DAIKEN History
ーDAIKENのキセキと輝くミライー

Technology[製品開発]1970〜

◎WPC(Wood Plastic Combination)

日本初のWPC床材

日本初のWPC床材

日本の木の新たな可能性を切り拓く「日本の樹」シリーズ

トチジミとも評される栃特有の縮み杢が際立ち、味わい深いインテリアを演出する栃。目地は柔らかい丸みを帯びた形状で、無垢に匹敵する風合いを実現した。

高度な加工技術が生み出した、
新たな強さと美しさ。

古くから人々の暮らしに欠かせない素材であった木材。その本来の美しさや質感を損なうことなく、傷つきやすい、腐りやすい、反りやすいといった欠点を克服することはできないだろうか。
長尺合板事業を軌道に乗せた名古屋工場では、次の目標として付加価値の高い建材の開発を掲げて取り組み、高度な化学処理技術の研究に着手。木材にプラスチック樹脂を充填し、美しく肌触りの良い木の特性と、均質で摩耗に強いプラスチックの特性を兼ね備えた「WPC」の技術に辿り着いた。製品化にあたっては試行錯誤を重ね、1970年7月、日本で初めてのWPCえんこう「宝松」を発売。傷つきやすいという弱点を解消しただけでなく、深みのある木目の美しさは市場の注目を集め、建材の歴史に大きな一歩を記すこととなった。
弊社の木への想いと高い技術は、時代を経ても受け継がれている。2012年には、やわらかく傷つきやすいため床材には適していない、と敬遠されていた国産樹種の製品化をWPCの技術で挑戦。無垢では表現できない意匠、機能を兼ね備えた「日本の樹」を発売。見た目、手触りなど五感に響く製品づくりにこだわり、杉や栃など国産材のニーズが高まる公共・商業施設分野への展開も積極的に推進している。

木材の空隙部にプラスチックを注入・充填・硬化させるDAIKEN独自の加工技術。
木材の空隙部にプラスチックを注入・充填・硬化させるDAIKEN独自の加工技術。
現在のWPC製品生産拠点、久居工場
現在のWPC製品生産拠点、久居工場

DAIKEN FLASH BACK

  • 大ヒットしたキャプテンクイーン

    大ヒットしたキャプテンクイーン

    深みのある美しい表情が、洋風化が進んでいた当時のインテリアに調和。写真は人気を博したナッツブラウン色。

  • WPC第1号、えんこう「宝松」

    WPC第1号、えんこう「宝松」

    1970年に誕生したこの製品に、業界中が注目。弊社の技術力の高さが証明された。

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