ホテルライクでモダンな“おしゃれな部屋”に住みたい！〜ソフトシック・シックモダン・モダンヴィンテージ〜（11のインテリアテイストシリーズ Vol.1）

家を新築する際やリフォームする時、満足のいく結果を出したいのであれば、インテリアをどのようにするのか、という明確なビジョンを持つことは大事です。

一口に「理想のインテリア」と言っても、人によって好みや生活スタイル、家族構成などが違いますので、誰もが全く同じということはありません。家族間でも意見が同じとは限りませんので、皆で意見を出し合って家族全員が心地良く暮らせるインテリアにすることが大切です。

海外には、それぞれの国や地域の特色を生かしたインテリアのスタイルが多数あります。ホワイトやグレーを基調としたシンプルな空間に、木目調の家具でナチュラルな雰囲気を醸し出した“北欧風インテリア”。南フランスの温暖な気候に似合う、明るく開放的な雰囲気が漂う“南欧風インテリア”などなど、多種多彩で魅力的なスタイルが見られます。一日のうちで長い時間を過ごす自分の家も、そうした個性あふれるホテルのような部屋作りができたら。そんな思いをインテリアで叶えてみませんか。

少し前のコーディネートは床やドアなどを同色でまとめたものが主流でしたが、好みやこだわりの多様化が進んだ現在では、実現したい部屋の確固たるイメージを持った方も増えています。しかし、いざ自分好みのおしゃれな部屋を作りたいと考えた時、どこから始めれば良いのか悩む方もいるでしょう。

その際の指針として役に立つのが「インテリアテイスト」という考え方です。DAIKENでは、空間のイメージに合った様々な色・素材・質感の建材や家具を、様式やイメージで整理したものを「テイスト」として提案しています。この「インテリアテイスト」を軸に部屋のコーディネートを考えると、まとまりのあるおしゃれな部屋がとても作りやすくなります。

DAIKENでは、トレンドやニーズに合わせた独自の「11のインテリアテイスト」を提案しています。 また、多種多様なインテリアテイストをわかりやすくするために、「モダン」「トラッド」「ジャパネスク」という3つの切り口に分け、それらをさらに「11のインテリアテイスト」で分類しています。

【モダン】
直訳の「Modern＝現代的」ではなく、シンプルでスッキリとしたデザインのテイスト。
（含まれるテイスト：ソフトシック、シックモダン、ナチュラルモダン、スタイリッシュモダン、エレガントモダン、モダンヴィンテージ）

【トラッド】
欧米の「Trad＝伝統的な」インテリアを意識したテイスト。伝統を感じさせる様式性の高いデザインを取り込んでいる。
（含まれるテイスト：ヴィンテージミックス、ソフトカントリー、エレガント、クラシック）

【ジャパネスク】
伝統的な和風ではなく、シンプルな中に「Japanesque（和風）」の要素を取り込んだインテリアテイスト。格子や水平基調のデザインなどでさりげない和の味わいを表現。
（含まれるテイスト：ジャパネスク）

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イメージに近いテイストが一目でわかるようにまとめられていますので、お好みのインテリアテイストを探す際のヒントになります。

そして、今回はこの「11のインテリアテイスト」中から、「モダン」に含まれる「ソフトシック」「シックモダン」「モダンヴィンテージ」の3つを紹介します。どのテイストもホテルのような部屋作りに最適で、参考としてきっと役立つこと請け合いです。

なお、「11のインテリアテイスト」やその構成要素などは、今後も数回にわけて紹介していきますので、お部屋のコーディネートに興味がある方はぜひご期待ください。

インテリアテイストについてはこちら

●シンプルで洗練されたモダンな部屋に「ソフトシック」
「ソフトシック」は最近のトレンドとして注目されているテイストで、シンプルかつモダンな空間にグレイッシュカラーを用いつつ、曲線を基調としたデザインで柔らかさや気品をプラスしたインテリアです。
上品でスタイリッシュな雰囲気の中にも程良い優しさが感じられるシックな部屋。それが「ソフトシック」なインテリアです。

・ソフトシックな部屋のポイント「グレイッシュカラーと曲線によるデザイン」

ソフトシックな部屋作りに欠かせないのが、柔らかなグレイッシュカラーと曲線によるデザイン。具体的には建具の色やデザインをはじめ、ラウンドシェイプのサイドテーブルやミラーにアートなど、家具や雑貨などの曲線をうまく取り入れることで、よりソフトでシックな印象の部屋が出来上がります。いつでもゲストを優しく迎えてくれる、そんなホテルのような部屋に近づけることができるテイストです。

こちらの部屋は吹き抜けのある開放的なリビングルームですが、落ち着きのあるグレイッシュカラーで統一されています。座り心地の良さそうな3人掛けのソファーにはシックなダークグレーを選択したことで、大人っぽい趣のあるリビングになっています。また、ドアは曲線の明り窓がエレガントな『ハピア K4デザイン』、床は『ハピアフロア ベーシック柄』、収納は『MiSEL（ミセル）/フィットシェルフ』で、いずれも「トープグレー」という木目色が使われています。

