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 床リフォームの疑問。フローリングの光沢(艶あり)、マット(艶消し)の違いは?

床リフォームの疑問。フローリングの光沢(艶あり)、マット(艶消し)の違いは?

床をリフォームする際に、フローリングを艶あり(光沢)にするか、艶消し(マット)にするか、迷う人は多いかもしれません。そこで今回は、フローリングにおける艶ありと艶消しの違い、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
加えて、フローリングを美しく保つためのお手入れ・ワックスがけの方法や、人気の鏡面調仕上げ、艶消し仕上げの床材を写真とともにご紹介します。

フローリングの光沢・マット、それぞれのメリット・デメリット

フローリングはお部屋の広い面積を占め、インテリアの印象を左右する重要な部分です。色や柄だけでなく、質感も光沢のあるものかマットなものかによってお部屋の雰囲気が大きく変わります。
人によって感じ方に多少の差はありますが、光沢(艶あり)・マット(艶消し)のフローリングにはそれぞれ次のような特徴があります。

・光沢(艶あり)

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床材:エクオスミラー〈アッシュ(ライト)〉

艶のあるピカピカのフローリングには、光を反射して部屋を明るく、そして広く見せる効果があり、簡単な掃除で清潔感が保たれるため、新築のような雰囲気を長持ちさせることができます。

そして、シルクのパーティドレスやグロッシーなリップと同様、華やかさと高級感を演出してくれます。インテリアに重厚感のあるクラシックな風合いを持たせ、お部屋をホテルのようにラグジュアリーな空間に仕上げるなら、光沢のあるフローリングがぴったりです。

ただし、光沢が強すぎると照り返しが眩しく感じることもあります。光沢が強くて色の濃いフローリングは、鏡のように周囲のものが映りこむ場合もあるので注意しましょう。

また、光沢のあるフローリングは、傷付いた部分が目立ちやすかったり、頻繁に歩行する部分だけ艶が落ちていき、劣化が目立ってしまったりするデメリットもあります。

・マット(艶消し)

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床材:エクオスロッゾ〈アッシュ(ブラウン)〉

一方、光沢のないマットなフローリングは、素材の味を生かしたナチュラルなテイストが人気です。光沢のないフローリングを採用した部屋はリラックスできる温かみのある空間に仕上がり、北欧の住居などに見られるカジュアルなデザインの家具や和風のインテリアにも良く似合います。
また、マットなフローリングは光沢のあるものに比べて傷や凹みが目立ちにくいため、ペットや小さなお子さんのいるご家庭にも好評です。

マットなフローリングを地味に感じる人もいるかもしれませんが、床の主張が控えめな分だけ部屋全体に統一感が生まれます。
お部屋を上品で落ち着いた雰囲気にしたいなら、マット調のフローリングがおすすめです。

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フローリングの美しさを保つためのお手入れ・ワックスがけ

艶あり、艶消しのどちらのフローリングでも、美しさを保つには適切なお手入れが必要です。日常のお掃除に加え、表面の保護や光沢維持のため、半年〜1年に一度はワックスやオイルを使ったお手入れが推奨されています。

ワックスやオイルには、フローリングを水分や皮脂汚れから守ったり、傷を防止したりする効果があります。ワックスは表面に塗膜を作るので保護の効果を高めることができますが、オイルはフローリングに浸透するため保護力がいくらか弱くなる点は注意しましょう。

艶のない無垢材を使ったフローリングの質感を味わいたい場合はオイル、一般的な複層のフローリングにはワックスを使用します。また、複層のフローリングでマットな質感を生かしたい場合は、艶消しタイプのワックスも市販されているのでチェックしましょう。

これまでワックスは乳液状のものが主流でしたが、最近ではより手軽にワックスがけができるように、スプレータイプやワックスをしみこませたワイパーシートタイプも市販されています。床掃除とワックスがけが同時にできる洗浄成分入りのものもあるので、使いやすいタイプを選んでみてください。

ワックスやオイルでのお手入れをこまめに続けると、フローリングの色や艶が経年変化して独特の風合いが生まれます。革製品と同じようにエイジングが楽しめるので、多少の傷やシミがあっても愛着がわき、細かいことがあまり気にならなくなる点も、お手入れを続ける効果のひとつと言えそうです。

・日常のお手入れ方法
日々の埃取りはフローリングワイパーのドライシートや乾いた雑巾でカラ拭きします。拭き掃除で取り切れない小さなゴミは掃除機で吸い取りましょう。
しつこい汚れを水拭きで落としたい時は固く絞った雑巾を使い、その後は必ずカラ拭きをして水分を拭き取ります。
これはフローリングが水分に弱く、水を含むと表面にシミや割れを生じることがあるためです。

