キッズスペースにカプセルトイ! 子連れでも安心して通院できる病院づくり

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病院は大人でもあまり行きたくない場所であり、まして子どもにとっては恐怖の対象になっている場合も多いことでしょう。
では、病院に対する子どもの不安を取り除くにはどうすればいいのでしょうか。今回の記事では、子どもが病院へ行きたがらない原因と対処法をまとめつつ、病院を楽しくするカプセルトイや、子どもが喜ぶキッズスペースづくりについてもご紹介します。

病院に行きたがらない子どものために

病院嫌いな子どもたちはどのような気持ちなのでしょうか。病院へ行きたがらない原因と、周囲の大人たちが取るべき行動について考えてみましょう。

●注射や何をされるかわからない恐怖

病院に行きたがらない理由には、「注射が痛かった経験を思い出してしまう」「何をされるかわからない不安が大きい」といったものがあげられます。親などが嫌々病院に行く姿を見た場合は、より不安な感情が高まってしまいます。 日常と異なる空間で「いつ」「何をされる」のかわからないことは、子どもが病院を嫌がる大きな要因でしょう。

●「痛くないよ」は逆効果?

子どもに「痛くないよ」と説明して病院に連れてくる保護者の方もいると思います。ただし、その言葉を信じて病院に行き治療が痛かった場合、子どもは嘘をつかれたと思い、次から病院へ連れて行くのが大変になるかもしれないため、そのような説得法は良くないことを伝えてあげましょう。
また「どこへ行くの?」と子どもに聞かれたときに、黙って病院へ連れて行くのも逆効果です。まだ幼いからわからない、説明しなくても良い、ではなく、どこへ何のために行くのか伝えてあげるよう、保護者の方に理解してもらいましょう。

●病院へ行く前の説明と行った後のほめ言葉が大切

言葉をまだしっかり理解できない頃から病院に行く理由を説明することは、子どもを病院嫌いにしない効果的な方法です。
「病気にならないように注射をするよ」「病院へ行ったらお腹が痛いのが治るからね」など、病院へ行くプラス面を保護者の方や病院の先生などが説明することが大切です。

また嫌がっても病院へ行けたときには、目一杯ほめてあげると少しずつ病院に行くハードルが下がるでしょう。

カプセルトイ設置が医療施設に良い理由

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近年、カプセルトイをキッズスペースなどに設置する病院が増えています。カプセルトイの設置が医療施設にとってどのような効果をもたらすのでしょうか。

●頑張って診察を受けた子どもへのご褒美

予防接種や診察の後にシールなどのプレゼントをもらった経験は子どもたちの心に残りやすいものです。泣いた後でもご褒美をもらえると機嫌を直してくれる子どもも多いことでしょう。
特に、自分でレバーを回すとおもちゃをゲットできる、という遊び心をくすぐる要素があるカプセルトイは、子どもたちがさらに喜んでくれる可能性が高いです。頑張って治療を受けたらご褒美にメダルがもらえる。そのメダルを自分で投入しておもちゃをゲットする、という流れは達成感を得ることにもつながります。入院中の子どもにとっては、日々の治療の励みにもなりやすいためおすすめです。

●子どもがまた病院にきても良いと思える

病院にカプセルトイがあることを子どもたちはすぐに覚えます。そのため嫌な予防接種でも「おもちゃがもらえる」という理由で、頑張って病院へ行くという行動につながりやすいです。
また病院で待つ時間は子どもたちにとって長くて怖いものです。そんなときに院内のカプセルトイを見ると緊張や不安が和らぐこともあるでしょう。

●レンタルサービスで簡単に導入できる

病院へのカプセルトイの設置にはレンタルサービスの利用がおすすめです。カプセルトイ本体はレンタル、専用コインやカプセル、景品は購入すればすぐに設置することができます。複数の業者がレンタルサービスを展開しています。

子どもに喜ばれるキッズスペース設備

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近年キッズスペースを設置する病院は増えていますが、病院が嫌いな子どもにも喜ばれる空間があれば保護者の負担減少にもつながり、通いやすく、選ばれやすい病院となるでしょう。ここでは、キッズスペースにおすすめの工夫を紹介します。

●病院で楽しく過ごせるイメージを

子どもたちの興味を引きつける本やおもちゃなどが院内にあれば、待ち時間の緊張感を和らげてくれます。また、小児科や歯科を中心に、靴を脱いでリラックスして遊べるキッズスペースを設置する病院が増えています。

●衝撃を吸収する置き畳設置で子どもも安心

キッズスペースに求められるもっとも大切なことは安全性です。転倒や怪我のリスクを減らす対策として、既存の床に置き畳を設置する方法があります。

置き畳は適度な厚さがあり、クッション性によって転倒による怪我のリスクを軽減します。置くだけで畳スペースが完成するので、スペースに関わらずレイアウトを変更しやすいのもポイントです。また、耐久性が優れているような機能性を持つ製品を選べば、扱いやすく日々のお手入れも楽になるでしょう。

●子どもの声の響きを抑制する天井吸音材

院内にキッズスペースを設けたときに悩ましいのが子どもたちの声の響きです。病院にはさまざまな症状の患者様が来院されます。普段なら可愛らしく聞こえる子どもの声も、つらい症状に悩まされているときには「騒音」と感じやすくなります。
そこでおすすめなのが、天井吸音材をキッズスペースへ導入する方法です。明るくポップなデザインの天井吸音材を検討してみましょう。

子どもたちが病院を嫌がるのは自然なことです。それでも子どもが病院に行っても良いと思える配慮や環境づくりを目指すことが、子ども連れの患者様へのアピールにもつながります。カプセルトイの導入や安心安全なキッズスペースの導入も検討してみてはいかがでしょうか。

また、商業施設におけるキッズスペース設置のメリットについては下記の記事で詳しくご紹介していますので、こちらもご確認ください。
「キッズスペースがある商業施設のメリットは? 飲食店や居酒屋にも設置して親子で楽しめる環境づくりを」

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