部屋の寒さ対策はどうすればいい?
今すぐできる方法から本格的なやり方

寒い冬でも温かく快適に過ごすためには、お部屋の寒さ対策が必須です。そこで、室内に寒気が流れ込む場所や、体が冷える原因をお伝えし、気軽に今すぐできる簡単な寒さ対策から新築やリフォーム向けの本格的な寒さ対策をご紹介します。お部屋の寒さ対策を万全にして、寒い冬を快適に過ごしていきましょう。

目次

部屋の寒さはどこから来る?

部屋の寒さは主に、下記3カ所から侵入します。寒さ対策を万全にするためには、寒さの原因となる場所を把握し、それぞれに合わせて対処することが大切です。3つの場所ごとに、寒気が入り込む原因を紹介します。

窓は、部屋が寒くなる最も大きな原因です。冷たい外気が入ってきやすいだけでなく、窓際で室内の温かい空気が冷やされてしまう場所でもあります。窓の数が多い、あるいは大きい窓がある部屋は要注意です。古い中古物件や賃貸などでは、窓サッシのパッキンが劣化して隙間が生じ、熱の出入りが生じていることもあります。

壁も、熱の出入り口になりやすい場所の一つです。壁は家の中でも広い表面積を有するので、断熱性能が低いと室温に影響をあたえてしまいます。特に古い物件は壁材や断熱材が劣化していて、そもそも熱を遮断する機能が落ちてしまっている可能性があるため、対策が必要です。

空気は冷たいと下へ行き、温かいと上へ行く性質を持ちます。「コールドドラフト現象」と呼ばれるこの現象は足元が冷える原因といわれています。下に溜まった冷たい空気は、背が低い人や子ども、ペットに対して特に影響をあたえます。暖房をつけていても寒く感じるという場合は、床からの冷気が原因かもしれません。

すぐにできる簡単な部屋の寒さ対策

古い物件や賃貸でもすぐにできる簡単な寒さ対策を8つ紹介します。いくつか同時並行で試してみると、部屋の寒さがかなり緩和されるので、あわせて取り入れてみてください。

厚手で丈が長めのカーテンをつける

厚手で丈が長めのカーテンをつける

厚手・長めのカーテンをつけることで、窓からの冷気を緩和できます。丈は窓枠に合わせたサイズでも構いませんが、長めにするとより効果を発揮します。カーテンの裾が床に垂れるほど長くするスタイルを「パドリング」と呼び、欧米では人気の高いインテリアです。パドリングはおしゃれ要素を取り入れられる寒さ対策としてもおすすめです。

窓サッシに隙間テープを貼る

窓サッシに隙間テープを貼る

窓のサッシから入る冷気を遮断するなら、隙間テープがおすすめです。隙間テープは、ホームセンターで安価に購入できる点が大きな魅力。中古物件や賃貸の窓サッシパッキンの劣化にも有効です。ドアや引き戸に貼るタイプも売られていますが、窓専用の隙間テープを使うと、より効果的に窓からの冷気の流入を抑えることができます

窓や壁に断熱シートを貼る

窓や壁に断熱シートを貼る

窓や壁に貼って寒さ対策できる断熱シートもおすすめです。空気の出入りを抑え、熱暖房の効率も上げられます。窓や壁専用の断熱シートも販売していますが、引っ越しの際に使う緩衝材などでも代用可能です。

窓の下に暖房器具を置く

窓の下に暖房器具を置く

窓の下に暖房器具を置くことで、窓際で冷やされた空気が、部屋へ流れる前に温めることができます。冷たい空気はまず部屋の下方へ流れるため、コールドドラフト現象対策としても有効です。

床にラグ等を敷く

床にラグ等を敷く

床にラグやカーペットを敷くことで、冷えを緩和できます。特に起毛タイプは毛の間に空気を含むため、冷気を感じにくくなります。さらに効果を得たいなら、敷物の下にアルミシートを敷くと、アルミが保温効果を発揮してより足元を温められます。コルクマットでも同様の効果を得られますので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶようにしましょう。

サーキュレーターを使用する

サーキュレーターを使用する

サーキュレーターを置くと、足元に溜まった冷気を循環させるため、室内の温度差を減らすことができます。熱暖房効率も上がるのでおすすめです。特にエアコン暖房は部屋の上方へ向けて暖気が放出され、そのまま天井付近にとどまる可能性が高いため、ぜひサーキュレーターと一緒に使ってみてください。

間仕切りをつける

間仕切りをつける

広い部屋や、廊下との仕切りがない部屋などには、間仕切りをつけることで寒さが和らぎます。間仕切りは冷気の流入を抑え、温めた空気を逃がしません。間仕切りには、施工して取り付ける間仕切戸と、突っ張り棒を壁に渡してロールスクリーンやアコーディオンカーテンで空間を仕切る簡易的なタイプの2種類あります。簡易的な間仕切りは手軽に設置可能なので、今すぐ取り付けたい方はぜひ検討してみましょう。

加湿器を使用する

加湿器を使用する

部屋の湿度を上げることも、寒さ対策の一つになります。湿度を高く保つことで、体感温度が上がり、暖かく感じられるのです。冬季は暖房に加えて加湿器を併用することで、より効果的に部屋を暖めましょう。冬の乾燥対策としても効果的です。ただし、加湿器のタイプによってはさらに寒くなる可能性もあるため、ヒーター付きの製品がおすすめです。

