住まいの防災度チェック
地震に備えた住まいづくり
過去の震災を経験することで、私たちの住まいに対する意識に大きな変化が起こっています(下記参照)。
コスト面を除くと、「見た目でわかる住宅の性能よりも、耐震性能や耐久性、立地など、いつ起きるかわからないつぎの地震へのそなえの方が重要である」と価値観の大きな転換がおこっていることがわかります。
東日本大震災による住宅取得意識の変化(抜粋)
この調査では、住宅取得時の条件として特に重視するものについて、東日本大震災前に重視していたものと、震災後に重視しているものをそれぞれたずねました。
※住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査」(平成23年8月)より
自分でできる、住まいの安全確認!
住まいの耐震性・安全性は自分でチェックできます。
あなたの住まいの防災度を確認してみましょう。
① 家の構造から防災度チェック
平成12年度(2000年)以前の建物である。
最近、シロアリを見かけた。
基礎にひび割れがある。
ドアが勝手に開閉する。
外壁に黒ずみ、ひびがある。
建物の1階に窓や出入り口が多い。
家のまわりに地盤の段差がある。
専門業者に点検してもらったことがない。

②家の内から防災度チェック
リビングや寝室に落ちやすいものや倒れやすい家具がある。
ストーブに燃えやすいものが落ちてくる危険性がある。
背の高い家具など倒れやすいものを固定していない。
キッチンなどの火元の周りに燃えやすいものが置いてある。
玄関や廊下など避難通路となる場所に可燃物を置いている。
コンセントが家具に隠れていたり、タコ足配線が多い。
2階以上にピアノや重い家具などの重量物を置いている。
室内に、法律で義務づけられている火災報知器が設置されていない。

心配なときは、専門家の「耐震診断」を
耐震診断士は以下のような調査によって、地震に対する強度を調べます。
木造住宅の耐震診断士の資格について
建築士の資格(1級、2級)が必要です。資格の取得条件は、講習会の受講や試験、あるいは実務経験や名簿への登録など、自治体によって異なります。



診断結果が1.0に満たない家は対策が必要といわれています。
地震対策お役立ち製品
関連コンテンツ
- 関連記事コンテンツ
- 地震への備え・対策・大切な行動10選-家具の転倒防止策や必要なグッズを解説
- 地震に強い家の特徴とは?構造や形など様々な観点から解説
- 耐震基準とは?旧耐震から新耐震への改正や確認方法など網羅的に解説
- 耐震補強工事はどのような方法がある?目安や補助金は?
- 住みながら耐力壁(耐震壁)が作れる”耐震リフォーム”! 天井や床を壊すことなく耐震壁を設置
- 耐震・防火は壁材から。”ダイライト”が地震大国日本の家族の安心を支える
- 自宅の耐震対策は大丈夫? 在宅避難も考慮に入れた耐震補強リフォーム
- 複合施設とは? 公共施設における複合化のメリットや防災拠点・フェーズフリーとしての施設設計
- 避難場所と避難所の違いとは? 公共施設にも地域住民が安心して過ごせる耐震性能を
- BCP(事業継続計画)が2024年から高齢者施設で義務化 その内容とやるべきこと
- 防災対策には事前の準備が重要! 子どもを守るための心構えと施設の耐震化
- 地震被害を最小限にするためのヒヤリハット事例と対策! 災害に強い宿泊施設へ
- 採用者に聞く 耐震性が求められる教育施設に、省施工・短工期の『ダイケンハイブリッド天井』
- 海と緑を感じさせる「スカイロビー」に長く美しさを保てる木目突板ダイライトを
- 地震から子どもを守る! 学校における天井の耐震対策