
趣味をネットで生配信したい! 部屋の防音対策も忘れずに
※掲載している画像は、記事の内容をわかりやすくするイメージであり、実在する製品や実現するものとは異なる場合があります。
目次
いまや誰もがネットで気軽に情報を配信できる時代となりました。自宅にいながら自分の趣味を発信して同じ趣味を持つ人たちと交流し、楽しみながら副業として稼ぐこともできるなど、ネット配信には大きな魅力があります。今回は、ネット配信の魅力や注意点などに加え、理想的な音環境づくりとそれを可能にするDAIKENの音響製品をご紹介します。
生配信(ライブ配信)の魅力! 動画配信(オンデマンド配信)との違いとは

ネット配信の魅力の1つとしてあげられるのが、自宅にいながら世界中の人に様々な情報を映像と音で発信できることです。
「自分の趣味を発信して国内外の同じ趣味を持つ人たちと交流し、情報や知識を交換したい」「自分の動画チャンネルを開設して広告収入などでお小遣いを稼ぎたい」と、ネット配信を考える人もいるかもしれません。
さて、こうしたネット配信には動画配信(オンデマンド配信)と生配信(ライブ配信)がありますが、この2つはどこが違うのでしょうか? まず、動画配信というのは、あらかじめ完成させておいた動画をネット上にアップロードすることです。これに対して生配信というのは、ほぼリアルタイムで視聴者に映像と音声を届ける、インターネット上の生放送やライブ中継のようなものです。双方向性を持っているという特徴があり、多くの生配信では視聴者がリアルタイムで書き込むコメントを通じ、コミュニケーションを図りながら番組を楽しめることが大きな魅力です。
●ネット配信の注意点
しかし、ネット配信は思わぬトラブルを招くこともあるので注意が必要です。
・個人や場所が特定されるような物・情報の発信は避けましょう。スマホで配信する場合は各種通知を非表示に設定しておきます。自室の外観や窓から見える風景などから住所が特定されたり、教科書や制服が映り込むことで個人の特定につながったりする危険性もあります。
・生配信は、リアルタイムでやり取りできるという特性もあることから、より慎重な行動や注意が必要です。
・他の人の個人情報や、他人が撮影した動画や画像、著作物、商標などを承諾なしに利用したり発信したりしないよう細心の注意を払いましょう。また、これらが画面に映り込まないよう配慮することも大切です。
・法律違反に相当することはいうまでもありませんが、公序良俗、モラルに反するような内容を含む情報を発信しないように十分気を付けましょう。
配信をするために必要なものは何?
ネット配信は、スマートフォンやタブレットなど、インターネットにつながる通信機器と、配信するプラットフォームのアカウントがあれば始められます。
ネット配信は配信サービス会社のプラットフォームを通して行いますが、無料で使えるサービスも数多く提供されています。有料サービスには便利な機能が使えるなどのメリットもありますが、まずは無料サービスから始めるのがおすすめです。実際に自分で複数のコンテンツを視聴してみて、サービスの違いによる見やすさや使いやすさを確認しましょう。
もっと快適な環境で配信をしたい場合は、下記のような機器を揃えるとよいかもしれません。
・高速ネット回線(パソコンの場合は有線LANで接続するとより安定します)
・パソコン(ゲームの実況などを配信する場合は高性能なものが必要です)
・WEBカメラ(デジタルカメラで代用できることもあります)
・マイク(WEBカメラの付属品より、単体のものが望ましいです)
・ヘッドホン(ハウリング防止のために用意できると安心です)
音質や画質にこだわりたいなら、パソコンとマイクなどをつなぐオーディオインターフェイス、カメラの切り替えがしやすいビデオスイッチャー、肌を明るく美しく見せる撮影用のLED照明などを用意しましょう。ゲームを実況する場合はプレイする家庭用ゲーム機とソフトに加え、パソコンに映像や音声データを取り込むキャプチャーボードが必要です。
生配信に欠かせない部屋の音環境を見直そう

