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階段収納『階段箪笥』に見る空間活用術。壁面収納の発展形、“壁厚収納”に注目!

階段収納『階段箪笥』に見る空間活用術。壁面収納の発展形、“壁厚収納”に注目!

便利で快適な生活をおくるためには、住居の収納が重要なポイントとなります。
もちろん、広い収納スペースを常に確保できれば問題ないのですが、なかなかそういうわけにはいきません。例えば日本では特に江戸時代より限られた空間の中に収納スペースを作り出す「階段箪笥」が利用されてきました。
そこで今回は、部屋の中の空間をうまく活用した収納について紹介していきます。

階段箪笥から学ぶ「空間」を有効活用する知恵

江戸時代建造の町屋を見ると狭い土地に建っていることもあって建物内を有効活用する必要がありました。町屋には完全に二階や三階まであるようなものが少なく、あっても中二階までという建物がほとんどだったからです。そこで建物内の収納は空間を最大限に利用できるような工夫が凝らされていきます。
その一つが「階段箪笥」です。
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階段箪笥は中二階に上がる階段の下の部分を収納スペースとして利用するもので、建設段階から階段下に組み込んでしまうものと、移動が可能なタイプがあります。
人がその上を通るので頑丈で堅牢な造りになっていることはもちろん、扉や金具には緻密なデザインが施されており、職人のこだわりや工夫が感じられます。
つまり、これは日本に300年以上前から空間を有効活用して収納スペースを作り出すという概念があったということの証明でもあるのです。
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「壁面収納」も空間をうまく活用した収納です。
壁さえあれば新たに収納スペースを作り出せて、テレビの周囲や上部など通常の家具が設置しづらいデッドスペースも有効活用することができます。床から離れた位置にも設置できるなど自由度が高く、おしゃれな部屋作りにピッタリのアイテムです。

壁の厚みを利用する収納があるのをご存知ですか?

ただ、当然のことなのですが、壁面収納も通常の家具も、設置することで部屋の空間を少し狭めてしまいます。その場所で使用するちょっとしたものを置きたいだけなのに、そのために収納設置スペースを確保するのは悩ましい……そのような場合におすすめの収納方法があるのです。

それが、壁の厚みを収納に利用するという「壁厚(かべあつ)収納」です。
なんと、室内にある壁の厚みを活用して、壁に収納を埋め込んでしまうというもので、部屋の広さを狭めることなく、スマートに収納スペースを確保することができます。

「でも、壁の厚さの収納なんて、大して活用できないんじゃないの?」と思われた方もいることでしょう。確かに収納力は通常の収納家具に比べたら少なくなる傾向にありますが、使い方次第で生活を便利に、豊かにしてくれる収納なのです。
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壁厚収納『カベピタ』の豊富なバリエーション!

DAIKENの『カベピタ』は、壁厚収納の決定版ともいえる収納ユニットです。
カベピタ』の名の通り、壁の中に収納スペースがピッタリと納まるため、室内に出っ張らず、生活空間を広々と利用できるのが一番のメリットです。
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さらに、書棚や小物入れなどの実用的な収納から、ニッチ(壁をくぼめたスペースのこと)などの見せるための飾り棚、さらにサニタリーや玄関で活用できるものもあるなど、バリエーションが非常に豊富です。生活スタイルや住空間にあわせた収納ユニットを、「ここに欲しい!」という場所に設置することができます。
そのバリエーションをいくつかご紹介します。
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ワンポイントの演出用として、見せるために壁厚収納を利用する場合は、「ニッチ」がおすすめです。ダウンライトが付いているので、花瓶などのお気に入りのアイテムを効果的に飾ることができます。玄関を開けてはじめに目に入る壁などに「ニッチ」を設けて季節感のあるものを飾ることで、自宅を訪れたお客様を気持ちよくお迎えすることができます。
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また玄関では、「スリッパ収納」や靴を履くための「格納イス」もスッキリと収まります。
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実用的なものとしては、使いやすいオープンラックを壁に設置できる「ルームポケット」がおすすめです。玄関へ向かう導線上の部屋の壁に配置して、ハンカチやポケットティッシュ、折りたたみ傘など、外出に必要な小物を家族人別にまとめて置くスペースにするのはいかがでしょうか。忘れ物やお出かけ前の探し物がなくなったり、外出前にいちいち部屋に取りに行く必要もなくなったりと、便利になります。一番上の段にはアロマストーンなどを置くのもおしゃれです。DAIKEN製品なら、リビングドアともコーディネートできるのもポイントです。
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「ストックキーパー」を導入すれば、洗剤やシャンプー・リンス、ボックスティッシュ、ペットボトルの水などの消耗品をひとまとめに収納できます。使用する場所の近くに設置すれば交換もお手軽です。奥行きが浅い分、一目でストックの数が把握できるので、足りない物をすぐに買い足すことができます。
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化粧品をはじめとした身だしなみを整えるためのアイテムは収納する場所に悩みがちですが、鏡のすぐ近くに収納できれば非常に便利ですよね。「ミラーシェルフ」なら慌ただしい朝でも必要なものをサッと取り出して身だしなみを整えて、すっきりとしまえます。コンセント付きなので、ドライヤーやヘアーアイロンも手軽に使えるのがうれしいポイントです。
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「ディスプレイ(有孔ボード)」で、たくさん空いている穴に金具をかけて文具やお気に入りの写真を飾れるおしゃれな空間も壁に収納できます。カスタマイズ性が高いため、実用的なアイテムを並べるのも、趣味のものを並べるのもあなた次第。コンセント付きなのでタブレットを置いて、充電しながら調べものをする、なんてこともできます。
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「ディスプレイ(マグネットボード)」は、マグネットで小物入れや紙などを貼りつけられるボードを内蔵した壁厚収納です。学校で配布されるプリントや買い物リストなどをマグネットで貼りつけておけば忘れることもなくなります。壁に収納されているので、不意にマグネットに触れて落としてしまうという失敗も起こりません。コンセント付きなので、タブレットを置いて、料理レシピや天気をさっと検索することもできます。

他にも、寝室、トイレなど、場所に応じて必要な壁面収納を設置することで、生活がとても快適になります。
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壁厚収納を導入する場合は、実用的に使いたいのか、飾り棚として使いたいのかを、あらかじめよく考えておき、その目的にあったユニットを効果的な場所に設置するのが重要なポイントです。
生活スペースの邪魔にならず、適した場所にあると、生活が何倍も快適で、豊かなものになる壁厚収納。ぜひ活用してみてください。

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