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店舗周辺の雑草対策 お客様に好印象をもってもらうためにできることは?

店舗周りの敷地のあちこちに生えてきて、春先からどんどん成長する雑草。放っておくとお店の景観が悪くなるため、こまめに草むしりをするものの、すぐに生えてきてしまうのでうんざりしていませんか? 雑草が生い茂ることで発生する問題は、景観面だけではありません。花粉アレルギーや農作物への被害、ゴミのポイ捨て、火災の火元となるなど、直接的にも間接的にも深刻なトラブルの原因となります。一般的に行われている雑草対策は除草剤の散布や刈り取りですが、効果が実感できないという人も少なくないでしょう。
本記事では、雑草を放置することによって生じる問題点と人や環境にやさしい雑草対策についてご紹介します。

意外! 雑草を放置するとこんなに問題が…!?

雑草対策

雑草対策が必要な理由として、景観面だけでなく、「雑草害」を避ける意味もあります。
人が他の生物から受ける被害には、虫害や鳥害、獣害などがありますが、雑草害はその中でも対処が難しいとされています。

雑草がもたらす被害は、直接的なものと間接的なものに分けられます。
直接的な被害の例としては、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどの雑草によって引き起こされる花粉アレルギーが挙げられます。

また、雑草は病気を運ぶ生物の隠れ場所や餌となり、人間に間接的な被害ももたらします。雑草の生い茂った場所は、感染症を媒介する蚊にとって格好の住みかとなります。蚊の発生を予防する方法としては、雑草を刈り取り、蚊が潜む場所を作らないことが効果的です。

他にも景観を損ねたり、歩道を狭めたりなど、雑草は様々な面で人間の生活を不便にします。雑草が生い茂った場所は周りから見えにくくなるため、犯罪の温床になるなどのリスクも生まれます。火のついた煙草の吸殻が捨てられることによって火災が発生する可能性もあります。

日本は雑草を農業に利用してきた歴史があり、対策も甘くなりがちな傾向にあります。しかし、前述したように雑草害は広範囲にわたります。雑草による被害の規模をしっかり認識し、適切な対策を行う必要があります。

除草剤や刈り取りの効果のほどは?

雑草対策

日本で行われている広く知られた雑草対策は、「除草剤」や「手や機械による刈り取り」です。これらはどのくらいの効果があるのでしょうか。
まず、「除草剤」は使う時期と種類を考慮しないと効果が得られません。除草剤には成長した雑草を枯らすタイプと、雑草の成長を抑えるタイプがあります。前者を用いた場合、土には浸透せず除草剤を浴びた地上の葉や茎部分のみを枯らします。即効性があり他の植物に影響を与えないというメリットはありますが、雑草の地下部分は残るため根本的な雑草対策にはなりません。また、このタイプの除草剤は、効果が短く雨に弱いというデメリットも持っています。

雑草を抑制したいなら、土に浸みこんで作用する除草剤を使わなければなりません。ただし、このタイプは雑草が成長したあとに使っても大きな効果が得られません。浸透型の除草剤は、雑草が発生する前の適切なタイミングで使用する必要があります。なお、このタイプの除草剤は、持続性があって土全体に作用する特徴があり、周りの植物にも影響を与えるため、使う場所には注意が必要です。店舗周りなど、子どもやペットなどが近寄る可能性がある場所での使用は避けた方が良いでしょう。

一方、「刈り取り」による除草効果は限定的です。刈り取ることで死滅する雑草もありますが、地下茎がある雑草は地表部分を刈り取られただけでは死にません。それどころか、刈り取られることによって繁殖力が増し、寿命が延びる雑草もあります。また、一部の雑草を刈り取ったら別の雑草が生えてきたという経験をした人もいるでしょう。それは、背の高いライバルが刈り取られることで、それまで日陰にいた雑草が繁殖しやすくなったからです。
刈り取りは、かえって雑草を生い茂らせる効果になってしまう可能性もあります。

それでは店舗周りにおいて、どのような雑草対策をすれば良いのでしょうか。

環境にやさしく、効果的な雑草対策

雑草対策

店舗周りなどで、環境負荷が低い雑草対策をしたいのであれば、防草シートがおすすめです。
防草シートは土全体を覆って光を遮断し、雑草の成長を抑制する製品です。薬物を使わないため、子どもやペットがいても安心して使えます。
防草シートには縦糸と横糸からできている織布タイプと、網目のない不織布タイプがあり、価格も様々です。施工時に地面と密着することが重要なので、柔軟性がある製品を選ぶとよいでしょう。また二層、三層と層構造が厚いものは、優れた効果が望めます。

防草シートは、木材チップや砂利を組み合わせて使うとより効果的です。木材チップや砂利が重石になって除草シートが安定し、景観も良くなります。砂利下専用の防草シートもあるので、導入を検討してみてください。

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