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おばあちゃんとの新しい暮らし 2018.03.15 テーマ:リフォーム 「おばあちゃんとの新しい暮らし」第2回 みんなのための階段リフォームを!

おばあちゃんがお家に来て数ヶ月。自分の居場所も出来て、ようやく落ち着いてきたところ、しかし思わぬところで、事件は起こったのだ…。

CHAPTER:02 みんなのための階段リフォームを!

おばあちゃんと階段

トントントン…。夕食の準備をする音と匂いがリビングを満たすころ、娘が学校から家に帰ってくる。

「お母さんただいま。あ~おなかすいたー!」
ちょうど1品目のおかずができるころに、タイミングよく帰宅する。娘はひょいっと出来たてのきんぴらを頬張って、2階の部屋へと上がっていく。

「おばあちゃん、私のお部屋来てねえ。裁縫のつづき、ねえ手伝ってお願い!」
最近娘は、おばあちゃんに家庭科の宿題を手伝ってもらっているよう。
私としては、孫と楽しそうに過ごしているのは嬉しいし、微笑ましい光景である。
しかし、家庭科の宿題は、娘自身にやらせてほしい……ちょっと複雑な心境なのだ。

階段で思わぬ…

それは突然のできごとだった。夕食が済んで、夫と私はリビングでテレビを見ていた。
娘とおばあちゃんは裁縫をしながら過ごしているはずの時間だ。

ドンッッッという鈍い大きな音が家に響き、
「ヒィイイイイ」というおばあちゃんの声が重なった。
「なんだ、今の音は?母さんか!?」
私と夫は、その声のもとに急いだ。

階段までいくと、ポーチにしりもちをつき、腰をさすっているおばあちゃんがいた。
「いた…いたたた」
「母さん、大丈夫!?どうしたの?」「お義母さん、大丈夫ですか??」
思わず夫と私の声が重なった。
「ちょっとね、2,3段踏み外しちゃったの。歳かしら。いたたた…大丈夫ですよ。」
おばあちゃんは、腰をさすりながら少し痛そうな笑顔で答えてくれた。
「ちょっと滑ったって……よし、念のため病院行こう」
夫がおばあちゃんを病院へ連れて行った。

“みんな”のためのリフォーム作戦!

しばらくして、夫とおばあちゃんが一緒に帰ってきた。

「とりあえず、腰の打撲だって。骨とかは異常なかったみたいで本当によかった。最後の数段を滑ったみたいだけど、しっかり手で支えていたみたい」
「本当によかった」と、おばあちゃんの様子を見て一安心だ。

おばあちゃんが自室に戻ってから、夫からおばあちゃんの容態を聞いた。
おばあちゃんの話によると、廊下にある階段の電気スイッチが見つからず、暗闇のまま、階段をそのまま降りていた。でも、最後の数段というところで踏み外してしまったらしい。

「ほら、うちって途中までしか手すりがないから、そのまま滑っちゃったみたい。」
そういえば、今まで意識してなかったけど……。我が家の階段は折り返しのところまでしか手すりがない。そのあとは、両側が壁になっているから手すりがないのだ。

「そうだな、母さんのことを考えると、最後まで手すりは必要だな、俺たちも夜危なかったぐらいだしな……」
「本当にそうね。今回は、一大事にならなくてよかったけど。これからを考えると、手すりは必要よね。おばあちゃん、一階で生活されているけれど、娘のこともあるから二階に行くこともあるもの。あと、電気どうする?」
「電気のスイッチな。俺も正直夜中トイレに行くときとか廊下で暗くてつまずいたことあるんだよな(笑)。これもいい機会だ!自動点灯するライトに変えるか。」
この家が“おばあちゃんにとっても、みんなにとっても”快適な家になるようにしたい!

もっともっと安心できる場所に

夫と相談して、階段に手すりと自動点灯のライトをつけることになった。
早速、畳の時に、お世話になった工務店に相談にのってもらうことにした。

「おお~これいいな。手すりに自動ライトがついているのがあるみたい。別々に工事しなくていいのが助かるね。」
持ってきてもらったカタログみて、夫が言う。たしかに、それなら手すりと電気と一気に解決だ。
ややせっかちな夫は、そのままおばあちゃんのところへ。こらこら、私の同意はどうなのよ。

「今の手すりって、ライトがついているんだって。これならいちいちライトをつけなくていいし、一石二鳥だろ。俺も暗い廊下でつまづいたことあるから。俺のためにもつけるよ(笑)。」
「でも、電気代とか申し訳ないわ。」
「大丈夫、これならLED対応だから寿命も長いし、電気代も安いよ。母さんは、気にしすぎだよ(笑)。」
「そうなの、それなら、お言葉に甘えようかしら。ありがとうね。助かるね。」

そのまま工務店さんに見積を依頼、リフォームの日程もきまった。それから数日後、階段の工事も無事が終わった。
手すりがつながり、ライトもついて、二重の安心が我が家にやってきた。しかも、廊下の明るさに合わせてライトの強さも調節できるみたい。これは正直、電気代も助かるわ。

おばあちゃんがしっかり手すりを握って、2階へ上がっていく。
おばあちゃんの居場所が広がったように感じた。もっともっと安心できる場所がもっと増えたらいいな。