マンションでの部屋の防音を考えインテリアとしてのおしゃれさ実現と盲点をカバーする防音対策

マンション住まいでどうしても気になるのが音対策です。以前の記事で、防音対策についてご紹介しましたが、今回はインテリアとしてのおしゃれさも実現できるマンションの部屋での防音対策についてお話しします。

マンションは上階や下階、そして両隣のお宅と天井や床でつながっているため、自宅の防音対策はしっかりと行いたいものです。
防音対策というと何となく無機質な空間を想像しますが、今あるインテリアを活かしながら統一感を意識することで、理想的なおしゃれな空間に近づけることができます。

今回は、統一感を出すための基本的なポイントと防音対策で見逃しがちな場所をご紹介します。
⇒「部屋の“防音”を考える。目的に合った遮音と用途に合った響きを得て快適なサウンドライフを！」

防音対策で特に気をつけたいのが階下への音の配慮です。子どもの走る音や物の落下音などは、家族以外は不快に感じやすいので、床の防音はしっかり行うことが大切です。
マンションの床の防音については、下記の記事も参考にしてみてください。
⇒「“床の防音”対策！ マンションでも子どもの足音を軽減できる効果的な方法を教えて！」

防音対策をするなら同時にインテリアとしてのおしゃれも追求したいところです。
部屋をおしゃれな空間に変えるアイテムとしてまず思い浮かぶのが家具や照明ですが、部屋全体の雰囲気を考えるならおしゃれな「床」を採用することが最も効果が高いです。

階下への音を気にするあまり、フロアタイルや厚地のカーペットを選んでしまうと、思い描いた素敵な部屋にならなかったり、お手入れを常に気にしなくてはならず、快適な生活とは程遠くなります。

特にカーペットは水や汚れを吸収しやすいことから、飲み物をこぼしてしまうとお掃除も大変です。部屋の防音対策をしながらおしゃれに見せるにはフローリングが最適といえますが、デザインも重視したいところです。DAIKENでは広幅・立体感の意匠にこだわり「木の質感」が美しいマンション用床材、リフォーム・リノベ専用の『トリニティオトユカ45』をおすすめしています。

木質フロアではなく自分で仕上げ材を選び、クッションフロアや石貼り仕上げなどを使用したい場合には、防音床下地材『オトユカベースN』を採用するのも良いでしょう。
さらに音響調整部材として、置くだけで音の響きを抑制し、デザイン性にも優れた『サウンドトロン』を配置するのもおしゃれで、おすすめです。

防音対策や高いデザイン性を取り入れた部屋は、唯一無二の「おしゃれ空間」へと生まれ変わります。

部屋の各所にある天井点検口は天井内の配線や配管を点検するために設けられていますが、天井に「穴」が開いているのと同じです。
当然、防音対策を何もしていなければ音漏れが発生します。天井は目立つ場所なので、スマートに防音対策したいものです。

●音漏れの盲点となっている箇所がないかチェック
部屋の給気や排気を確保するため、居室や浴室、トイレ、キッチンに給気口や換気扇が設置してあり、外部と繋がっています。
生活を快適にするための装備が、逆に音漏れの原因になっているのです。
室内にはほかにも音漏れの盲点となっている箇所が多数存在しますので、各部屋をチェックし対策することが大切です。

●「換気口」も対策をしたい

室内の不快な臭いや有害な空気を排出するために換気口は必要であり、24時間換気が法律で定められています。しかし、換気口が音漏れの原因になっているケースもあるため、しっかりとした防音対策が必要です。
「換気口」の防音対策についてはこちらで詳しく解説していますので、合わせてご確認ください。
⇒「音漏れの原因は“換気口”!?　部屋の換気口を防音対策して気がねなく過ごせる環境づくり」

●防音について意外な盲点となっている天井点検口
室内天井には電気配線・配管をメンテナンスできるよう「天井点検口」が設けられています。天井裏は40〜50cm程度の空間で、直上は上階の床とつながっているため音がダイレクトに伝わり、防音対策をしないと高い確率で音漏れが発生します。
窓や床はしっかり防音対策していても、天井点検口は見逃しやすい意外な盲点なのです。
DAIKENでは防音の盲点である「天井点検口」にも着目し、音漏れ対策がほどこされた遮音タイプの『天井点検口 遮音タイプ』をご用意しています。点検口各部に気密パッキンを設置し遮音性と高い気密性能を有しており、取付方法も従来品と変わりませんのでおすすめです。

快適なマンションライフを送るため、しっかりと防音対策をしていきましょう。