ネット配信をする際は、配信をする部屋の音環境が非常に大事です。音環境というのは、人が暮らす環境における音の総称です。リアルタイムで視聴者に音を届ける生配信では特に、配信する部屋の音環境を見直しましょう。室内で音が反響したり、外部の音が入り込んだりすると、聞き取りづらい番組になってしまいます。
また、ゲームの実況や音楽・楽器演奏、トーク系配信動画のように、継続的に音を収録したり急に大きな音が出るタイプの動画を配信する場合は防音対策が欠かせません。
後から編集のできない生配信では特に、室内の音の反響を抑えながら外部への音漏れや外部から音が入らないような防音対策が理想的です。
最近では、ゲーム実況者向けの“ゲーミングマンション”も登場しています。ゲーミングマンションとは、配信しやすい仕様の部屋を提供しているマンションのことで、部屋の壁やドア、窓などに二重サッシや防音建材を採用することで、遮音性を高めた“防音室構造”にしてゲーム配信中の音が隣室に伝わりにくいように配慮されています。
また、多くのゲーミングマンションでは通信環境の品質にもこだわっています。生配信はリアルタイムで行われるので生配信の最中に通信が乱れないよう、通信が安定しやすい大容量の光回線を完備しているのもゲーミングマンションの特徴です。
防音室へのリフォームも 自宅の防音効果を上げる方法は?

(※)写真の『オトピタ』は2025年6月生産中止予定です。後継品は2025年6月発売予定の『サウンドフィーユ』『サウンドブランチ』をご検討ください。
しかし、「配信をしたい」という理由でゲーミングマンションに引っ越すのは現実的ではないでしょう。そこで、生配信を想定した、部屋の防音リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。その際の音環境づくりに活用できるのが、DAIKENの吸音材や防音効果を持つ建具です。
例えば『オトピタ』は壁に取り付けるタイプの吸音パネルで、中〜高音域用やコーナー用があり、これらをうまく組み合わせることによって音を聞き取りやすくします。また、フックに掛けて設置する後付けタイプなので配置換えも簡単です。

天井には配信だけでなくピアノ室やホームシアター、リビングシアターなどにも活用できる吸音性能と遮音性能を備えた天井材『オトテン』シリーズがおすすめです。曲線を活かしたデザイン、タイル張りのようなカジュアルなデザインなど様々な意匠も楽しめます。
防音のポイントとなるドアにおすすめなのが、すぐれた気密性と遮音性を実現した『防音ドア[アドバンス(A)防音タイプ]』です。大型パッキン、1点ロックのグレモン錠、扉内部の高剛性フレームなどを採用し、高い気密性を確保しました(※)。透明窓付き、横木目デザイン、木の質感を生かしたデザインなどから選べるので、様々なインテリアテイストに合わせやすいでしょう。
(※)遮音性能上、ドアのアンダーカットがとれませんので、24時間換気の通気経路にはなりません。部屋単位で換気を確保してください。

生配信はネット環境があれば誰でも始めることができます。必要な道具も少ないため、出費を抑えながら新しい趣味を見つけたいという人にぴったりです。
質の高い配信をするためには、防音や音漏れなど配信に適した音環境を整えましょう。DAIKEN製品には、現代の住宅にマッチしやすいシックなカラーや、モダンなデザインの防音建材が揃っています。ネット配信を考えている方は、DAIKEN製品で音環境をつくることから始めてみませんか。
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監修者
志鎌のり子(しかまのりこ)
一般社団法人日本模様替え協会 理事/COLLINO一級建築士事務所代表。日本女子大学住居学科卒業、五洋建設でマンション・ビルの設計監理/内装デザインを10年担当。その後、日本ERIにて住宅検査など10年担当、設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点から模様替えする独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/仕組みづくりなどを提案。書籍「家具配置のルール」のほかSUUMO、AERAwithKids、建築知識ビルダーズ、住まいの設計など著書多数。
保有資格:模様替えアドバイザー 一級建築士 建築基準適合判定資格者 住宅性能評価員 建物耐震診断士 フラット35適合証明検査員 など
公開日:2021.10.13 最終更新日:2025.04.30