優しい木目柄と機能性を備えた『おもいやりドア』で実現!
イメージにとらわれない大規模デイサービス
大規模デイサービス ライフナビひびきの|福岡県
2024年5月、福岡県北九州市に大規模デイサービス「ライフナビひびきの」がオープンしました。運営事業主は株式会社芳野ケアサポートで、北九州を中心に長年、介護事業などを手掛けています。「ライフナビひびきの」は、利用者が安心して過ごせる空間の提供を目指し、今後は放課後等デイサービスも併設予定の複合的な大規模デイサービスです。
今回、DAIKENの『おもいやりドア』や『防音ドアWタイプ』が採用となりました。本記事では、関係者の方々へのインタビューを通じて、採用経緯やスタッフの反応などを紹介します。
お話を聞いた方々
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株式会社 芳野ケアサポート
代表取締役
森藤 達雄 氏
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シコウ + デ + サイン 一級建築士事務所.
澤山 士行 氏
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有限会社グリーム
弓削 愛 氏
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株式会社廣松組
前田 美樹 氏
従来のイメージにとらわれない、明るく落ち着いた雰囲気のデイサービスを
―施設のコンセプトや空間に求めたものは?
株式会社芳野ケアサポート 森藤氏
北九州市ひびきのは、古くからの町と新たに開発された学術研究都市が融合したエリアです。高齢者から学生、若いファミリー層まで多世代が暮らすこのエリアにふさわしい施設を検討する中で、
①ケアナビ(主に認知症の方向け)
②リハナビ(運動したい方向け)
③放課後等デイサービス(支援を必要とする障がいのある子ども向け)
の3つの機能を備えた大規模デイサービスのアイデアが生まれました。
受け入れ規模は100人以上で北九州最大規模のデイサービスですが、ほどよい広さの居抜き物件が見つかり計画が具体化していきました。空間としては、従来のデイサービスのイメージにとらわれない、これからの時代を反映したものにしたいと思いました。
そのため、設計の澤山さんや弓削さんには「従来のデイサービスによくある、無機質で白い壁の病院のような空間ではないものを」と希望を伝えさせていただきました。
天井の高い大空間のメインスペース。落ち着いた雰囲気がある
空間イメージにあう建具を探し、DAIKENにたどりつく
―設計趣旨と『おもいやりドア』採用の経緯は?
シコウ + デ + サイン 一級建築士事務所. 澤山氏
居抜き物件ながらも、既存の構造や内装材が比較的良い状態だったので、活かせるところは活かそうと思いました。具体的には天井のライティングレールやデイルームの床材は、そのまま転用しています。
色調や素材感は、施主:芳野ケアサポート様がご希望の通り、落ち着いた雰囲気がありながらも少し明るい色味を目指しました。そこで、キーカラーとして出たのが、既存の床材とも調和できる「ダーク系より明るい中間色」でした。
左:シコウ + デ + サイン 一級建築士事務所. 澤山氏
右:株式会社芳野ケアサポート 森藤氏
株式会社廣松組 前田氏
キーカラー「ダーク系より明るい中間色」の決定後、施工側としては、限られた工期の中で各建材を素早く手配する必要がありました。
有限会社グリーム 弓削氏
その中で、DAIKENの建具のブックサンプルでイメージにぴったりと合うものがありました。それが『おもいやりドア』〈トープグレー〉でした。
既存の床材とも調和する『おもいやりドア』〈トープグレー〉
色柄だけでなく、木製建具のあたたかみ、不燃対応も決め手に
―『おもいやりドア』トープグレー採用の決め手は?
シコウ + デ + サイン 一級建築士事務所. 澤山氏
20年以上高齢者・医療施設の設計に携わる中で、DAIKEN製品の性能の良さを実感しているので、今回も不安なく採用しました。色柄はイメージに見事に合うものだったのですが、それ以外の決め手が3点ありました。
1点目は、DAIKENの建具は鋼製建具にはない、あたたかみのある木質系の材料であること。近年では、施設向けのバリエーションも増えたので、様々な開口部の状況に合わせて選びやすくなりました。
2点目は、不燃対応です。今回は一部が不燃指定の開口部だったのですが、DAIKEN製品はダイライト基材で不燃認定面材の用意もあり、不燃をクリアしたうえで使用することができました。
不燃材料指定のドアを木目調の『おもいやりドア』〈トープグレー〉(不燃面材扉)でコーディネート
3点目は、防音ドアのラインアップもあった点です。今回の施設はカラオケルームもあり、ドアには防音ドアを検討していました。DAIKENであれば、防音ドアのシリーズもあり、『おもいやりドア』とまとめて調達できるのは助かりました。また、『防音ドアWタイプ』は、『おもいやりドア』と同じ〈トープグレー〉色があったので、空間の色柄を統一することができました。三方枠仕様で車いすなどのバリアフリー対応であったことも大きなメリットでした。
カラオケルームにはDAIKENの『防音ドアWタイプ』〈トープグレー〉が採用
有限会社グリーム 弓削氏
DAIKENの〈トープグレー〉は落ち着きがありながらも優しい色味なので、空間を明るくやわらかな印象にするのにはうってつけでした。また、周りの壁も建具の木目の雰囲気や色調を合わせた壁紙にすることで、建具が主張せず、空間に同化したような演出にすることができました。
『おもいやりドア』〈トープグレー〉と周りの壁紙の色柄を合わせ
空間に一体感を生んでいる
―限られた工期での施工に不安を感じたか?
株式会社廣松組 前田氏
DAIKEN製品がスペックされたときには正直、安心感がありました。なぜなら、これまでも納期や施工性などで不具合はなく、信頼しているからです。今回も納期面などでDAIKENの営業の方のご協力もあり、スムーズに進めることができました。
また、予算上、鋼製建具の仕様をDAIKENの木製建具に変更した箇所もいくつかありました。木製建具ながら不燃にも対応しており、コスト面でも納期面でも鋼製建具と比べてメリットが出やすい点は、施工側としてとてもありがたかったです。
左:株式会社廣松組 前田氏 右:有限会社グリーム 弓削氏
DAIKEN製品とともにつくりあげたデイサービス空間に満足
―オープン後の反響と今後の展望を教えてください
シコウ + デ + サイン 一級建築士事務所. 澤山氏
既存の天井が高い空間や床材などを生かしながら、開放感があり明るくて、落ち着いた空間に仕上がりました。今回も、DAIKEN製品にはとても満足しています。操作性やデザイン性もしかり、アフター対応も安心で、長く使える製品だと思っています。
株式会社芳野ケアサポート 森藤氏
オープンに先立つ社内お披露目会でも大変好評でした。スタッフから、ここで働きたいという声が多くありました。見学に来たお客様にも通常のデイサービスとちょっと違うね、素敵な空間だね、とおっしゃっていただけました。
「ライブナビひびきの」は人生の終盤も楽しく生きる、その自立を支援する施設をめざしています。今回はDAIKEN製品とともに非常に良いデイサービス空間をつくることができました。今後も高齢者や障がいを抱えた方が運動やリハビリを通して、その先に喜びを見つられるサービスを提供できるように努めていきたいです。
●施設データ
ライフナビひびきの
福岡県北九州市若松区小敷ひびきの2丁目2-10
ライフナビひびきの2024年5月、福岡県北九州市にオープンした大規模デイサービス。運営事業主は株式会社芳野ケアサポートで、北九州を中心に長年、介護事業などを手掛けています。ライフナビひびきのは2つのコース(リハナビコース、ケアナビコース)や放課後等デイサービスも併設し、利用者が安心して過ごせる空間の提供を目指しています。
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