・ワックスがけの方法
ワックスがけはからりと晴れた天気の良い日に、窓を開けた風通しの良い状態で行います。
やり方としてはフローリングの表面や目地の埃・ゴミを取り除き、床用洗剤で汚れや油分を取り除いた後、水拭きして洗剤の成分も拭き取ります。
フローリングの表面と目地が完全に乾いたら、説明書に従ってワックスを塗布します。ワックスは薄く広げてムラにならないよう注意しましょう。
その後は1時間ほど自然乾燥させ、ワックスを完全に乾かします。

・光沢(艶あり)、マット(艶消し)のほかにも選べる機能性
ペットや小さなお子さん、または高齢者のいる家庭では、床の滑りにくさも安全に暮らすための大切な要素です。床が滑りやすいと転倒の危険がありますし、ペットは股関節を傷めてしまうことがあります。ワックスにも滑りにくくするタイプがありますので、選ぶ際にはひとつの基準にしましょう。
また、ものを落としたり爪で引っかいたり、粗相をする可能性も高いので、傷や染み込みからフローリングを保護する機能性の高いワックスを選びたいものです。床の表面や床に触った手足を舐めることもありますので、天然素材のみを使用したワックス材であればなお安心ですね。

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メンテナンスが楽になる!フロアコーティング

ワックスがけは半年〜1年に一度定期的に施す必要がありますが、日々忙しくなかなか手間をかけられない家庭も多いでしょう。
フロアコーティングは床の表面に硬い被膜を作り、傷や汚れからフローリングを保護します。耐用年数は3~20年以上と使うコーティング剤により幅はありますが、ワックスより長期間その効果が続くので定期的なメンテナンスがぐっと楽になりますよ。
新築時に施工するのが一般的ですが、床リフォームを検討するならフロアコーティングも併せて考えてみてもよいかもしれません。

ウレタン(水性・油性)、シリコン、ガラス、UVなどいくつかの種類があり、光沢(艶あり)・マット(艶消し)、耐用年数の長さ、耐衝撃性、耐薬品性、滑りにくさなど様々な違いがありますので、生活スタイルや家族構成に合わせて選んでください。

お手入れ簡単・ワックス不要! DAIKENの人気床材を紹介

ワックスがけの際は家具を移動させたり、乾燥中はフローリングの上を歩かないよう注意したりと、手間と時間のかかる作業が必要です。ワックスがけはフローリングのお手入れで重要な部分を占めていますが、定期的に行うことが難しいご家庭もあるでしょう。
DAIKENでは、ワックス不要の床材も数多く取り揃えています。
中でも『ハピアフロア 石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)』は、光沢の美しさを最大限に生かした、華やかで高級感のある石目調のフローリング材です。

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床材:ハピアフロア 石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)〈ホワイトオニキス柄〉

床をリフォームする場合、木の複層フローリング材と本物の大理石を使った床では厚みが異なるため、フローリングから大理石への変更は簡単にできません。

ハピアフロア 石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)』は、複層フローリングの表面に石目柄の化粧シートを貼っているため、厚さの問題をクリアしつつ手軽に大理石調の床が再現できます。本物の石材と違って床暖房に対応できるのも嬉しいポイントです。

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床材:ハピアフロア 石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)〈フィオリートベージュ柄〉

ハピアフロア 石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)』は、欧米の大邸宅を思わせるゴージャスな風合いが実現できるとあって、人気の高い商品です。

また、同じ石目調床材のシリーズとして、マットな『ハピアフロア 石目柄Ⅱ(艶消し仕上げ)』も用意しています。こちらは鏡面仕上げに比べて傷が目立ちにくく、大理石の高級感を持ちながら温もりのある雰囲気に仕上がります。

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床材:ハピアフロア 石目柄Ⅱ(艶消し仕上げ)〈グレイッシュセルベ柄〉

※ワックスを不要とするこれらの床材は、ワックスを使用することで「汚れにくい」「傷がつきにくい」といった本来の性能が発揮されない場合がありますのでご注意ください。

間取りが同じお部屋でも、内装の仕上げとインテリアのテイストを変えることで、まったく違う雰囲気に生まれ変わります。
簡単なお手入れで美しさが保てるDAIKENの床材でわが家をリフォームし、ご自宅で海外のホテルやリゾートにいる気分を味わってみてはいかがでしょうか?

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