木目の天井がおすすめの4つの理由。
失敗しないためのポイントや種類も解説

木目の天井とは

「木目の天井」とは、木目をあしらったクロスやパネル、木材を使った天井のことです。天井に木目を取り入れることで、空間にアクセントを与えたり、自然の風合いを際立たせたりすることができます。木目天井を自宅に取り入れることで、自然による癒しを感じながら日常生活を過ごせる点がメリットです。

木目の天井がおすすめの4つの理由

木目天井は、生活空間をよりおしゃれにするためのエッセンスになります。さらに詳しくおすすめ理由を4つ紹介するので、生活に彩りを与えたい方はぜひ参考にしてください。

上質な雰囲気になる

上質な雰囲気になる

木目天井を取り入れるだけで、通常のクロス天井にはない雰囲気とおしゃれさをまとったオリジナリティ溢れる上品な空間をつくれます。木目が自然の風合いと温もりを生み出すとともに、ベージュやブラウン系のカラーが部屋に高級感をプラスするのです。また、組み合わせによって個性を発揮し、他にはない唯一の部屋を創り上げることもできます。

インテリアの一部のように演出できる

インテリアの一部のように演出できる

部屋にアクセントを加える場合には、個性的な家具や壁紙を取り入れるといった様々な方法があります。中でも木目天井は、シンプルな空間にアクセントを加える際におすすめです。家具や壁紙はスタンダードに留めつつ、アクセントが欲しい場合は木目天井を取り入れてみましょう。木目のナチュラルさが空間に溶け込みつつインパクトも加え、絶妙なバランスが生まれます。

内装とのコーディネートが容易になる

内装とのコーディネートが容易になる

自然な風合いの強い木目天井は、お好きな家具・壁紙を採用しても相性が良いことが大きなメリットです。カントリー調の自然なインテリアから、レザーなどを基調としたシックな空間まで。あるいはカラフルでポップな家具を取り入れても、木目をカラーコーディネートして、部屋に一体感を生み出すことが可能です。お好きな内装を考えてから、最もマッチする木目調天井を選びましょう。

リラックスできる

リラックスできる

木目天井は、部屋の中をいつも自然特有のやさしい雰囲気で満たしてくれます。人工的な要素が強い住宅の中でも、木目天井のように自然を感じられる部分があるだけで、リラックスすることが可能です。心身の疲労軽減を助けるとされる自然の要素を取り入れることで、毎日過ごすお部屋を癒しの空間に仕立てます。

木目天井のデメリット

木目天井を導入することで、デメリットが生じる場合があります。3つのデメリットと改善点を紹介しますので、木目天井導入時の参考にしてください。

空間に暗い印象を与える

ダークブラウン系の濃い木目調クロスや羽目板を取り入れると、空間が引き締まり高級感のあるおしゃれな印象を与える一方で、暗く見えてしまうというデメリットも生じてしまいます。そのため、部屋が暗くなりすぎないようなカラーチョイスが大切です。どうしてもダークカラーを天井に採用したい場合は、照明を明るめに設定することで暗さを改善することができます。

圧迫感を与える場合がある

一般的に、真っ白な天井は高く見える効果がありますが、濃い色を採用すると逆に低く感じられます。ダークカラーの木目調クロスや羽目板を取り入れると、天井が低く感じられ圧迫感につながることがあるため、実際の天井の高さを考慮して色を選びましょう。また、天井を照らすように照明の配置を工夫することで、圧迫感を軽減することも可能です。

通常のクロスより値が張る

木目調クロスや羽目板は、無地のクロスと比較するとコストが高くなる傾向にあります。そのため、天井の面積や予算に応じて導入を考える必要があります。天井の一部分だけに木目調クロスや羽目板を採用することで、コスト削減につなげることが可能です。予算の都合で全面的な導入が難しい場合は、範囲を狭めることでコストを抑えましょう。

木目の天井を取り入れる方法

木目天井に仕上げるためには主に2種類の方法があります。それぞれに特徴や一長一短がありますので、ぜひ比較してご覧ください。

木目調のクロスを貼る

下地に木目調のクロスを貼る方法です。木目調クロスは施工が容易なため、羽目板に比べてコストを安く抑えることができます。ただし、どうしても表面が平面的に見えてしまうため、本物のような質感を好む方には向かないでしょう。

羽目板を張り合わせる

「羽目板(はめいた)」といって、天然木材や化粧が施された木材を張り合わせる方法です。羽目板(はめいた)は、建材も施工もコストが高くなりますが、より自然に近い木目と風合いを楽しめます。また、クロスよりも立体感が生まれ、天井の存在感が際立つため、自然に包まれるような空間を創り上げることが可能です。

木目柄の種類

木目のデザインには様々な種類がありますが、代表的な柄を4つ紹介します。いずれも自然の風合いを感じられる上に空間に溶け込みやすいものばかりなので、木目天井導入時の参考にしてください。

メープル

メープル

メープルは北米を原産とする落葉樹で、白みがかった淡い色合いが特徴的です。空間を明るくすっきりと見せてくれるため、開放感を重視したい場合や、インパクトのあるインテリアを置きたい場合に向いています。ただし、淡い色合いゆえに壁や家具まで同系色で統一すると締まりのない空間になるため、色のバランスを考える必要があるでしょう。

