【第2回】オフィスに出社する会社員116名に聞いた「会議室や共有スペースにおける問題点」

オフィス 共有スペース

テレワークや在宅勤務という働き方が一般的になった今、オフィスに出社するメリットの1つとして挙げられるのが、「会議室にチームメンバーが集まり、直接顔を見ながら打合せができること」ではないでしょうか。

そこでDAIKENは、週に1~5日オフィスに出勤している20~59歳の男女会社員116名に、勤務先の共有スペースの問題点やインテリアについて独自調査を行いました。

共有スペースへの不満は「狭い」「音漏れ」「匂い」

まずはアンケート対象者へ、勤務先の会議室やフリースペースについての不満を聞きました。

オフィス 共有スペース

「共有スペースが狭い(29.3%)」「共有スペースがない/少ない(21.6%)」といったスペースそのものへの不満をはじめ、「周りに声が聞こえないか心配(22.4%)」といった会議室ならではの声が多く挙がりました。また、「匂いが気になる(15.5%)」「衛生面が心配(14.7%)」と、不特定多数の人が関わる共有スペースならではの不満も見られました。

また、「コロナ禍を経て、どんな機能やスペースがあると仕事がしやすいと思ったか」を自由に記述いただいたところ、以下の回答が見られました。

・休憩スペース、くつろげるスペース
・フリースペースが欲しい
・オンライン会議にも個室にもなるフリースペース… など

このように、「共有スペースが狭い」「共有スペースがない/少ない」に関連する声が多く挙がりました。

モチベーションが上がるインテリアは「ナチュラル」「モダン」

続いて、どのようなインテリアだとモチベーションが上がったり働きやすいと感じたりするかについて聞きました。

オフィス 共有スペース
オフィス 共有スペース

個人のワークスペース同様、「木目調やグリーンを多く取り入れたナチュラルなインテリア(41人)」を、モチベーションが上がる、働きやすいインテリアと回答した方が一番多い結果となりました。

全世代においてナチュラルなインテリアが人気

モチベーションが上がると回答のあったインテリアの傾向を年代別で分けると、以下の結果になりました。

オフィス 共有スペース

全世代においてナチュラルなインテリアが人気ですが、20代~30代はモダンなインテリアを選ぶ回答も多く、40代になるとポップなインテリア以外は均等な支持を集めました。50代においては、他の世代と比べてモノトーンなインテリアも人気です。

また、年代が上がるにつれ「特になし」の回答が増え、個人のワークスペース同様、若い世代ほどインテリアがモチベーション向上につながるということが分かりました。

会議室には「広さ」「音環境」そして「衛生面」に改善を求める声が多い

個人のワークスペースと同様、改善を求める声が多い結果となりました。オンライン会議の増加から「個室や場所がほしい」「音漏れが気になる」といった音環境についての問題や、不特定多数の人が触れることから「衛生面での不満」といった回答も多く見られます。コロナ禍を経て働き方が多様になったことから、今まで以上に会議室や共有スペースの必要性が高まってきた ことが考えられます。

会議室や共有スペースの内装木質化を考えるなら耐久性にも配慮が必要

また、インテリアデザインでも「木目調やグリーンを多く取り入れたナチュラルなインテリア」の回答が多く、会議室や共有スペースでも、視覚的に癒しがあり、落ち着いて取り組める環境が求められていることがわかりました。

天井や床、壁などに木材を使う内装木質化については、近年の研究からアイデアがわきやすい印象を与えたり、疲労感が低くなる可能性が示唆されています。会議室や共有スペースに木材を使用することで、従業員がリラックスした状態になり、活発な意見交換や有効な関係性の構築が期待できるでしょう。

ただし、木材は、金属やタイルなどに比べて柔らかく、傷がつきやすい性質があるのも事実です。多くの人が利用する会議室や共有スペースはより傷がつきやすくなりますので、内装木質化を提案する際は、耐久性が備わった建材を選ぶことをおすすめします。

内装木質化については、下記もご覧ください。
「今さら聞けない内装木質化とは?注目の背景とポイントを解説」
「【実証実験】シェアオフィスの個室ブースの内装木質化」

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