建築用語集

ステンドグラス

ステンドグラスは、複数の色ガラスを組み合わせることで芸術的なデザインを創出したガラス(色ガラス)です。主に教会などの宗教施設や歴史的な建物で活用・保存されています。

ステンドグラスは、エ字形の断面を持つ鉛のリムを用いて着色ガラスの小片を結合し、絵や模様を表現したものです。使用される色ガラスは金属酸化物を混入することで作られています。

近年では、建築用途以外に観賞用のインテリアアイテムとしても楽しまれています。ステンドグラスの歴史は古く、中世フランク王国のカール大帝の支配下にあったロルシュ修道院にて最古のステンドグラスが見つかっています。ロルシュ修道院は764年に創建されたもので、ステンドグラス自体は9世紀に作られたものだと推定されています。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。