診察時の音漏れ配慮で人も動物も落ち着ける動物病院を実現

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◆課題
「緊張を和らげる空間をつくること」
・飼い主さんと動物たち、医師が落ち着いて医療に向き合いたい
・診察室内での会話音が待合室に漏れない空間にしたい◆解決策&ソリューション
「遮音性の高い壁下地と吊戸を採用」
・壁下地で遮音性能を高めることに加え、一般の引き戸より気密性、遮音性が高い吊戸を採用
・広め開口がとれる吊戸で、飼い主さんが動物を抱きかかえて出入りしやすく◆効果
「想像以上の遮音性で医療がしやすい環境に」
・診察室内での会話が漏れにくくなり、動物や飼い主がリラックスできる空間に
・頻繁に開閉しても壊れそうになく、抗菌・抗ウイルス加工で衛生面も安心
だて動物病院|岡山県
だて動物病院は、岡山県総社市にある動物病院。予防医療からCT検査、MRI検査、外科手術まで幅広い高度医療に対応しています。「まっすぐに美しく、さらにその先へ」「いのちをあきらめない」という理念のもと、動物にとって最善となる診療を行っています。
病院は開院以来の患者数増加、最新医療機器の導入に伴い、増改築を重ねてきました。2022年増築の際に、診察室のドアにDAIKENの『音配慮吊戸』が採用されました。
採用経緯や使い勝手について、だて動物病院の伊達院長と、製品を提案し施工を請負ったセンコーホーム岡山株式会社の梶原氏にお話を伺いました。
お話を聞いた方々
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だて動物病院
院長
伊達 成寿 氏
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センコーホーム岡山株式会社
建築部 部長
梶原 敏孝 氏
診察室の「会話音」に着目、緊張を和らげる開放感のある空間を作りたい

診察室に採用された『音配慮吊戸』(手前側、奥側共に)
―だて動物病院が空間づくりにおいて大事にしていることは?
だて動物病院 伊達 氏
だて動物病院は予防医療からCT検査、MRI検査、外科手術まで幅広い高度医療に対応した総合動物病院です。日々、獣医師、看護師、受付、専門医療機関等との連携によるチーム医療の水準を常にアップデートしながらも、人間味あふれる総合医療の提供に努めています。
動物病院は動物たちも飼い主さんも行くだけで緊張しがちな空間です。特に動物たちにとっては、ケガや病気を抱えながら来院し、慣れない環境となり、余計に緊張や興奮する子も少なくないです。
当院ではそういった緊張をできるだけ和らげられるように、吹き抜けのある開放的な空間にしています。また、空間だけでなく、音の面でもリラックスできるように、遮音性にも配慮したいと思うようになりました。
―今回の増築に際し、こだわったポイントは?
だて動物病院 伊達 氏
診察室を増築する際、センコーホームさんには遮音の工夫を希望しました。具体的には、診察室内での会話音などが通路越しの待合室に漏れないように、お願いしました。診察室の遮音性が高まることで、飼い主さんと動物たち、そして我々医師がより落ち着いて医療に向き合えると思ったからです。

吹き抜けのある開放的な医院空間

『音配慮吊戸』の設置された診察室。通路を挟んで隣に待合室がある
―『音配慮吊戸』の採用経緯は?
センコーホーム岡山 梶原 氏
伊達院長からは診察室と待合室の音を分けたい、と希望をいただきました。遮音を考えた際、まずは壁の遮音を検討し、下地をDAIKENの遮音パネルや断熱材で構成しました。同時に、建具の引戸選びも進めました。ポイントとしては、動物病院のため、飼い主さんが動物を抱きかかえて出入りできる広めの開口寸法のある引戸。開閉作業がスムーズであること。そしてなにより一般の引戸に比べ気密性、遮音性が高いことでした。
様々検討した結果、DAIKENの『音配慮吊戸』が有効開口寸法もゆとりがあり、一般の引戸に比べ遮音性も高いということで採用となりました。

想像以上の遮音性 会話が漏れにくい安心感

診察室内部。遮音性を考慮した壁と『音配慮吊戸』
―『音配慮吊戸』の使い勝手は?
だて動物病院 伊達 氏
設置から1年ほど経ちましたが、想像以上の遮音性です。診察室に入ると静かな空間となり、声の大きい大型犬や興奮している猫もリラックスしている印象があります。動物たちが落ち着いているので、飼い主さんとも話がしやすく、会話が漏れにくい安心感があります。
また、しっかりとしたつくりなので、頻繁な開閉作業でも壊れそうになく、ありがたいです。操作性もスムーズで、余計な力を入れずに開け閉めできます。

『音配慮吊戸』、開閉の様子
センコーホーム岡山 梶原 氏
施工から1年経っても本当にきれいに使っていただいています。引戸は戸車がすぐ壊れてしまうものもありますが、DAIKENの『音配慮吊戸』はそういった問題がないです。表面材も抗菌・抗ウイルス加工が施され、耐薬品性もあるため、アルコールなどの消毒液での清掃でもお手入れが可能です。病院なので、衛生面に気を使いますが、その点でもしっかりしている製品で安心だと思いました。
初めてでもスムーズに施工 施工者にもメリットあり

病院スタッフ通路側の『音配慮吊戸』
―『音配慮吊戸』の施工性
センコーホーム岡山 梶原 氏
『音配慮吊戸』は施工面でもメリットがありました。吊戸はメーカーや品番によっては施工要領の不明確なもの(細かな納まり寸法の記載がない等)がありますが、DAIKENの『音配慮吊戸』は図面が見やすく、知りたい寸法もすぐにわかりました。初めての施工でも迷うことなく、施工効率もよかったです。
―『音配慮吊戸』を検討している方へメッセージ
だて動物病院 伊達 氏
動物病院は様々な施設の中でも、音への配慮が大切になると思っています。特に診察室では、動物たちの声に配慮しつつ、飼い主さんとじっくりお話をし、集中して治療に向き合う必要があります。DAIKENの『音配慮吊戸』はそんな落ち着いた空間づくりをサポートしてくれていると思います。
※留意事項
本記事はお客様個人の感想となります。同様の効果や結果を保証するものではありません。ご了承ください。
●施設データ
だて動物病院
岡山県総社市中央2丁目23番34号
だて動物病院は岡山県総社市にある予防医療からCT検査、MRI検査、外科手術まで幅広い高度医療に対応した総合動物病院。
「まっすぐに美しく、さらにその先へ」「いのちをあきらめない」という理念のもと、動物にとって最善となる医療を行っています。
病院は開院以来の患者数増加、最新医療機器の導入に伴い、増改築を重ねてきました。2022年増築の際に、診察室のドアにDAIKENの『音配慮吊戸』が採用されました。
採用製品