マンションリフォームやリノベーションにおすすめのフローリングの種類は？　意匠性と利便性、どちらも追求するなら複合フローリングを

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フローリング材は大きく分けると「無垢材」と「複合材」に分けられます。質感の良さや柔らかさが特徴の無垢材、意匠性と利便性を両立したいなら複合フローリングがおすすめです。

そこで、今回は無垢フローリング材と複合フローリング材のメリット・デメリットについてご紹介します。
また、フローリング張替えにおける注意点についても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。

マンションのリノベーションで求められる耐久性・音への配慮

マンションをリノベーションする際、フローリングの張替えに求められる性能は耐久性や階下への音の配慮です。
戸建ての住宅であれば住んでいるのは家族だけなので、リノベーションなどの工事も手軽にできますし、フローリングの耐久性や音への対策にそれほど気を使う必要がありません。
しかし、マンションでは床の張替えなど工事を手軽に行えないため、耐久性が高く、音に配慮された遮音タイプのフローリングを採用することが望ましいといえます。

●築年数が経ったマンションなどのリノベーション・リフォームの場合、床材が傷んでいる可能性がある

築年数の古いマンションはフローリング材の性能の低さや使用頻度などから、見た目以上に傷んでいる可能性があります。
フローリング材の傷み（主に傷・剥がれなど）を放置するとケガをする恐れもありますし、経年により防音性能も落ちていることが考えられます。

●床材を選ぶ時に注目すべき点はどこか
床材を選ぶ時に注目すべき点は、傷や衝撃に強いか、落下音が階下へ響かないかという点です。

性能の低い床材は小さな物を落としただけでも傷や打痕が残り、見た目も悪くなります。
特に、多くの家庭が共同で生活しているマンションでは、他人の生活音が不快に感じやすいので注意が必要です。

●マンションの床材には意匠性だけでなく、耐久性の確保や音への配慮もしたい

マンションの床材に求められる性能は「耐久性」「遮音性」です。
見た目の美しさも大切ですが、マンションは集合住宅であることから、他の住民への配慮が必要です。
マンションでは床材の張替えなど工事を頻繁に行えないので、耐久性の高いフローリングを選択するとよいでしょう。

フローリングの種類はどれがおすすめ？

フローリングは無垢材や複合フローリングが一般的に普及していますが、マンションでは遮音性の高い複合フローリングがおすすめです。

●フローリングの種類は大きく分けて「無垢」「複合」の2種類
フローリングの種類は大きく分けて「無垢」「複合」の2種類があります。

＜無垢フローリング＞
無垢フローリングはマンションよりも戸建住宅に向いているといえます。
・メリット：天然木の風合い・質感・意匠性
・デメリット：複合フローリングに比べ、汚れや水分に弱い
温度・湿度により変形する

＜複合フローリング＞
複合フローリングの木の質感は無垢に及びませんが、機能性の高い商品が多く、マンション向きといえるでしょう。
・メリット：音に配慮され、傷や汚れに強いなど機能性の高い製品が多い
・デメリット：天然木の質感は無垢には及ばない

フローリングの種類について、詳しくは下記の記事もご参照ください。
⇒「複合フローリングとはどんなもの？リフォーム時に検討したい、プロが選ぶ建材も紹介」

●マンションの床材には、意匠性と利便性を兼ね備えることが可能な複合フローリングがおすすめ
機能性を重視しながら、意匠性や利便性も兼ね備えたフローリングで床を美しくリノベーションしたいものです。
マンションの床には耐久性・遮音性に加え、無垢に近い優れた複合フローリングであれば満足度はさらに高くなることでしょう。