耐久性に優れた『おもいやりドア』で
入居者も職員も快適な高齢者施設に

快適な高齢者施設

介護付きホーム ふれあいの里 藍華(あいか)|北海道

高齢者施設では、高齢者や車いす利用者が使うことを想定して、扉の開口幅を広くとることが求められます。そこで耐久性に優れ、DAIKENの『おもいやりドア』シリーズが、札幌市の老人ホーム「ふれあいの里 藍華」のドアに採用されました。設計に携わられた合同会社ソルデザイン様に、採用に至った経緯や決め手などを伺いました。

快適な高齢者施設

浴室 勢いよく開け閉めしてもぶつかる前にブレーキが利き、常に穏やかな開閉を実現。

  • お話を聞いた方

  • 岡田 宜之 氏
  • 合同会社ソルデザイン 1級建築士事務所
    岡田 宜之 氏

     

使いやすさと耐久性を重視し、入居者と職員が気持ちよく過ごせる高齢者施設に

今回弊社にて設計監理させていただいた建物は、2022年度札幌市特定施設者生活介護事業に選定された介護付き有料老人ホームです。ダークカラーや木目調のデザインを取り入れることで落ち着きや温かみを加え、居心地のいい空間を心がけました。

施設に対する施主様からの要望は、時期的な背景もあり、上昇し続ける建築コストに対策すること、感染症に対応できるようにすること、その上で施主様が運営する既存の老人ホームとは雰囲気を変えたい、というものでした。

そこで構造はできるだけシンプルな平面計画・動線計画とし、比較的ローコストな工法である壁式RC構造を採用しました。デザインについては、施主様の意向を汲みながら入居者の方々が居心地よく生活できること、スタッフのみなさんがストレスなく働けることをめざしました。

快適な高齢者施設

各階にある食堂。移動に介助が必要な入居者を想定し、浴室や機能訓練室も各階に設けられています。

内装については、入居者もスタッフも簡単に使用できることに加え、耐久性も重要視しました。
デザイン面については、できるだけ一般的な材料を採用することで統一感を持たせ、コストを抑える工夫をしました。

木材特有の狂いが少なく耐久性にも優れている点を評価し、設計段階で指定

DAIKENの『おもいやりドア』は、弊社が設計した別の建物でも採用したことがあります。高齢者施設では開口幅を広くとることが多く扉が大きくなるため、扉の材料や金物に十分な強度と耐久性が求められます。同製品は住宅用のドアより価格帯は上になりますが、木材特有の狂いが少なく耐久性も高いことを施工業者から聞いていましたので、今回も採用することにしました。

快適な高齢者施設

木目調のデザインが温かみのある空間を演出

決め手は機能性で、具体的には、「狂いの少ない耐久性」「スムーズな開閉機構」「マスターキーに対応する鍵」です。設計段階で指定させていただきました。室内ドアは日々入居者・スタッフが使用する重要なものであるため、全体のコストダウンを検討する際も、『おもいやりドア』は変更しない方向で考えました。住宅用の既製品は高齢者施設の環境下では耐久性に不安がありますし、製作建具では性能にばらつきがあるからです。

これまで他の物件でも採用した経験上、建物の引き渡し後も鍵がかからないといった不具合が少ないと感じています。耐久性の良さを示す一例と言えるでしょう。調整や手直しに時間を割かなくて済むので助かります。

快適な高齢者施設

個室に採用された『おもいやりドア』吊戸 片引き〈オフブラック〉手を離すとゆっくり閉まり、全開にすれば開けた状態をキープできる。

標準仕様のデザインバリエーションが豊富で提案しやすい

デザインも標準仕様において十分なバリエーションがあって施主様に提案しやすいですし、高齢者施設で想定される用法と性能をよく考えられているため、設計において採用しやすいと感じています。施主様には、機能的にもデザイン的にも満足していただきました。今後の物件にもまた『おもいやりドア』を採用していきたいと考えています。

快適な高齢者施設

 

快適な高齢者施設

高齢者施設に多い幅の広い開口部にも耐久性に優れた扉で対応
 

 

ふれあいの里 藍華(あいか)

●施設データ
介護付き有料老人ホーム ふれあいの里 藍華(あいか)
北海道札幌市北区あいの里1条6丁目1番20号

「ふれあいの里 藍華」は、JRあいの里公園駅から徒歩圏内に位置する介護付き有料老人ホーム。2024年3月1日、入居開始しました。延べ床面積2,936m²、壁式鉄筋コンクリート造3階建てで、全室個室で80室。入居定員80名の施設です。介護区分に応じて近隣施設と連携しながら、あいの里地区を中心に地域に根ざした介護サービスを提供します。

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