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自宅内での転倒・転落・落下を防止する方法! 家族全員が安心して生活するための手すりリフォーム

自宅内での転倒・転落・落下を防止する方法! 家族全員が安心して生活するための手すりリフォーム

高齢者の事故で注意したいものの1つに「転倒」がありますが、その発生場所は多くが家の中だということをご存知でしょうか。高齢者にとっての転倒は、ちょっとしたアクシデントで済まず、入院が必要な骨折につながることもあります。家族の生活を守るためにも転倒の防止策は可能な限り講じておきたいものです。

今回は高齢者が転びやすい場所や転倒する原因、そして高齢者の転倒・転落防止に役立つ手すり製品をご紹介します。

家の中で高齢者が転倒する場所はどこ?

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救急搬送データからみる高齢者の事故」という東京消防庁が公開しているデータがあります。この調査によると2015年からの5年間で高齢者が救急搬送された原因の第1位は「ころぶ事故」で、なんと全体の8割を占めています。さらには、転倒する事故のうち5割が住宅内で発生していることも分かりました。
転倒事故が起こる場所は居室・寝室が最も多く、次いで玄関・勝手口、廊下・縁側・通路、トイレなどとなっています。

段差が少ない居室(リビング、個室など)や寝室で転倒する事故が多発するのはなぜなのでしょうか。それは、若い時には何の問題にもならかった障害が、部屋の中にあふれているからです。
高齢者になると歩く時につま先が上がりづらくなるため、カーペットや敷物の微細な段差に加えて電気のコード、床に置いてある新聞、敷きっ放しの布団なども、高齢者が転倒する原因になってしまうのです。

これらの対策方法は高齢者の通り道にできるだけ物を置かないようにすることです。床の上に散らかっているものはこまめに片付け、電気コードは壁に寄せて固定しましょう(コードを壁に固定するグッズは100円ショップでも手に入ります)。また、高齢者が歩く場所はなるべく広くします。カーペットを敷く時はズレ防止シートを活用し、端を両面テープで固定して転倒の危険性を低くします。

高齢者が転倒する原因には病気や薬の影響も

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高齢者の転倒は老化による自然な身体能力の衰えだけでなく、隠れた病気が原因となって起こる場合もあります。例としては、以下のようなことが考えられます。
・認知症によって判断力や注意力が低下している
・起立性低血圧・不整脈でめまいが生じている
・変形性関節症で歩きにくくなり、バランス感覚が低下している
また、飲んでいる薬の影響で注意力が散漫になったり、ふらついたりして転倒する高齢者もいます。
高齢者が転倒する要因のうち、老化、病気、薬など、高齢者個人に関係したものは「内的要因」、段差や障害物の有無など、環境的なものは「外的要因」として分けられます。高齢者の転倒は二つの要因が複合して起こることが多いと言われています。転倒は体と環境の両面から防止することが大事です。

玄関・階段での転倒や転落、落下を防ぐには

玄関や階段で起こる転倒・転落事故にも注意が必要です。階段を踏み外したり、玄関の段差につまずいたりして転倒する事例は数多くあります。

若いうちは筋力があって関節も動く範囲が広いため、段差があってもつまずかず、よろけたとしても踏みとどまれます。しかし、年齢を重ねるにつれて筋力は衰え、関節が動く範囲も狭くなってきます。病気で認知能力が衰えていたり、薬でめまいが生じていたりする可能性もあります。若い人には気にならない程度の段差でも、高齢者には転倒する原因となるでしょう。

特に怖いのは階段です。高い場所で足を踏み外せばそのまま転落・落下する可能性があります。ちょっとした段差で転倒しても骨折につながるような高齢者が、転落・落下事故を起こしたら大変な結果になるのは目に見えています。階段からの転落・落下には十分な防止対策が必要です。

転倒や転倒、落下を防ぐための対策として、よく用いられているのが手すりです。玄関や階段の近くをはじめ、高齢者が手を伸ばしやすい位置に設置します。

転倒や転落、落下防止の手すりを設置する際のポイント

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玄関や階段に転倒や転落・落下防止の手すりを設置する時のポイントを見てみましょう。

手すりは高齢者がしっかり握れるサイズを選びます。握りやすい形かどうかも確認しましょう。素材によっては夏になると熱くなり、冬に冷たくなってしまうものもあります。年間を通して気持ち良く使えるさわり心地の良い素材のものを選びましょう。

高齢者の身長に合った高さに設置するのもポイントです。階段の場合は、段差が終わってからの水平部分にも延長して設置すると良いでしょう。斜めの部分で始まる手すりはつかみ損ねて転倒する危険があるためです。また、踊り場や階段を登りきったところに縦型の手すりを設置しておくと、高い場所からの転落・落下防止に役立つでしょう。

玄関・階段での転倒や転落、落下を防止する手すり建材

DAIKENでは後付けが可能な手すりを豊富に取り揃えており、玄関・階段での転倒や転落、落下を防止する際は、用途に合わせたものをお選びいただくことができます。

例えば、『手摺セット32型』は女性の手にもフィットしやすい直径32mmのL字型手すりです。玄関のちょっとしたスペースに設置すれば、立ち座りする際の補助として役に立ちます。手すりの裏側は浅い凹みのあるディンプル型で、握りやすく滑りにくい仕様になっています。

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階段に手すりがない場合や、今の手すりが使いづらい場合は、転落や転倒が防げないかもしれません。そんな時は『システム手摺35型』を使った階段手すりのリフォームをおすすめします。この製品は直径35mmの丸棒ストレート型で、手すりを支えるブラケット(結合用の支持具)に固定式と着脱式の2種類をご用意しています。着脱式は本体と着脱ベースが分離しているのが特徴で、施工時やリフォーム時に壁紙を貼り替える際もスムーズに行えます。滑り止め効果があって階段の昇り降りをサポートしてくれる『手摺用グリップ(35型用)』も取り付け可能です。

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手摺セット32型』と『システム手摺35型』の「ベーシックタイプ手摺丸棒ストレート」と「ゴム集成材タイプ手摺グリップ付き丸棒ストレート」には抗ウイルス機能付きもあります。衛生面に配慮したい方はぜひチェックしてみてください。

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