スロープ
スロープとは段差のない傾斜面の通路を指します。
階段の段差があると利用できない足腰の弱っている高齢者や車椅子・自転車をはじめ、誰もが転倒することなく安全に昇降できる通路を意味します。
勾配は建築基準法で1/8以下、バリアフリー法で1/12以下という基準ですが、車椅子を自走する場合は1/15以下の緩勾配が望ましく、距離が長くなる場合は折り返しや踊り場(平坦)を設けることが望ましいとされています。
ただし、歩くときにスピードをコントロールできず、段々早くなり前に突進するような歩き方になるパーキンソン病患者や、膝関節に負担がかけられないリウマチ患者にとって、スロープよりも緩勾配で手すりがある階段の方が安全なケースもあります。
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<監修>
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斎藤 進一
- 有資格
- 一級建築士・福祉住環境コーディネーター