“畳の傷み”が気になったら、張り替えのサインでは? 張り替え時期を知って和室を快適空間へ
洋風スタイルの住宅が主流となっている現代ですが、畳敷きの和室の良さにはフローリングとは違った多くの利点があります。
畳には独特の温かみがあって素足にやさしいですし、ほどよいクッション性は小さなお子さんやご年配の方の居室の床材としても適していますね。
また、畳敷きの和室があれば、椅子とテーブルの洋室よりも大人数の来客にも対応しやすく便利です。
しかし、畳はフローリングなどほかの様々な内装材と同様に、年数が経てば劣化していくため、定期的なメンテナンスや交換が必要です。
そこで、今回の記事では、畳についての基礎知識やメンテナンス時期などについて、わかりやすく説明しましょう。
知っておきたい!畳の構造
畳は、畳床(たたみどこ)と呼ばれるボード状の芯にイ草などの繊維で織った畳表(たたみおもて)をかぶせ、長いほうのふちを畳縁(たたみべり)という布を縫いつけてつくられています。
以前は畳床には圧縮した藁が使われていましたが、現代では再生繊維などのボードも用いられますし、最近では琉球畳など畳縁のない畳も多く見られます。
畳表とは私たちの目や身体に触れる畳の表面にあたりますが、この畳表が張り替えの重要な部分になります。
畳の劣化症状について
実際に暮らしていて気づきやすい畳の劣化症状としては、以下のようなものがあります。
・畳表が変色してきた
・畳表がささくれ立ってきた
・繊維状のクズが足の裏につく
・畳表の破れが目につく
・イ草の切れ端が衣類に付く
・畳表に湿り気があり、カビのニオイがする
・1年以上掃除や手入れをしていない
畳の劣化サインを見逃さずに早めに対処することで、メンテナンス費用を抑えられます。
一方、このような症状があるにもかかわらず、何もしないでいると畳表だけでなく畳床まで劣化が進んでしまうのです。
畳床まで劣化が進むと、裏返しや表替えなどの張り替えでは対応できず、畳の新調が必要となり、メンテナンスにかかる費用も膨らんでしまいます。
畳の張り替えの種類と適切な時期
畳のメンテナンスや交換のことを「畳の張り替え」といいますが、経過年数や劣化の状態によって作業する内容が異なります。畳の部屋を快適に保つためには、専門の業者に依頼して、適切なタイミングで畳の張り替えを行うことが大切です。
畳の張り替えの種類には、次の3つがあります。それぞれの張り替えの種類に適した時期がありますので、注意しましょう。
●裏返し:表替えや新調(交換)からおよそ3〜4年後に、畳床から畳表をいったんはがし、裏返して張り直します。畳縁も新しいものに交換します。
●表替え:裏返しから約3〜4年を目安に、畳表を新しいものに交換します。畳床はそのまま継続して使います。
●新調:裏返しや表替えを何度か行っても畳床は劣化します。まるごと新しい畳への交換は、新調から15〜20年ほどが目安とされています。
こちらで示した張り替え時期はイ草畳の場合の目安ですが、年数以外にも畳に劣化のサインが見られる場合は畳の張り替え時期と考えられます。
畳とフローリングを比べてみよう
畳についてくわしくご紹介してきましたが、もうひとつの床材であるフローリングとはどのような点が異なるのでしょうか。
それぞれのメリット・デメリットについて見てみましょう。
●畳のメリット・デメリット
畳のメリットとしては、柔らかな感触が足の裏に優しいことや、断熱性に優れていて季節による室温の変化を調節してくれる機能が挙げられます。リラックスさせてくれるとともに、音を吸収して静かな空間をつくり上げてくれます。
一方、畳のデメリットとして考えられるのは、汚れやシミなどがつきやすく手入れに時間がかかることや、湿気に弱くカビが発生しやすいことです。
定期的に畳を張り替えることでメンテナンス費用がかかることも、デメリットのひとつといえるでしょう。
●フローリングのメリット・デメリット
一般的なフローリングのメリットは、日々の掃除が簡単で汚れやしみに強く耐久性にも優れていることが挙げられます。畳とは違い湿気に強くカビの心配も少ない上に、デザインも豊かです。
一方で、フローリングは硬い素材のため足触りが冷たく、音が反響することや断熱性に劣ることがデメリットとして考えられます。
安心・安全な『ダイケン健やかおもて』の魅力
床の上に直接座る、ごろ寝するといったくつろぎ方ができるのが日本の伝統的な床材である畳の魅力です。
しかし、適切に乾拭きなどの普段のお手入れや裏返しなどのメンテナンスをしないと、畳表にカビやダニが発生するなど畳本来の快適さが損なわれますし、健康にもよくありません。
そのため、メンテナンスの時期を逃さないようにしたいものですが、イ草の畳では、3〜4年程度の間隔で張り替えが必要になります。 畳の張り替えには、作業の時間に加えて、畳の上の家具や荷物を移動させる手間もかかります。3〜4年ごとに、張り替えメンテナンスを行うのは少し面倒に感じることもあるでしょう。
そこで、ご紹介したいのが、和紙(※)でできたDAIKENの畳表『ダイケン健やかおもて』です。 『ダイケン健やかおもて』は、こより状にした和紙を樹脂でコーティングし、織り上げた畳表です。
(※)DAIKENの和紙畳とは:機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。
DAIKENの独自技術により開発し、イ草畳の風合いを再現しながらも、イ草の約3倍という高い耐久性を持ち、機械すき和紙でできているためカビの発生やダニの増殖はイ草に比べてわずかです。
また、イ草畳では実現できなかった豊富なカラー展開もとても魅力的です。お好みのカラーを選んで張り替えれば、暗く汚れを感じていた和室がこんなにもフレッシュな空間へと生まれ変わります。
『ダイケン健やかおもて』を使った畳の耐用年数はおよそ10年と非常に耐久性にすぐれ、イ草畳なら4〜5回は必要な張り替えが1回で済むので、メンテナンス費用も大きく抑えられます。
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ダイケン
健やかおもて高級感あふれるものから汎用性にすぐれたものまで、多彩な柄をご用意。
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DAIKENなら手間なくスピーディに畳の張り替えが可能!
DAIKENの畳にはすべて『ダイケン健やかおもて』が使われています。「自宅の畳はそろそろ交換の時期かも?」「フローリングの部屋を和室にリフォームしたい!」といった場合は、メリットの多いDAIKEN畳がおすすめです。
DAIKENでは、公式オンラインショップにて畳の張り替えや交換作業のサービスも承っております。表替えの場合ですと朝、畳を引き上げたら当日の夕方には新しい畳を敷き込みます。お客様が仕事から帰宅されたときには、おしゃれな和室に生まれ変わっているというわけです。
また、古い畳の処分や家具の移動も無料、変形サイズや角欠けの畳への対応にも追加費用なしの価格なので、安心してご利用いただけます。
畳の張り替えやフローリングから和室へのリフォームなら、いつでもDAIKENの公式オンラインショップ「たたみ生活畳通販部」にお問い合わせください。
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