減にもつながるでしょう。

トリミングが受けられる動物病院も! サロンとの違いは?

動物病院の中には、トリミングサービスを提供している病院もあります。動物病院でトリミングを受けるメリットは、健康に問題を抱えている犬やシニア犬を受け入れてくれるケースが多い点です。また、獣医師が近くにいるため、トリミング中に体調に変化がある場合でも迅速に対応してもらえます。

また、トリミングサロンとは異なるケア方法もできるため、皮膚の状態や健康状態に合わせたトリミング対応をしてもらえるのも魅力です。ただし、デザイン性の高いカットなど、細かい注文には対応できないことがあるため、事前に確認しておくことが大切です。

愛犬とのお出かけ準備や帰宅後のお手入れに便利なDAIKENの玄関収納

玄関に便利な収納があれば、リードや犬の散歩グッズなどを室内に持ち込まず、すぐに片付けることができてとても便利です。そこで、様々な組み合わせが可能なDAIKENの玄関収納についてご紹介します。

●開き戸ユニットの組み合わせが選べる『hapia 玄関収納 開き戸ユニット フラット縦木目・横木目・カマチタイプ』

トリミング

DAIKENの『hapia 玄関収納 開き戸ユニット フラット縦木目・横木目・カマチタイプ』(※)は、天袋や下部収納、ロング収納などの各ユニットを組み合わせた玄関収納です。「一の字PLAN」や「ロの字PLAN」など、住まいの玄関に合わせて組み合わせの形を選べます。扉デザインはフラット縦木目タイプ、フラット横木目タイプ、カマチタイプの3種類です。
機能的でベーシックなセットオン施工や床から浮いているように見えるフロート施工といった設置方法に応じて好みの空間を演出できます。

●サイズや機能に合わせて開き戸ユニットが選べる『hapia 玄関収納 開き戸ユニット プラン用ユニット』

トリミング

hapia 玄関収納 開き戸ユニットプラン用ユニット』(※)は、天袋や下部収納、ロング収納から「天袋だけ」「下部収納だけ」など、スペースに合わせて選べます。玄関の一部のみを変更したい場合や組み合わせでない一部のユニットのみ欲しい方におすすめです。
(※)記事内で使用されている『hapia(ハピア)』は2025年6月生産中止予定です。2025年6月に発売予定の後継品『ieria(イエリア)』をご検討ください。

トリミング

トリミングは、犬の見た目を整えるだけでなく、健康を維持するためにも大切です。中にはトリミングを嫌がる場合もあるので、愛犬と相性の良いトリミングサロンや動物病院を見つけましょう。定期的にトリミングに通い、愛犬の見た目を整えながら健康を維持してあげましょう。

  • 高田 菜月(たかだ なつき)
  • 執筆者

    高田 菜月 (たかだ なつき)
    一般社団法人愛玩動物健康管理協会

    長年人間の介護に携わる中、寝たきりになった愛犬の介護を機にペット業界へ。
    すべてのペットが幸せに暮らせるよう、ペットの専門家として各種メディアでの記事の執筆や監修、ペット商品の監修などを行う。
    現在はチワックス2匹、ポメチワ1匹、カニンヘンダックス1匹の4匹と暮らし、老犬のトータルケアサロン開業を目指して奮闘中。

    保有資格:動物介護士 ペット看護士 ホリスティックケア・カウンセラー JKC愛犬飼育管理士 ペットフーディスト 犬の管理栄養士 など

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