幼稚園・保育施設におけるエントランスの重要性 園児や保護者を快適な空間でお出迎えできる玄関づくり

エントランス

エントランスとはその建物の第一印象に大きく関わる場所、人間でいえば「顔」に当たる存在です。だからこそ、エントランスは訪れる人に好印象を与えるものでなければなりません。

幼稚園・保育施設にとってのエントランスとは、園児と保護者を迎え、見送る重要な場所です。見た目の印象づくりも大切ですが、毎日たくさんの人が行き交う中で清潔さを保てるような機能性も求められます。また、お出迎えの際の保護者との会話は保育活動においても大切。お互いの声が聞き取りやすい環境づくりも重要です。

そこで今回は、幼保施設のエントランスとはどういう場所なのかを整理し、必要とされる機能と意匠性について説明します。後半では、施設を訪れる人が快適に利用できるエントランス作りのための建材をご紹介します。

幼稚園・保育施設のエントランスとは、どんな場所?

エントランス

エントランスとは建物の出入口部分のこと、つまり玄関です。エントランスという呼び方は、公共施設やマンションのような比較的大きな建築物の入口に対して使われます。訪問者が最初に目にするエントランスは建物の「顔」であり、第一印象に大きく関わります。施設に好印象を持ってもらうためにも、エントランスの環境作りにはこだわりたいところです。

ここで、幼稚園・保育施設におけるエントランスとはどんな場所なのかを整理してみましょう。
職員の立場からみると、エントランスは毎日園児と保護者をお出迎えし、見送る場所になります。在園児にとっては園での生活が始まるスタートの場所、そして保護者の腕の中に帰るゴールの場所です。

また園は園外からのお客様をお出迎えすることもあります。将来入園を考えている見学者、実習生、業者、役所関係者など、これら外部のお客様にとってもエントランスは園の第一印象が決まる場所といえます。

このような役割のあるエントランスだからこそ、明るく暖かみがある快適な雰囲気作りを心がけたいものです。また、清潔なイメージを与えられるよう、整理整頓しやすい環境上の工夫も必要です。

幼稚園・保育施設のエントランスに求められるもの

エントランス

では、幼稚園や保育園のエントランスとは、どのようなことが求められる場所なのでしょうか。具体的に整理してみましょう。
まずはゆったりしたスペースを取ることです。登園・降園のピークの時間帯には、混雑が予想されます。エントランスが狭いと園児の個別対応が難しくなったり、見落としや衝突などの事故も起こりやすくなるでしょう。園の規模にあわせた余裕のあるエントランススペースが必要です。中にはエントランスホールを設けている園もあります。

安全面が強く要求される幼稚園や保育園の施設環境は、同時に機能的であることも求められます。これはエントランスにおいても同じです。
靴の出し入れをする下駄箱まわりは乱雑になりがちなので、小さな子どもたちでも整理整頓しやすい下駄箱にしたいものです。
また、エントランスは登園・降園時に園児・保護者と職員が会話することも多い場所です。ちょっとしたおしゃべりが信頼関係を築く土台となるので、声を聞き取りやすい環境づくりを心がけましょう。求められる機能がそろえば、快適なエントランスが出来上がります。

最後に、エントランスは園の印象が決まる大事な場所であるという点も見落とさないようにしましょう。エントランスの見た目の好感度を高めるポイントは、意匠性(装飾の工夫)を大切にすることです。

快適で機能的な幼稚園・保育施設のエントランスづくり

エントランス

ここで、幼稚園・保育施設のエントランスに求められる条件を満たした環境づくりのヒントをご紹介します。
まずはエントランスに必須の下駄箱に注目してみましょう。園児でも靴の出し入れがしやすいよう、子どもたちの身長の高さに合わせた下駄箱がよいでしょう。壁に固定するだけでなく床で固定して自立するタイプなど、自園のエントランス形状に合わせてスペースに余裕を持たせられる製品を選ぶのがポイントです。そして、雨や泥、砂などで汚れがちな下駄箱だからこそ、お手入れがカンタンな材質の製品を選ぶことも大事です。

会話しやすい音環境づくりには、天井材や壁材に吸音素材を使用すると良いでしょう。吸音素材は音を吸収することで余計な音の反響を抑えるため、声が聞き取りやすくなります。子どもたちの高い声が反響しづらく、お出迎えの際の保護者との会話をスムーズに進めたい幼稚園・保育施設にはおすすめです。

また、機能性も重要ですが、幼稚園・保育施設の雰囲気にあわせた明るく暖かみのあるカラー、あるいは木目調の天井材や壁材などを取り入れるのも良いでしょう。

エントランスは整理整頓のしやすさや音環境、意匠などに配慮することで、快適な空間に仕上がります。園児や保護者、外部からのお客様を暖かくお出迎えするステキなエントランスづくりを目指しましょう。

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