新築やリフォームにおすすめの本格的な寒さ対策

新築やリフォームなら、あらかじめ寒さ対策のための建材を導入するのがおすすめです。おすすめの本格的な寒さ対策ができる建材を紹介します。

間仕切戸を設置する

間仕切戸を設置する

間仕切戸を設置すると、冷気の流入と温かい空気の流出を抑えます。簡易的なロールスクリーンやアコーディオンカーテンでも効果は得られますが、しっかりと空間を遮断できる間仕切戸の方が、より効果的です。

おすすめの間仕切戸はこちら

床暖房を設置する

  • 床暖房を設置する
  • 床暖房を設置する

コールドドラフト現象による冷え対策なら、断然、床暖房がおすすめです。「頭寒足熱」という言葉があるように、足元の方を温めて頭部を涼しい状態にする体にやさしい暖房です。

おすすめの床暖房はこちら

窓に複層ガラスを使用する

床暖房を設置する

窓に、二重構造になっている複層ガラスを導入することで寒さ対策になります。ガラスどうしの間に空気の層ができるため、断熱効果が高くなるのです。結露防止にも効果的となっています。

窓サッシを樹脂素材にする

窓サッシを樹脂素材にする

窓サッシの素材を樹脂にすることで、大きな断熱効果を得られます。窓サッシは一般的に金属製が多いですが、熱伝導性が高いため、熱の出入りを促進してしまいます。樹脂はこれを防ぎ、温度変化を抑えます。

断熱材にこだわる

断熱材にこだわる

断熱効果の高い断熱材を使用することで外気の冷たさから部屋を守れます。最初に高性能な断熱材を導入すれば、暖房費も節約でき、将来的な経済的負担を軽減することも可能です。断熱材は、壁の中だけでなく屋根や床下に敷くタイプのものもあります。

部屋の寒さ対策におすすめのDAIKENの間仕切戸

空間を仕切る間仕切りは冷気・暖気の流れを抑え、冬期には寒さ対策に有効です。DAIKENでは、機能面だけでなくデザインにも富んだ間仕切りを取り扱っています。お部屋の雰囲気に合わせてお選びいただけます。

hapia(ハピア)/ 間仕切戸 折戸タイプ

hapia(ハピア)/ 間仕切戸 折戸タイプ

開口部が、じゃばらのように左右いっぱいに開く、折戸タイプの間仕切戸です。コンパクトな折戸は、開放時も邪魔にならないところが特徴的です。暑い夏は開放して風通しよく、寒い冬は締め切ることで熱暖房効率をアップさせましょう。折戸上部がガラスのカマチ採光タイプなら、締め切っていても光を通し、明るさも保ちます。

hapia(ハピア)/ 間仕切戸 吊戸タイプ

明るく光を通すスケルトン扉が特徴的な、吊戸タイプの間仕切戸です。空間を完全にシャットアウトせず、光と人の気配を感じられます。開閉タイプは全部で9種類。床付下レールを使えば 、安定した開閉が可能となります。吊戸タイプなので、床付下レールなしでも施工が可能となっており、リフォームにも最適です。

hapia(ハピア) / 間仕切戸 ラインフレーム

hapia(ハピア) / 間仕切戸 ラインフレーム

「ラインフレーム」は、黒がシックに映えるスタイリッシュな間仕切戸です。おしゃれな雰囲気を持つ格子のある格子採光タイプと格子のない全採光タイプの2種類のデザインからお選びいただけます。どちらもクリアなガラスが光をよく通し、室内を明るく照らしてくれます。アンティーク調・ヴィンテージ調の部屋や、インナーテラスの間仕切戸に最適です。

hapia(ハピア)/ 間仕切戸 L型コーナー間仕切

hapia(ハピア)/ 間仕切戸 L型コーナー間仕切

フリースペースや和室など、リビングの一角を間仕切りするのに最適なコーナー用の間仕切戸です。普段は開放しておくことでリビングの空間を広く取れます。ちょっとした作業や来客時は、サッと締め切ることで個室に早変わり。スケルトンな採光扉で光を取り入れつつ、マットな質感によってプライバシーを守ることができます。

部屋の寒さ対策におすすめのDAIKENの床暖房

DAIKENでは、床材と一体型の床暖房をご用意しています。温水式は床下のパイプにお湯を流し、循環させることで床を温める仕組みです。寒い冬でも快適に生活を送れるよう、足元から温かいお部屋作りをおすすめします。

温水式/仕上げ材一体型暖房床 はるびよりHM

温水式床暖房と一体型の床材です。裏面材に金属箔を施すことで、床材表面に均一に熱を伝えられます。お部屋全体が暖まり、寒い冬も快適に過ごせます。銘木柄の美しい色柄バリエーションが全部で8種類。お部屋の雰囲気に合わせてお選びいただけます。

温水式/仕上げ材一体型暖房床 はるびよりHB

温水式床暖房と一体型になっており、DAIKENのドアや建具とのコーディネートがしやすい色柄バリエーションを揃えた床材です。TVボードなどとも、色を合わせてお使いいただけます。統一感のある空間をつくりたい方におすすめです。

新築やリフォームの寒さ対策はDAIKENにお任せ

簡単な寒さ対策でも熱暖房効率を上げることはできます。しかし、断熱シートや隙間テープなどの簡易的な措置は短期間で劣化しやすいため、定期的な取り換えが必要です。長い目でみて本格的に寒さ対策するなら、間仕切戸や床暖房、樹脂製の窓サッシ、複層ガラスなどの設置をおすすめします。

DAIKENでは寒さ対策に有効な間仕切戸をはじめ、床暖房一体型の床材をご用意しております。寒い冬でも我が家で快適に過ごしたいという方は、新築設計やリフォームの前に、ぜひ一度DAIKEN製品での寒さ対策をご検討ください。

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※ここに掲載されている情報は2023年11月10日時点のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。