数年前からファッションの世界でもシックな色として人気の「トープ」。語源はフランス語でモグラを意味する「Taupe（トープ）」です。フランスではモグラの毛を思わせる茶色がかった濃い灰色をトープ（グレー）と呼び、普通のベージュよりも深のある上品な色として人気を集めています。DAIKENでは、そんなトープ色の深みを生かしつつ、印象の優しい木目柄「トープグレー」として設定しました。このようなニュアンスカラーをお部屋に用いることで、リビング全体に統一感が生まれ、よりソフトシックな空間を演出することができます。

ソフトシックについて、詳しくはこちら

●ビターな色で統一したモダンな部屋「シックモダン」
格調高い落ち着いたテイストを求める人には、シンプルなデザインで重厚感を醸し出した「シックモダン」はいかがでしょうか。

・シックモダンな部屋のポイント「直線的フォルムと重厚感」

シックモダンな部屋を作る際は、ダークグレーやブラウン、ブラックなどの落ち着いた色と直線的なフォルム、どっしりとした厚みや奥行きを感じさせる建具や家具がおすすめです。また、石や鉄などを使った重厚な雑貨や小物を合わせることで、高級感のあるホテルのような雰囲気が演出できます。

細い石材を丁寧に積み重ねたような『グラビオエッジ フルッソ〈ライトグレー〉』、ドアには年月を経た鉄板のような風合いを持つ『ハピア ソリッド調 7Dデザイン〈アイアンブラック〉』、床にリアルな木目が魅力の『トリニティ〈ウォールナット柄〉』を使ったシックモダンなお部屋です。 ダークな色味の木目やドアでトーンをまとめ、石、鉄、木目などの異素材同士を組み合わせることで、トレンドを取り入れた上質なコーディネートとなっています。組み合わせのシナジー（効果）によって、それぞれの素材感がより際立ち、ワンランク上のホテルのような部屋が作れます。

シックモダンについて、詳しくはこちら

●新しさのあるホテルのような部屋作りに「モダンヴィンテージ」
シンプルな空間の中に、年月を感じる風合いを持つ素材を取り入れたのが「モダンヴィンテージ」という新感覚のテイストです。海外のホテルを思わせる古さと新しさの融合が、このスタイルの大きな魅力でもあります。

・モダンヴィンテージな部屋のポイント「素材と経年のコントラスト」

モダンヴィンテージな部屋が持つ大きな特徴は、素材の質感や経年のコントラストです。こうした雰囲気を演出したいと思った時は、建具や照明にメタルやコンクリートなどの無機質な質感を使う反面、床や家具・小物にはソフトなカラーやウッド素材を合わせるのもおすすめです。その対比がホテルのような部屋作りの中でも、よりオリジナリティや趣を感じさせるテイストにもなります。

壁に石積調の『グラビオエッジ ブロッコ〈ライトグレー〉』、ドアに味わいのあるコンクリート柄の『ハピア ソリッド調〈コンクリートグレー〉』と、グレイッシュで上品な木目柄床材『トリニティ〈バーチ柄（グレー）〉』をミックスしたモダンヴィンテージなお部屋です。
間仕切りに使った『ハピア ラインフレーム 格子採光〈ブラック〉』がアクセントとなり、スタイリッシュかつモダンな部屋を創り出しています。
このコーディネートは海外のインテリアトレンドでもある素材と風合いの対比が堪能できる洗練された大人好みの空間といえるでしょう。

モダンヴィンテージについて、詳しくはこちら

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今回は、DAIKENが提案する「11のインテリアテイスト」のうち、洗練されたホテルのような部屋作りにおすすめの3種類をご紹介しました。今後も他のテイストをしていく予定ですので、ぜひチェックしてあなた好みのインテリアテイストを見つけてください。

他のインテリアテイストも見てみたい、という方はDAIKENのカタログ「インテリアイメージブック」をチェックしてみましょう。洗練された11種類のインテリアスタイルが豊富な実例写真付きで紹介されているので、眺めているだけでも素敵なインテリアの世界を散歩しているような気分が楽しめます。このようなカタログやインテリア雑誌を読むことで、漠然としていた部屋の理想的なイメージを「実際にこんなインテリアに囲まれて暮らしたい」という具体的な形にしていくことが大切です。写真が豊富なDAIKENのカタログ「インテリアイメージブック」なら、見ているだけで理想のインテリアに近づけるための手助けになるでしょう。

インテリアイメージWEBでシミュレーションした「ソフトシック」の部屋

また、DAIKENがWEB上で公開しているドア、床、収納・壁、天井などの色柄を組み合わせて、自分好みの部屋作りをシミュレーションできる「インテリアイメージWEB」は非常に便利です。 DAIKENがおすすめする色柄の組み合わせをまとめた“コーディネート表”を参考に、簡単な操作で自分が思い描く部屋を作ってみてはいかがでしょうか。今回ご紹介したホテルのような部屋作りに役立つ「ソフトシック」をはじめ、他のインテリアテイストもメニューの“おすすめプラン”の中から選べますので、ぜひお試しください。

また、リアルな3D空間を自由に動かしながらコーディネートが楽しめる「VRインテリアシミュレーション」も登場しました。こちらはパソコン限定でスマホ・タブレットには対応していません。 直接、製品を確認したい方は、お近くの「DAIKEN　ショールーム」でご覧いただき、インテリアコーディネートを楽しんでください。