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フローリングが滑る! その対策法と高齢者にやさしくペットが歩きやすい床リフォーム

フローリングが滑る! その対策法と高齢者にやさしくペットが歩きやすい床リフォーム

なんだか最近、フローリングがツルツルと滑りやすい……と感じることはありませんか?
もしそうであれば、万が一のことも考えて「フローリング滑り止め」など事前にできる対策を早めに考えておきたいものです。
特にご家族に高齢者や小さなお子さんがいらっしゃる方、ペットを飼っている方などは、早め早めの対処で安心できる生活を手に入れましょう。

そこで今回は、フローリングの滑り防止対策や、将来に備えて考えておきたい床滑り止め効果のある床リフォームについてご紹介いたします。

床滑り止めは必須! 滑りやすい床は放置すると危険!

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東京消防庁の調べによると、2017年からの5年間で、65歳以上の高齢者が救急搬送された事故の約83%が「ころぶ」事故(※事故種別が「その他」「不明」なものを除く)でした。
そして、「ころぶ」事故全体の約60%以上が住宅内で発生(2021年度中)しており、発生場所は「居室・寝室」が最も多いという結果が出ています。 (※東京消防庁「救急搬送データからみる高齢者の事故」令和元年

その原因のひとつとして考えられるのが、フローリングの滑りやすさ。床が滑りやすいと、普段生活していても不安定になりやすく、無意識に足に力が入ってしまいます。そうなると関節や足腰に負担がかかるだけでなく、転倒した際に思いもよらない重大なケガに繋がる可能性も。特にお年寄りが骨折した場合、後々、介護などに繋がることも考えられ、家族にとっても大きな問題になりえます。
ご家族にお年寄りがいる場合、フローリングの滑り止め対策は必須といえるでしょうね。

また滑りやすいフローリングで足腰に負担がかかってしまうのは、ペットも同様。特に小型犬や子犬は股関節を痛めたり、滑って脱臼・骨折などの怪我をしたりしてしまうこともあります。愛するペットと長く一緒にいるためにも、フローリングの滑り止めを第一に考えてあげたいものですね。

床を滑りにくくするための「床滑り止め」対策法とは

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それでは、フローリングを滑りにくくするためには、どのような対策をする必要があるのでしょうか。いくつか対処法をご紹介します。

「床滑り止め対策①」床についた油汚れはきれいに掃除する
調理の際の油は目に見えないところにも飛び散ることがあります。気づかずに放置しておくと、スリッパや靴下に付着して広範囲に広がりやすいため、こまめな掃除を心がけましょう。

「床滑り止め対策②」ワックスを定期的にかけ直す(※ワックスがけが必要な床材の場合)
フローリングのワックスがはがれてくると滑りやすくなる原因になります。ワックスには床滑り止めの効果のほか、床を傷から守ったり目立たなくしたりする効果もあるため、1年に1回ぐらいのペースで定期的にかけ直すことをおすすめします。

「床滑り止め対策③」コルクマットやジョイントマットを敷く
滑り防止のためには、コルクマットやジョイントマットも有効です。床滑り止め効果に加え、ほどよいクッション性が足腰への衝撃を軽減、万が一の転倒の際にもダメージを和らげてくれるメリットがあります。
ただ、置く場所によっては段差ができるため、お年寄りのいるご家庭では注意が必要になってきます(マットの種類によっては、フローリングが変色する恐れがありますので、選定にはご注意ください)。

「床滑り止め対策④」経年劣化による滑りには床リフォームが安心
10年、20年と経年劣化したフローリングは、床の表面が摩耗してさらに滑りやすくなる可能性があります。より安心感を得たい方や、将来に備えておきたい方には、床リフォームを考えてみるのもひとつの方法です。ワックスのかけ直しが面倒な方は、ワックス不要タイプの床材を選ぶ手もあります。

ペットに適した床滑り止め対策

ペットに適した床滑り止め対策
ペットと同居している方も多いことでしょう。前述したように、滑りやすいフローリングはペットにとっても負担が大きく、足や腰を痛めることもあります。ペットも家族の一員ですから、ペットに適した床滑り止め対策も考えてあげましょう。

【ペットの床滑り止め対策】

床の一部にタイルカーペットを敷く
タイルカーペットは裏面がゴムで作られており、感触がやわらかく、ペットの足腰に負担がかかりません。また、タイルカーペットは一枚ごとに敷くことができますので交換も簡単です。

ペット用マット
ペット用マットは滑り止め防止、撥水効果もあり、床に敷くだけなのでとても簡単です。

フローリング床の滑り防止は人間だけでなく、ペットのことも考えてあげましょう。

お部屋ごとに床滑り止め効果のある床材を使用する方法もあり

床滑り止め効果のある床材
自宅の床、全てがフローリングという方もいるでしょう。フローリングは掃除のしやすさや見た目が美しいことから人気が高い建材です。しかし、フローリングは油の付着やワックスのはがれなどで滑りやすくなります。キッチン、トイレ、洗面所は床に油を含む汚れがつきやすく、人の出入りが激しいため、ワックスもはがれやすい状況です。

床リフォームでフローリングの滑り止め効果を高めても、定期的な手入れが必要になります。
そこで、思い切って、キッチン・トイレ・洗面所などの共用部分は耐水性や汚れに強い床材に変えてみるのもありでしょう。

高齢者やペットに配慮した床滑り止め効果のある床へとリフォームを

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より安心できる床リフォームをお考えなら、将来の生活環境の変化にも対応できる機能的な床を選ぶと良いでしょう。

たとえばDAIKENの提案する滑りに配慮した床材『おもいやりフロアⅣ』もそのひとつ。滑りにくいだけでなく、車椅子やキャスター付きの椅子、杖などによる傷や凹みがつきにくい為、高齢者の歩行や介護にも適した床材です。
さらに抗ウイルス機能『ビオタスク』を付与した床材『おもいやりフロアⅣ-VS』は、製品上に付着した特定ウイルス数を99%以上減少させる性能があり、より安心感のある床材として注目を集めています。

また滑りやすいスペースと言えば、洗面所もそのひとつです。洗面所の床は濡れていても一見わかりにくく、うっかり踏んで滑ってしまいがちです。
しかしDAIKENの専用床材『洗面専用フローリング スリップケア』なら、濡れていても滑りにくく、目地の少ない巾広サイズを採用しているため、床滑り止め効果もあり水や汚れが浸透しにくいのも魅力。お掃除やメンテナンスの負担も軽減されます。

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また、大切なペットの健康のためにリフォームをお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そのような方向けに、DAIKENでは小型犬の歩きやすさに配慮した床材『ワンラブフロアⅣ』をご用意しています。
床滑り止め対策にも配慮され、滑りにくいだけでなく、ひっかき傷がつきにくく、吐き戻し・おしっこなどの汚れにも強い機能性の高さが特徴です。

ほかにも既存の床の上から貼り付けができる『ワンパークフロアスリムⅣ』もリフォームで取り入れやすくておすすめの床材です。
ペットに適した機能性はそのままに、厚さ4mmと扱いやすく、両面テープのみでも設置できるなど施工性に優れています。

なお、今回紹介したDAIKENの床材は、いずれもワックスがけが不要なタイプなので、お手入れもカンタンです。

いかがでしたか? “床の滑りやすさ”は、毎日の暮らしの中に潜む危険要素となりえます。フローリング滑り止め、床滑り止めによる対策など、はやめに対処しておくことで家族やペットの健康を守ることができるなら、それに越したことはありません。ぜひ今できることから、試してみてはいかがでしょうか。

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