ニューノーマル時代の社内コミュニケーションを活性化させるオフィスデザインとは

ニューノーマル時代

コロナ禍の影響で、急速にリモートワークやWEB会議が普及し、働き方は大きく変化しました。しかしその結果、社内コミュニケーションの不足を感じる人が増え、オフィスの重要性も再認識されています。
それでは、ニューノーマル時代に求められるオフィスデザインとはどのようなものでしょうか。リモートワークで不足するコミュニケーションを補える環境づくりについて紹介します。

不足する社内コミュニケーションのために必要なものとは?

ニューノーマル時代

●ニューノーマル時代にオフィスは必要? 不必要?

WEB会議やネットを活用したテレワークやリモートワークが普及したことで、最低限必要なスペースのみを確保してオフィスを縮小し、基本はリモートワークで済ませる企業もでてくるなど、これまでのオフィスの在り方を見直す動きが進んでいます。
一方で、リモートワークやWEB会議が一般化することで、そのデメリットも浮き彫りとなり、オフィス空間の必要性を再認識する流れもでてきています。

●リモートワークのデメリット上位に、社内コミュニケーションの低下

リモートワークでは通勤によるストレスから解放され、時間の有効活用ができるようになりますが、デメリットとして社内のコミュニケーションが取りづらくなることがわかってきました。画面越しでのコミュニケーションがメインになると、オフィスでのように気軽な会話・相談・報告などがしづらくなる傾向にあるのです。
スタッフサービス・ホールディングスが行った「テレワーク導入後の働き方に関する意識調査」でも、テレワーク経験者全体の45.3%が社内コミュニケーションが減ったと回答しています。
社内コミュニケーション不足を改善するためには、オフィスでの直接的なコミュニケーションもやはり必要で、その効果を高めるためにも、ニューノーマル時代にあったオフィスデザインを検討する必要があります。

ニューノーマル時代に合ったオフィスデザインとは?

ニューノーマル時代

●ニューノーマル時代のオフィスは効率性重視

これからのオフィスデザインでは、従来のような「部署ごとに分断された広いオフィス」という考え方よりも、コミュニケーションと効率性を重視した発想が求められます。オフィスの見直しは古い固定概念をなくすチャンスでもあり、企業のさらなる飛躍にもつながる可能性があります。

●大切なのは社内間の情報共有のしやすさ

リモートワークを導入していても、十分な社内コミュニケーションをとるためには、やはりオフィスの存在は重要です。ただ、せっかく必要に応じて社員が出社しても、オフィスが部署ごとにパーテーションなどで区切られていると円滑なコミュニケーションはとりづらいままです。できればこれらを取り払い、フロアをコンパクトでフラットなつくりにすることで、部署や役職を越えたつながりやすい環境にしたいところです。自分の席を固定せず、好きな席で仕事ができるフリーアドレスなどを採用するのも効果的です。

●おしゃれな木目デザインのフリースペースを設置

社内連携強化のために、フロア内の要所に、フリースペースやコミュニケーションスペースを設置するのもおすすめです。それらのスペースはカフェをイメージするなど、自然と人が集まりやすいつくりにすることで、気軽に社員同士が集まって自由で多様な発想が得られる場となります。
特に木目調のインテリアを採用したオフィスデザインは、近年多くの企業で取り入れられています。おしゃれで高級感がありつつも、木目の視覚効果でリラックスでき、癒し効果も期待できるので、良いアイデアも生まれやすくなるかもしれません。
オフィスの内装デザインにもひと工夫加えることで、良い会社で働いているという満足感からモチベーションのアップ・愛社精神の向上効果も期待できます。

重視したいポイントは「高意匠」「音環境」

ニューノーマル時代

オフィスデザインを見直す上では、内装に使用する建材も時代にあった性能・デザインのものを選ぶことが大切です。

●省施工・低コストで高意匠を実現する壁材・床材も

壁や床も、従来の無味乾燥な単色一辺倒ではなく、ポイントに人気の木目柄を取り入れることで、社員の生産性向上効果を狙いたいところです。近年では省施工・低コストな木目調の壁材・床材なども登場していますので、それらを採用することで理想のオフィスデザイン実現のハードルを下げることができるかもしれません。

●生産性向上には音環境も重要

ニューノーマル時代のオフィスデザインでは見た目だけではなく機能性も重視しましょう。中でも「音」は重要なポイントで、仕事に集中するための静音性はもとより、リモートワークの社員とのやりとりや、WEB会議をスムーズに進めるために、音声が聞き取りやすい環境づくりも必要となります。吸音性能をもつ建材を採用するなどして、音環境を改善すれば、社員のストレスは低減し、仕事のモチベーションもより高まることでしょう。

ニューノーマル時代においても、社内コミュニケーションを活性化させるためにはオフィスが必要です。厳しい時代で会社が成長し続けるためには、従来の縦割り組織から脱却し、各部署に横串を通してスムーズに連携できる環境づくりが求められます。社内全体の生産性向上のためにも、ぜひ一度オフィスデザインの見直しをしてみませんか。

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