オーク

オーク

オークはナラの木の総称です。オークに分類される木だけでも、数百種類以上あると言われており、バリエーションの豊かさをうかがえます。ナチュラルなカラーが特徴的で、どんなお部屋の雰囲気にもマッチする汎用性の高さが大きなメリットです。様々な家具の材質やカラーとも相性が良いため、統一感のある空間を創り上げることもできます。

チェリー

チェリー

北米の広葉樹「ブラックチェリー」が一般的にチェリー材として使われています。他の木目柄と比べて、くっきりとした木目と赤みがかった色が特徴的です。上品で高級感がありながら、同時に温かみを感じる風合いのため、人気が高く家具などにも多く使用されています。汎用性が高く、部屋の雰囲気を統一させやすいところも魅力です。

ウォールナット

ウォールナット

日本ではクルミの木のことで、「チーク」「マホガニー」と並んで世界三大銘木の一つです。ウォールナットは深みのあるダークブラウンが特徴的で、くっきりと浮き上がる木目が自然の風合いを強く感じさせます。落ち着いた雰囲気や高級感を演出してくれるため、お部屋全体を暗めのカラーやヴィンテージ系でまとめたいときにおすすめの木目柄です。

木目選びを失敗しないためのコツ

木目やカラー選びに失敗すると、部屋が暗い印象になったり圧迫感が生まれたりします。取り返しのつかない失敗をしないために、木目選びの4つのコツを紹介するので参考にしてください。

部屋のテイストと合わせる

まずは、部屋のテイストをしっかり決めてから天井に採用するカラーを選択しましょう。明るい空間にしたいのであればホワイト~ライト系、高級感を出したいのであればダークブラウンなど濃い色、開放感が欲しいのであれば壁と同系の明るいカラー、壁紙を引き立たせたいのであれば全く違う色合いの木目を選びましょう。

サンプルは大きめもので確認する

木目やカラーを選ぶときは、なるべく大きめのサンプルを手に取って確認しましょう。見本帳にあるようなサンプルは、サイズがかなり小さいです。そのため、見本帳を元に決めてしまうと、実際に施工したときに明るさや彩度が全く違って見えることがあり、失敗の原因となりかねません。サンプルはA4前後の大きさで用意してもらうことをおすすめします。

明るめの色味をチョイスする

天井は光が当たりにくいため、実際の色味よりも暗い印象を与えることがあります。そのため、明るい空間を演出したい場合は、天井に明るめの色味をチョイスしましょう。

自然光・ライトの当たり方を考慮する

自然光やライトの下など色々なシチュエーションで比較することも大切です。電気をつけない自然光主体の午前中と電気をつける夜では、同じカラーでも違った印象を受けることがあります。例えば、凹凸の多い素材は影を生み出し、実際のカラーよりも暗い印象を与えることがあるのです。

DAIKENおすすめの木目天井

DAIKENでは、色柄バリエーションが豊富な木目天井を扱っています。圧迫感や暗い印象を払拭しながら、おしゃれで個性的な空間を創り出すことが可能です。DAIKENおすすめの木目天井を5つ紹介するので、つくりたいお部屋のテイストと照らし合わせてみてください。

グラビオ羽目板V

板を張り合わせて天井を形成する羽目板。美しく立体感のある木目とカラーバリエーションは、全部で12種類です。お部屋の雰囲気にあったものをお選びいただくことで、空間をよりおしゃれに演出することができます。また、壁材としてもご使用いただけるため、開放感のあるお部屋づくりにもおすすめです。

グラビオ羽目板R

グラビオ羽目板R

グラビオ羽目板Vとの違いは、目地にあります。R形状の目地は角を丸く処理しているため、つなぎ目が滑らかに見え、柔らかい印象を与えます。温かな木目を自然に取り入れたい場合におすすめの建材です。

グラビオ羽目板V 古木柄

グラビオ羽目板Vの古木柄バージョンの製品です。かすれたようなスモーキーな風合いがレトロモダンな雰囲気を醸し出してくれます。ホワイト系からダークブラウン系までカラーバリエーションは全6色。異なるカラーを組み合わせることもできるため、個性的な空間づくりも可能です。

ハピアウォール 羽目板タイプⅡ

木目調の壁材兼天井材です。シート化粧が施された建材を張り合わせることで、木目調のクロスを貼る以上に木材の質感を際立たせます。7色のカラーバリエーションから、お部屋の雰囲気や壁材に合わせて選択可能。落ち着いた木目とカラーによって、和・洋問わず温かみのある空間を創り出し、日常に自然の息吹を与えてくれます。

DAIKENの木目天井で空間に自然の風合いと個性を

木目天井を採用することで、自然の風合いを取り入れながら実現したい部屋のテイストをより引き立たせ、個性的に演出することができます。導入時は色柄の選択によって、暗さや圧迫感をもたらすことがあるため、コツをしっかりと押さえることが大切です。

DAIKENの天井材は、自然由来の木目が癒しと個性を持った空間を創り出してくれます。色柄バリエーションも豊富なため、どのようなお部屋のテイストにも合わせることが可能です。木目天井の導入をお考えの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

※ここに掲載されている情報は2023年10月26日時点のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。